4:30分頃,表に飛び出すと,非常に濃いガスだった。
自分の手の先くらいは,見えたけど。
全国高校野球大会、北海道の2校は、初戦敗退した。
同じ紙面に、夏のインターハイ、北海道勢活躍・・・・という
小さな記事が添えられている。
昨日は何とも、目まぐるしい一日だった。
そんな中、J・Colombo A・Murenaの「Passion」を書き始めた。
La minとかReとかコードネームがふってあり、その和音がすべて
書き込まれた楽譜(非常に親切で、当然なのだけど・・・)
簡略化された、アコーディオンの楽譜に慣れていると、
非常に読み辛いものがあるので、簡略化の方で、書き直した。
フロッシーニ先生の「オリーブ・ブロッサム」という楽曲があり、
「Passion」とそっくりさん・・・・。
私は「オリーブ・ブロッサム」を先に弾いていた。
後に、「Passion」に出会って、ビックリ仰天した、思い出がある。
まぁ、日本で流行っている、歌の中にも、イタリア歌曲のパクリや
オペラのパクリじゃないか?・・と疑われるような楽曲もあるようなので
難しいけど・・・・・・。
仏蘭西のマイナーミュゼット(ワルツ)には、
日本人の心にす~~っと入って来る
要素が多分に盛り込まれている。
私達を夢中にさせる何かが?
曲の「形態」はどれもこれも、代わり映えがしないのだけれど・・・・。
空は秋だった。
日中の気温は、ニセコでも
30℃を越えたりしたけど、
空は秋だった。
斑鳩(イカル)が家の側まで来て、
最後の「キーコーキィー」を響かせてくれた。
私達がそう呼ぶ、「ニセコ・野鳥・サンクチュアリ」は
最大手の土建屋さんが、建築の請負契約をし、8月30日から
工事が始まるという噂が流れた。
沢の水温が1℃上がれば・・・・・と心配する人は
それほど多くはない、現実、
私達も、歩いて現場に通える、条件の中、「飯場」の依頼が来れば
喜んで?「飯場」の仕事をしなければ、食べて行けないという現実、
淡路島で行った建築落成式の会場で、設計者が自ら、複雑な館内の
間取りに、迷ってしまったと言う、素晴らしい空間処理をされる
著名な設計事務所が設計管理をされて、工事は始まる。
住民説明会は行ったという既成事実。
様々な、思惑、現実が交差して、ニセコの小さな森の中に
とてつもない構造物が作られようとしている。
10年後・20年後のことは、誰も判らない。
後継者のいない、耕作地が、このまま畑でいられるとうことも
難しい現実。そうして、オタマジャクシもイワナもザリガニもカジカも
一匹残らず死に絶えて、手を切る程の冷たいセセラギは
いつの間にか、どぶ川に変身する。
そう、いつもそうだった。
尽(ことごと)くそうだった。
森の奥の奥のジャングルで、密かに静かに暮らしていた人々に
貨幣価値という概念を持ち込み、人々の暮らしを崩壊させていった
という、お話はごまんとある。
もう惑わされない。