きりりとした?曇り空の朝をむかえた。
昨夜は,知人から送ってもらった、上田正樹と有山じゅんじ
「道頓堀くいだおれ・ぼちぼちいこか」を見た。
全編、有山じゅんじのギター1本でまかなわれる、LIVEだった。
「俺ら、ステージに立ったら、あの頃と、な~~~んも変わってへん!」
「売れようが、売れよまいが?そんなん関係あらへん!!」
「道頓堀のここが出発点やった」
「そやろ!!そやろ!!」を連発して、上田正樹は歌っていた。
変わった所と言えば、ちょっと小太りになったくらい?
有山じゅんじのギターは、余計な物が全部削ぎ落とされ、
非常にシンプル且つダイナミックな素晴らしい演奏だった。
「なぁ!!みんな!!・・最後は友達やで!!」
大阪では、東京で売れて「魂を売った男」と陰口を叩かれた男が
「やっぱり・ここや・・・そやろ!・・そやろ!」と歌った。
観客は、全て,全て,私と同年代ぐらいの?おっさん・おばはん・やった。
決してお行儀は良くないかも知れないけれど、関西人にしか通用しない
空気があったし,皆・それを共有したかったんだ・・・・・。
こんなん・東京でやったって・「あかん」相手にされへんかも知れへん!!
あんなん聞いてたら、自分も歌いたくなる。
一気に大黒町のYAMAHA時代に、タイムスリップする。
百歳以上のお年寄りの詳細が不明な・・・・と報道されている。
なんともコメントしようのない、殺伐とした景色が広がりつつある
この国にあって、何処から,何を,再構築して行けるのか、
暗澹たる気持ちに凹む。