「春に三日の晴れ間なし」のことわざがあるように、春の空は気まぐれです。
春分の日、京都は20度越えのポカポカ陽気でした。ところが2~3日前には一転して
真冬並みの寒さに逆戻り、今朝(25日)の北野天満宮本殿の檜皮葺は霜で白く光って
いました。
さて、今回は弥生三月最終号、三月と言えば別れ巣立ちの季節です。先週に続き今週
もトップを飾る写真は小学校の卒業式の一コマです。
地元の小学校、西陣地域の学校ということもあってなのか、卒業生27人中
男子5人が和服正装だったのには驚きました。
20年ほど前、”ツッパリ生徒”に有終の美を飾らせようと、卒業式前夜遅くまで
頭髪・服装指導にエネルギーをそそいだころを思い出し、隔世の感で眺めて
いました。また、卒業式の最後は参列者全員で「蛍の光」斉唱と思いこんで
いた私、京都市内の小学校では10年ももっと前から歌われてないと知って、
更に驚きでした。
さて、前書きが長くなりましたが本題の「今週の花」に入ります。
まずは”桃の花”です。梅・桃・桜の順に開花する春の花木の代表たち、桃が
ようやく開花したとの情報をえて御所の桃林に出かけました。
桃・梅・桜の一重咲き(花弁5枚)の花の違いを検索すると、花弁の先端が
とがっているのが桃、割れているのが桜、丸いのが梅とありましたが。
八重咲きの花では区別無理でした。
咲いている様子が「桜は枝からこぼれるように咲き」、「梅と桃は枝にくっついて
咲く」の方が手掛かりになるのでは?
最後は桜についてです。
サクラは日本原産です。サクラと言えば「ソメイヨシノ」をさすように目につく
桜の80%がこの種類です。3月21日に鹿児島をスタートした桜前線、京都
到着?は26日の予定とか。
北野界隈に住む私にいち早く開花を予報してくれる「影の標準木」が、平野神社
の魁桜と御所の近衛邸跡の糸桜です。ともに一重咲き枝垂れ桜の種類です。
両場所のソメイヨシノサクラはつぼみ膨らむといった様子で開花予報どおり
26日ごろでしょう。
ただ、私の散歩コースにはすでに二か所(北野歌舞練場庭・府立盲学校)
で開花していますので、探し歩けばもっとほかにも咲いている木が.
今回は平野神社で魁桜のほかに咲く桜を紹介して終わりにします。
まず「河津桜」です。今年は花つきが悪く寂しい姿です。
陽光桜です。今が見ごろです。
最後に3種の桜、寒緋桜と寒桜(十月桜)と山桜です。