春になると、花といえば桜ばかりに人の目が集中しがちです。しかしこの時季はほかに
も春を告げる花木が色々とあって、今春のように桜の開花が遅れても、日課の散歩
(ウオーキング)途中に出会えて、一息ついて楽しめ疲れもとれます。
私の散歩コースで出会う赤・白・黄色の花をひとつずつ紹介してみましょう。
赤色の花木は「ぼけ」(木瓜)です。あまり好まれない名ですが花はすごく綺麗です。
そして咲きはじめてから長く咲き続けてくれて、楽しませてくれます。バラ科の植物でトゲが
あって、そのトゲを生かして生垣に、また生け花として活用されています。
白色は「木蓮」です。日本では春を告げる花として庭木として親しまれています。
蕾がきりっと立ちそろって青空に向かっている様はすがすがしく勇気づけられます。
クリーム色がかった花弁の寿命は短く、風雨にさらされればあっさりと大きな花を落
とすいさぎよさから、桜とともに日本人好みの花です。晴れの日が少ない春に身近い期間
咲くので、良いタイミングで写真を撮るのに苦労します。
黄色は「サンシュウ」です。3月上旬から一カ月余り咲き続けます。5mmほどの黄色い
小花を一杯に咲かせ、満開の花が黄金色に輝くように咲く姿から「ハルコガネ」の別名
があります。春を告げる花として生け花に、また庭木公園樹として親しまれています。