今日から7月、1年の折り返し点です。京都では祇園祭りが始まる日でもあります。
「歳をとると一年が早く過ぎる」とよく言われますが、80目前の私は75歳を超えて
からは特に強く感じています。加えて季節の変化も一年を速めているようです。
しのぎやすい春・秋が冬・夏に食い込まれ、四季がはっきりしているはずの日本が
二季化へ変化している印象が強いことも原因です。
私たちはずっと季節の移り変わりを花で感じてきました。だから季節の花の開花にも
変化がみられるのではないか気になっていましたが、自然はもっと長いスパーンで動
いているようです。
さて、この時期にお目見えする草花の代表の一つ「ハンゲショウ」があります。
ハンゲショウはドクダミ科の多年草。名前の由来は、”夏至から数えて11日目にあたる
「半夏生」の頃に花を咲かせるためとも、葉の半分・片面が白くなり「半化粧」と呼ばれる
ためともいわれる”(抜粋)。花は白くて紐状、地味で目立たない花です。寺院の庭園に
よく植栽されてますが私の散歩コースの道端ではお目にかかれません。
この時期に咲き始める草花に「ツユクサ」と「オシロイハナ」がありますが、早朝散歩時
には花を閉じています。
ツユクサは月草・ほたる草とも言われ、私の子供の頃は道端どこにでも生えていました。
今は野原も少なく、お目にかかりにくくなっている草花です。
開花は夜が明けてから、午後は閉じているからなお目に留まらないのかの。
西行法師が「移りゆく 色をば知らず 言の葉の 名さえあだなる 露草の花」と
詠んでいますし、古くは同種の露草の花をすり染めに使用されたことでも有名。
次にオシロイクサですが、夕化粧とも言われ花の形はロウト状で筒が長いのが特徴。
「夕化粧」の名の通り夕方から咲き夜明け前に閉じるためと、繁殖力が強くところ
選ばず育つため雑草扱いに除去されるため少なくなったのは残念です。
この時期に咲く草花で見過ごしてはならないのが「ネジバナ」です。
日当たりのよい草地や芝生に生える多年草、日本で自生するラン科で、長さ
約5㎜の花をらせん状につけます。
芝生を大切に管理されているところで探せばきっと見つけることができます。
ちなみに私の散歩コースでは洛星中・高ので。昨日行った二条城の庭園にも。
最後になりましたが今週の花、「蓮」です。
蓮一つの花の寿命は4日間、植物園のあじさい園の池に咲く蓮の花の中
から開花状況の違いを探して写して並べて見ました。
いずれもう一度蓮の花を狙って写真撮ろうと思っていますので紹介する予定です。
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