私たち夫婦は同じ80歳、京都市の中学校体育教師を同時スタート、いろんな学校や
市教委内の職務を経験して、そろって20年前に中学校校長を最後に定年退職しました。
退職後も中学校退職校長会(清交会)の会員でいろんな行事に参加し、よく似た知人友人を
共有して今日にいたっています。
と言っても「お神酒徳利夫婦」には程遠く、取り柄は体育教師の名を汚さずともに健康で暮して
いることぐらいですが。
今回、どうして私たち夫婦のことから書き始めたかと言いますと、先日阿川佐和子さんが63歳で
結婚された、その報告のコメントを読んで納得と自信が持てたからです。
そのコメントとは「足腰が丈夫なうちは好きなことを楽しみ、くだらないことに笑い合って、
時々言い争いつつ、穏やかな老後を過ごしていければ幸い」と。
私たち夫婦のことを言葉で表すとこのような生活に思えるのです。だから老い先短いはずなの
にこれでよいのかと、女房ははたして満足しているのだろうかと今までは少々不安になっていました。
勿論、阿川さんとは比べ物にならない平々凡々な高齢者夫婦ですが、私たちはこれでいいのだと。
さて、年に一度の退職校長会(清交会)総会・懇親会が先日ありましたのでその報告を。
出席者約70名(会員総数約400名)でしたが80歳の私は年齢順では10番目、もう長老
の域にあるのには驚きです。私より年下の方がほとんどのため、敬意を表して酒を注ぎ
挨拶に来られる方も多かったのですが名前がわかりません。サラリーマン川柳の
「久しぶり 聞くに聞けない 君の名は」です。ボケが進行しているのではと心配。
今年も市長・教育長がお見えになり会に花を添えてくださいました。
懐かしい人にも出会いました。その中でも下の二人は特に。
指導主事になった年の新規採用教員だったお二人です。右側は教育委員会の部長職、
左側は校長会長を最後に退職と。(年齢は私が10歳ほど上)
昔は指導した立場の私ですが、とっくに追い越されて立派に、俗にいう偉くなった二人です。
この他にも「西 先生には若いころお世話になりました、指導を受けました」と言って
くださる方が何人もあり、お世辞半分とわかっていて、面はゆい気持ちでしたがいい
気分でアルコールをいただきました。
長々と書いてきましたがここらでいつものように今週であった花たち。
平野神社に咲いているジャーマンアイリス達です。アヤメ科の仲間ですがカラフルで
花全体が大きく花弁のフリルも派手さがあります。乾燥に強いので育てやすく庭を
彩る花として重宝されています。
最後に、唱歌「夏はきぬ」の一節「うの花の匂う垣根に」にあるようにこの時期の花で
書かせることできない「うの花」、別名「ウツギ(空木)」についてです。
昔は生垣としてどこにでもあったらしいのですが今はウツギの生垣があるお家は少なく、
私の散歩コースには見当たりません。ですので植物園へ探しに行ってきました。
正式な名称はシロバナヤエウツギです。下の写真はバイカウツギです。
この時期、青葉に映える白色の花を探してみました。
バイカモ・カラー・
オオバオヤマレンゲ・カルミア・バラ