昨日(9月8日)は二十四節季の一つ「白露」、古くから「野の草に宿る露に秋を感じる頃」
と言われています。
思い返せば、わずか一か月前は猛暑日が12日間も連続し、天候に体調が左右されやすい
高齢者を苦しめていたのがウソのようで、いつの間にか涼しい秋風が吹き始めています。
早朝ウオーキング中、朝露ではないが雨露を載せて光っている草葉を探してみました。
早朝の柔らかな光線が当たると、角度によって白く光って見えるるのですが、カメラ技術
の未熟さのため見た感じには写せませんでした。
でも夜明けはじかから歩き始める老人にとっての楽しみのは、ほかにも秋の七草が咲き
始めるのを見つけたり、木々の葉の紅葉が始まっているのに気づくことです。
竜安寺ではススキの穂が出始めていましたし、等持院とその東隣の真如寺では
少しですが「モミジ」が色づきだしていました。
下の写真は等持院山門近くのモミジです。
次の2枚は真如寺で写したものです。
さて、締めくくりは今週の花です。
先週末、地方紙のコラムに梨木神社の萩が開花始めたと報じていましたので
雨間を縫って出かけました。
ハギは草冠に秋とかくように秋を代表する花です。ものの本によると万葉集に一番
多く詠まれている花は春の梅と秋の萩だそうです。
花の一つ一つは小さく、白色・薄桃色の花色と言い、控えめ・奥ゆかしさが感じら
れます。
秋に咲く花はほかにも野菊・リンドウ・オミナエシ・撫子・フジバカマ等多くありますが、
共通するのは地味な花姿と色あいです。
京都の萩の名所梨木神社、まだ咲き始めたところで、私が期待していた風に揺れる花枝、
散り花びらに敷き詰められた様子には出会えませんでした。