FBのお友達が2月末に鶯の初音を、すぐ後に別人が姿を映した写真を投稿していました。
このように私たち日本人は、鳥や虫・草木や花に初めて出会うことから春の訪れを知る感性
があるようです。欧米人が季節の盛りを好み愛するのに対し日本人は「さきぶれ」に敏感だ
といわれています。四季の移り変わりが際立っているからでしょうか。
私もFB友に見習って先週は春の訪れを探してみましたのでそのいくつかを紹介します。
まずは「蕗のとう」です。雪国では雪解けの土の間に顔のぞかせる「春の使者」、一番早く出て
くる山菜、独特の香りとほろ苦さから春の息吹を感じるのは年齢のせいでしょうか。北野天満宮
の大鳥居の西側のこじんまりした松林に百株ほど自生しています。
次に、春の野草花と言えばスミレ・タンポポです。私の早朝ウオークのコースには北野の梅園、
平野の桜林、立命大のキャンパスの広場等と、野草が育つ環境に恵まれています。
まずタンポポの花を探してみましたが3月初旬に開花してるのは見つけることできません。
ようやく2月末白梅町付近の低木街路樹の根元に咲いてる黄色と白色の花を見つけました。
タンポポは春たけなわとなれば探す苦労もいらないほどあちらこちらで咲いてるのですが、自生の
スミレはなかなかお目にかかれません。私の探し当てた秘密の場所の紫色のスミレを紹介します。
次に花木ですが、春咲く花木は多いのですが、今回は生垣に咲く木瓜を紹介します。
園芸品種として鉢植えが早春の店頭でよく見かけますが垣根のボケの花は珍しく、鮮やかな
赤色の花を枝いっぱいに咲かせているのは一見に値します。
春告げ花としてはほかにも「こぶし」「サンシュウ」等がありますがまだ少し早くつぼみが膨らんだ
状態です。桃の節句の時期ですが「桃」はつぼみも小さく固いので写しませんでした。
最後に梅の花、今回は青空を背景に枝を伸ばす白・薄桃・紅の3色の花を紹介します。北野
天満宮では早咲きの梅が「見頃」です。香りも漂い馥郁な雰囲気を味わえます。