竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

東京散歩 15 日本民芸館から駒場野公園

2016-02-18 12:13:28 | 歴史と人類学

2月11日木曜日、東京散歩に出かけました。
今回は主に駒場方面です。
京王井之頭線の神泉駅をスタートして、渋谷の文化村のわきを通って、松涛美術館に行きました。
ここでの絵画鑑賞を楽しみにしていたのでっす。でも展示替えのため休館、残念。

そこから駒場公園に行くはずでした。毎度のこと、道を間違えて、日本民芸館に出てしまいました。

駒場公園は急前田侯爵邸の跡地にできた公園で、旧邸宅のほか日本近代文学館もあるところ、
でも通り過ぎてしまったので今回は諦めて日本民芸館に入りました。


宋の陶磁器

木喰仏

ここは民芸運動の中心です。
民芸協会のホームページから引用します。

民藝運動は、1926(大正15)年に柳宗悦・河井寛次郎・浜田庄司らによって提唱された生活文化 運動です。当時の工芸界は華美な装飾を施した観賞用の作品が主流でした。そんな中、柳たちは、名も 無き職人の手から生み出された日常の生活道具を「民藝(民衆的工芸)」と名付け、美術品に負けない 美しさがあると唱え、美は生活の中にあると語りました。そして、各地の風土から生まれ、生活に根ざ した民藝には、用に則した「健全な美」が宿っていると、新しい「美の見方」や「美の価値観」を提示 したのです。工業化が進み、大量生産の製品が少しずつ生活に浸透してきた時代の流れも関係していま す。失われて行く日本各地の「手仕事」の文化を案じ、近代化=西洋化といった安易な流れに警鐘を鳴 らしました。物質的な豊かさだけでなく、より良い生活とは何かを民藝運動を通して追求したのです。

http://www.nihon-mingeikyoukai.jp/about/souetsu/

現在柳宗悦の著「美の法門」に基づく展覧会をやっており、
朝鮮や中国の焼き物、各地の織物、木喰仏その他の展示がなされています。
もう一度ゆっくり見に来たいと思っています。

そのあと駒場東大前の駅のそばでで昼食をとり、駒場野公園に行きました。


ここは明治期に駒場農学校があったところで、今でも田圃が残され、筑波大付属駒場中、高等学校が管理しているそうです。
様々な木も植えられて自然観察園になっています。


今回は眼目の一つ駒場公園には行かず仕舞いでした。
でも心残りがあるほうが次の楽しみにつながります。
最近親鸞に関心を持ってきましたので、(といっても五木寛之の「親鸞」を読んでいる程度ですが)柳宗悦の宗教思想も知りたくなってきました。

16日から掛川に来ています。16日の富士山は見事でした。


いつものように富士川サービスエリアから撮った写真です。





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