竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

バリ島旅日記 その2、グヌン・ムルタ・バンガロー

2012-07-04 07:35:00 | 旅行
6月24日夕方、無事ングライ空港に着きました。
ヴィザ取得には25ドルかかります。ドルでも円でも払えますが、
マレーシアのリンギットがあったのでそれで払いました。
空港を出ると右側にタクシーステーションがあります。
そこでチケットを買って運転手に渡します。
運転手がたむろしていて、そのうちの一人が案内して車のところに行きました。
車はシボレーの小型車、でも町に圧倒的に多いのは日本車、特にトヨタとスズキです。
 
車は結構渋滞し、その隙間をオートバイが走りまわり、タクシーは警笛を鳴らしながらスピードを上げてすり抜けていきます。これでよく事故が起きないものだと思っていたら、突然ガタン!と大きな音がしました。車が何かに乗り上げたかと思ったら、後部を他の車とぶつけたようです。
 
運転手は外に出て、相手の小型トラックの運転手と話しながら、車のトランクをあけて紐を引っ張り出して、バンパーか何か縛っている感じです。私は車内にいたからよく分からなかったけど、2、30後にはスタートが出来ました。
 
宿に着いたとき車の後部を見たら、バンパーがひどく痛んでいました。
 
宿は石造りの家で、受付の青年は少し日本語を話します。
受付をしているとそばのテーブルに腰かけていた男性から声をかけられました。
同年輩の日本人男性です。
上海でリゾート施設の設計をやっていて、ウブドの施設を見に来ている、間も無くアメリカにいる奥さんの元へ帰るということでした。

 
まず部屋に荷物を置きに行きました。
部屋は石造りの二階建て、1階に2室2階に2室あって堂々たる建物です。
1階の部屋が私の部屋で、中に大きなダブルベッドが置かれ、トイレもバスもあります。外にはバルコニーがあって、森に面しています。
 
右が私の部屋。

 

バンガローと言うともっと簡単な建物を想像しますが、
コテージ形式なのでしょう。


なかなか気持ちのよさそうな部屋です。
 
さっきの男性の話では今夜ここに泊まっている別な人が踊りを見に行くと言っていたそうで、
それなら私も行ってみたいと言うと、青年は何箇所かで踊りをやっている、
どれがいいですかと訊ねます。彼が言う演目のなかに、ケチャダンスがあったので、
それがいいと言うと、オートバイで送ってあげると言いました。
 
宿の中庭

ウブドに着いたばかりで土地勘もないし、暗くなって来たので、送ってもらうことにしました。
踊りは7時からなので6時半出発です。
あまり時間が無いので宿で食事を摂りました。
注文したのは野菜サラダのガドガドと鶏の串焼サテ・アヤムです。
出てきたのは野菜炒めと鶏スープのソト・アヤムです。
サテ・アヤムとソト・アヤムの聞き違いですね。
 
オートバイの後ろに乗ったことが無かったのでオッカナビックリです。
帰りは一人で帰るつもりなので目印になる建物に注意していました。
 
演じられる場所はパダン・ドゥガル集会所、ケチャダンスが週3回演じられています。
中に入ろうとしたら受付が青年の分と二人分払えと言います。
え?と思いましたがすぐ納得しました。
彼はすぐ帰りましたから自分の分はキャッシュバックされるのです。
うまいやりかたです。

ケチャダンスは一種の男声合唱による踊りで、
図書館で借りて聞いたバリのガムラン音楽のCDのなかに入っていました。
手拍子と掛け声と歌の組み合わせで独特の音楽を作っています。



 
初めは歌ばかりでしたが、二人の女性(一人は男役?)が出てきて舞い、怪物も出てきました。その間ずっと合唱が続きます。途中から女声合唱も加わりました。

 


最後に広場の中央に大きな火が焚かれ、作り物の馬にまたがった一人の男がそれを素足で蹴飛ばして広げ、その上を歩き回ります。山伏の修行みたいですね。これはトランス状態でやることになっているようです。
 


1時間ほどで演技は終わり、宿まで歩いて帰りました。
20分ぐらい歩いたかな。途中タクシーに乗らないかと声をかけられましたが、
断って歩きました。回りの店を見るのも旅の楽しみです。


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