明日東京に帰るので、心残りになっていることを実行しました。
今まで数年おきに実行してきたクマガイソウの撮影です。
クマガイソウの群落は道路から外れた森の中にあります。
そこへは裸足になって川を渡り、急な斜面を登っていかねばなりません。
ジョギングの途中で立ち寄りうわけには行きません。
川の水は冷たくて気持ちがよく、わたってからの登りが大変でした。
冬の間に下草刈りが入ったので、切り払われた潅木が斜面を覆っています。
数年前に登ったときも群落の場所を見つけるのに苦労しました。
今回は潅木が覆っているので、登りにくく、見通しも悪くなっています。
斜面をあちこち歩いても見つかりません。
もう諦めようとしました。でもせっかく来たのだからもう一度、と思ったら見つかりました。
20本ほどのクマガイソウが咲いています。場所は右手の水無し谷の左側。しっかり覚えておかなければ。
山の急斜面に生えていて、冬の間の下刈りの時には芽を出していなかったのでしょう。
小平の薬用植物園では2週間ほど前に数本咲いていました。
ここでは連休のころに見つけています。
今はちょっと早いですが、今年の春は暖かいんぽで、早く咲いたのでしょう。
杉の間の斜面に小さなハルリンドウ(フデリンドウ?)が咲いていました。
平らなところにはエビネランがつぼみをつけていました。
森の中に自生しているのを見る機会は少なくなっています。
こんな人の来ない場所なので、生き残っているのでしょう。
いま新緑が美しい季節です。
もう少し留まりたい気もしますが、用事が迫っているのでやむをえません。