竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

被災地の初夏その3

2012-05-27 19:25:47 | 被災地ボランティア

五百羅漢は石造ではなく岩に顔形を彫ったものです。


森の奥に並んでいて苔むしているので、うっかり見過ごしてしまいそうです。


観光化されていないのでかえって歴史を感じさせます。


程洞の金精様も森の奥にあって、あまり人が行くところではありません。
遠野物語にも出てきますが、こういう土俗的な信仰が残っているのが、
遠野の魅力の一つです。


子宝、安産、縁結び、また商売繁盛にも霊験があるとされます。
詳しくは以下のページで。
 
 
17日は大槌町での活動です。
カフェ隊は通常1時から3時まで活動するので出発は遅くなります。
この日は11時出発なので、それまでの間カフェ隊のメンバーに、
薬玉作りを教えました。
六つ目じゃなくて五つ目で編むと球体が出来るので、
ちょっと面白いのです。
 
この日は大槌町の赤浜の仮設の集会場に行ってかご作りをやりました。

12人集まって一緒に編んだ中に、陸前高田出身の女性がいました。
写真の左の女性です。
テレビで陸前高田の映像を見ると、とても行く気になれないといっていました。
岩手県ではここ大槌町と陸前高田市が役場や市役所がやられ、
街のほとんどが壊滅した場所です。
 
この人は手芸が好きで、いつもは皆さんに縫い物などを教えていて、
私より5歳年上ですがとてもしっかりした人でした。
15日の消防団長さんもそうですが、ご自身も被災しながら、
周りを元気付けている人たちがいます。
そういう人たちに会うと、社会の底力のようなものを感じます。