10日はカフェ隊の一員として大槌町に行くことになりました。
場所はある仮設住宅の集会所です。
その前に大槌川の河川敷で行われている、鮭が大きくなって帰ってくることを願う祭りに立ち寄りました。
テントが並んで鮭その他の地元の物産を売っていたり、カナダからのクリスマスプレゼントとして、ご馳走のプレートや鮭汁が振舞われていました。カナダや日本のミュージシャンのライブや鹿踊り、虎舞もあったようです。私はお昼代わりに屋台のクレープを食べました。
集会所に着いて昼前に準備完了しました。鮭帰願祭もあるので人が戻る2時から始めるつもりでしたが、昼前から人が集まり始めたので、すぐクリスマスリース作りを始めました。
これは現物もレシピも材料もエムズファクトリーから寄付されています。2時間以内で出来るので、ちょうどいいのです。岩手県沿岸部は意外にキリスト教が広がっています。皆さん何の抵抗も感じないようでした。
結局15人分では足らず、その場でテープを切って追加し、20人ほどの人が作りました。第一陣が作り終わった頃、お茶を飲む人たちもいたので、アコーディオンを出してみんなで歌を歌いました。「北国の春」とか「みかんの花咲く丘」などです。
一人のおばあさんが涙を流してリースを編んでいます。お姉さんが「みかんの花咲く丘」が大好きでよく歌っていたとのことでした。歌にはいろいろな思い出があります。辛い思い出、悲しい思い出、それを解き放ってしまいます。でもその人は最後までリースをしっかり編んでいました。
夕方になるとすっかり寒くなります。ちょっと雪もちらついてきました。