昨日は掛川から東京に向かう道で、
今朝は玉川上水をジョギングして途中で団地の9階に上って、
富士山をたっぷり見ました。
富士山っていつ見てもいい山だし、見ていると心が落ち着いてきます。
子供の頃は学校の行き帰りに見ました。
でも登ってみたい気持ちは起きませんでした。
その後登山を始めてからも登るのはもっぱら南アルプス。
一時は毎年のように荒川岳赤石岳方面に登っていました。
高山植物に魅せられたからです。
でも富士山は、高山植物はほとんどない山なので、
眺めるのは好きでも登る気にはなりませんでした。
それが登ることになったのは、ボルネオのキナバル山（４０９５ｍ）に登るのに、
高度順化するためでした。
登ってみるとお鉢巡りをすれば360度の眺望が開けるんですね。
回りに競うような山もない。雲海から突き出ている。
すっかり魅惑されてしまいました。
その翌年、つまり一昨年も登りました。
でも何度頂上を極めても、富士山を平地から眺めた美しさは格別です。
いつ見ても心がしんとするような美しさです。
月世界旅行に人が行っても、
月の美しさは微塵も変らないのと同じです。
富士山は健康な人なら誰でも登る山です。
夏の間30万人は登っているようです。
おそらく世界中でこれほど多くの人が登る山はないでしょう。
富士山が見える日には団地の9階までテクテク登ります。
７階の踊り場から富士山が見え出します。
そして９階、右に奥多摩の山々、左に丹沢山塊を従えて、
すっきり立っています。