走ることについての連続ツイート

カラスウリの実。確か中はがらんどうだったような。今朝は２０キロ走る。


ゴンズイの実。今朝は主に木の実を撮る。


走るー１　走り始めたきっかけは糖尿病の発覚から。運動療法としてまず毎日１,２時間歩き始めました。早足で。それを半年ほど続け、食事療法も続けたら、半年で１２キロ痩せました。食事療法は三食それぞれ５００キロカロリーに制限すること。体重がどんどん減っていくのを見るのは楽しみでした。

走るー２　半年後ためしに走ってみたら軽く走れるのです。間もなく歩く代わりにほぼ毎日１０キロずつ走りるようになりました。時々２０キロランも入れたので月３００キロぐらいになります。

走るー３　一年後、フルマラソンのレースに出てみました。初マラソンのタイムは３時間４７分。まだ５０前でしたし毎月３００キロはしれば普通の成績です。


１０月３１日の大井川マラソン

走るー４　子供の頃は運動神経が鈍く、木登りも苦手、徒競争はいつもビリ、運動嫌いでした。中学でバスケットをやって人並みになりましたが、歩くのが好きだった以外は運動には無関心でした。

走るー５　走るようになって雲取山に登ってみたら楽に登れるのです。以後一人で仙丈ケ岳に登り、北岳、荒川岳、赤石岳と毎年のように一人で南アルプスに登るようになりました。

走るー６　レースに出だして２年目、３時間３１分が自己最高で、その後５、６年は３時間台で走っていました。でも段々練習量が落ち、タイムも落ちていきました。一昨年一念発起、再び月３００キロを続け、フル３時間台と１００キロマラソン完走を目指して練習を始めました。

走るー７　一昨年フル３時間５１分で走り宮古島１００キロマラソンを１１時間５０分で完走しました。でも目標を達成したときから、気のゆるみが出てしまいました。フルマラソンは練習量の戦いと同時に気力、精神力の戦いです。その肝心な気力が衰えてしまいました。

走るー８　去年の大井川マラソン、今年の東京マラソンと５時間台の成績、もう走るのを止めて歩きながら野草や樹木の写真でも撮ろうかと思いました。そんなに苦しい思いをして走ることはないじゃないか。糖尿病の運動療法なら歩くだけで十分なはず。

走るー９　でも２０年近く続けてきたことを、歳をとったからと言ってやめられるか。続けられるうちは続けて本当に駄目になったらやめればいい。朝走るのは気持ちがいいし、走ることで見えるものが沢山ある。山野草、蝶、みんな走りながら見つけたもの。レースの成績は落ちてもいいじゃないか。

走るー１０　１０月３１日の大井川マラソンは４時間２２分でした。真面目に練習しているので少しタイムを戻しました。これからもこの調子で走り続けます。医者も走っているから糖尿病が悪化しないんだねと言っています。

走るー１１　この大空の下、ちっぽけな生き物としてこの地を走っています。そして何時か消えるのでしょう。生きている間は精一杯いろいろなものを感じていこう、それが生きている贅沢なんだと思う。初めての連続ツィートでした。