「ええーい、遅いわ」
「メインゾーンの補強を手抜きすぎた」(ドレン)
<原作>
「ええーい、遅いわ。メインエンジンのパワーを落としすぎた」
<使用側>
黒番用。
<使用法>
後回しにしていた着手を、相手に先に封じられてしまったときに。
<解説>
メインゾーンは「一番大きい地」の意味と思っていただきたい。
第3話より。
補給中にホワイトベース隊の思わぬ奇襲を受けたシャアの部隊。
巡洋艦ムサイの大砲の準備、反撃に想定以上に時間がかかり、焦るシャアの副官ドレンが毒づいたセリフが元ネタである。
<使用例>
黒30は手抜けるところでもあるけれど、右上からノビてきた大石の補強にもなり、右辺の攻めに専念出来るので、手堅く構えた。
黒32はやややりすぎか?
一応、左辺は白の切っ先がノビているので、価値が低いという判断ではあるのだけど。
黒52から黒の攻勢が始まったのは、私の対局では頻出の展開。
しかし得意というわけではない…。
黒78のポンヌキで白の石を切断できなかったら、左辺の白地がモノをいってきて、ラク敗しそうなでもあったし。
何はともあれ白を攻めつつ、下辺を盛り上げてまずまずの進行だったが、黒86の着点がどうだったか。
右辺と左辺の白が繋がると、左辺の地が大きくみえるというので、攻めを続行するための遮断のつもりだったが、99の上、二目のアタマはやっぱり大きい。
白97と打たれて、ここを打ち逃した後悔から出たのが、今回の冒頭のセリフである。
黒110も不要に思える。
それならば左辺にメリコミつつ右辺の石を攻め続ける最初の方針を続行したい。
3目の真ん中黒112をここで打つべきか。
ただ幸運にも黒116のノビからのモタレが間に合って、右辺の石を攻めながら、左辺を減らすという目的そのものは結果的に達成された。
白129は黒のツキダシから切られて3子を取られるような順を心配して、黒のアタマを抑えられなかったものだと想像されるが、どうだったのだろう?
そうだとしてもマゲるぐらいでは?
左下から下辺に進入している石が負担で、仕方ないのかしら…?
黒152は左辺がもう取れないと思って、ヨセに入ったのだが、S15にコスめば黒は眼を作れなかったか?
ちょっと追求を諦めるのが早かったかもしれない。
「囲い合って十分」という感触があったにしても、だ。
しかし実際のところ左辺の白地の傷みが大きく、白223の思わぬ侵略や、黒228の無コウという大きなミスがあっても、白の追い上げは及ばなかった。
(;GM[1]HA[2]KM[0.5]
RE[B+R]SZ[19]FF[4]
AB[dp][pd];W[pp];B[dd];W[qf];B[ph];W[of];B[nd];W[lc];B[me];W[mf];B[le]
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;W[cc];B[dc];W[cd];B[de];W[db];B[eb];W[cb];B[ec];W[cf];B[fd]
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;W[hn];B[sa];W[qa];B[io])
ガンダムセリフ参照サイト
「メインゾーンの補強を手抜きすぎた」(ドレン)
<原作>
「ええーい、遅いわ。メインエンジンのパワーを落としすぎた」
<使用側>
黒番用。
<使用法>
後回しにしていた着手を、相手に先に封じられてしまったときに。
<解説>
メインゾーンは「一番大きい地」の意味と思っていただきたい。
第3話より。
補給中にホワイトベース隊の思わぬ奇襲を受けたシャアの部隊。
巡洋艦ムサイの大砲の準備、反撃に想定以上に時間がかかり、焦るシャアの副官ドレンが毒づいたセリフが元ネタである。
<使用例>
黒30は手抜けるところでもあるけれど、右上からノビてきた大石の補強にもなり、右辺の攻めに専念出来るので、手堅く構えた。
黒32はやややりすぎか?
一応、左辺は白の切っ先がノビているので、価値が低いという判断ではあるのだけど。
黒52から黒の攻勢が始まったのは、私の対局では頻出の展開。
しかし得意というわけではない…。
黒78のポンヌキで白の石を切断できなかったら、左辺の白地がモノをいってきて、ラク敗しそうなでもあったし。
何はともあれ白を攻めつつ、下辺を盛り上げてまずまずの進行だったが、黒86の着点がどうだったか。
右辺と左辺の白が繋がると、左辺の地が大きくみえるというので、攻めを続行するための遮断のつもりだったが、99の上、二目のアタマはやっぱり大きい。
白97と打たれて、ここを打ち逃した後悔から出たのが、今回の冒頭のセリフである。
黒110も不要に思える。
それならば左辺にメリコミつつ右辺の石を攻め続ける最初の方針を続行したい。
3目の真ん中黒112をここで打つべきか。
ただ幸運にも黒116のノビからのモタレが間に合って、右辺の石を攻めながら、左辺を減らすという目的そのものは結果的に達成された。
白129は黒のツキダシから切られて3子を取られるような順を心配して、黒のアタマを抑えられなかったものだと想像されるが、どうだったのだろう?
そうだとしてもマゲるぐらいでは?
左下から下辺に進入している石が負担で、仕方ないのかしら…?
黒152は左辺がもう取れないと思って、ヨセに入ったのだが、S15にコスめば黒は眼を作れなかったか?
ちょっと追求を諦めるのが早かったかもしれない。
「囲い合って十分」という感触があったにしても、だ。
しかし実際のところ左辺の白地の傷みが大きく、白223の思わぬ侵略や、黒228の無コウという大きなミスがあっても、白の追い上げは及ばなかった。
(;GM[1]HA[2]KM[0.5]
RE[B+R]SZ[19]FF[4]
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;W[or];B[qa];W[pa];B[os];W[jg];B[jh];W[or];B[lh];W[mh];B[os]
;W[gs];B[hs];W[or];B[ka];W[os];B[la];W[lb];B[ja];W[ks];B[kr]
;W[ls];B[ma];W[na];B[js];W[jm];B[hp];W[eh];B[eg];W[on];B[om]
;W[sn];B[oo];W[op];B[on];W[bj];B[si];W[sh];B[qg];W[rg];B[hm]
;W[hn];B[sa];W[qa];B[io])
ガンダムセリフ参照サイト
150はF10に出て追求したい。白G11ならG13です。黒は切られてもB10からワタれます。
152はここを打つならL18が辛い。
目が行きませんでしたが。
自らの根拠を作る意味にもなっていますか。
ただ42の段階でなく、もう少し後回しにしたい気もします。
以前、話していただいた「包囲できるのでなければ、ただのヨセの手」との区別が、いまだよくわかっていないのかもしれません。
> 150はF10に出て追求したい。
> 152はここを打つならL18が辛い。
双方、みえていませんでした。
店じまいの気分だったとはいえ、相当甘い打ち方ですね。
これはこの後の対局にもみられるところで、至急修正が必要だと思っています。
なるほど。
結局のところ、ヨセとして大きいかどうかの違いということになるんだと思います。
この白を包囲したとして、生きるために白が下がる、これはヨセとしても立派な手です。出入り15目はありそう。下がれば眼じゃなくて立派な地。
それに加えて双方の根拠にかかわる。
ナカデをして取りにいく場合なんかは、生きるためには自分の地中に一手埋めなければならない。逆に攻める方は取れなければ持込。
> この白を包囲したとして、生きるために白が下がる、これはヨセとしても立派な手です。
> 出入り15目はありそう。
> 下がれば眼じゃなくて立派な地。
> それに加えて双方の根拠にかかわる。
あいしー。
ここは「ヨセ」として大きいというのが前面に出ているわけですね。
結局死活とヨセ。
この技術の未熟さが、判断ミスにつながっているということを認識できました。