滅多に行かない場所。
台湾家庭料理の店「かのか」
台湾人のご年配夫婦お二人で営む、カフェのようなカワイイお店でした。
「豆腐乾絲(トウフーカンスー)」
うまみ系の調味料をほとんど使っていない、あっさり味に仕上がってます。
パクチーが嬉しい。
「排骨肉(パイコーロー)」
これこれ!
台湾の食堂で朝メシで喰った味と同じだった。
「五香粉」をまぶした衣をつけて、揚げた豚スペアリブ肉。
こちらの店は、
日本によくある「台湾料理店」とは違って、台湾の現地の人が行く店の味が味わえる。
8年ものの紹興酒。
気さくなマスターが「旨いからすぐに空いちゃうよ~」と箱から出して持ってきてくれる。
トロットロの口当たりで、呑みやすくクイクイいっちゃう。
確かに、2本空けてしまった~
料理にも合う!
「香腸(シャンツァン)」
よくある「腸詰」と違って、ジューシーでウエッティ。
そして、サッパリした味。
「台湾竹筍」
季節限定の一品。
「マコモダケ」っぽい軟らかい食感。
でも、ちゃんとした筍なのね。
みずみずしくて旨かった。
「沙茶牛肉(サーツァーニョウロウ)」
牛肉と小松菜(?)を台湾の調味料「茶醤炒(サーツァージャン)」で炒めたもの。
牛肉に粉をまぶしてあるのか、口にするとちょっとトロミを感じて味も絡んで旨い。
「蚵仔煎(オアジェン)」
牡蠣のオムレツ。
日本ではなかなかお目にかからない小粒の牡蠣を使っていて、
その分味がギューっと凝縮されている。
チリソースもいい感じで、酒がススム・・・
〆は大好きな「魯肉飯(ルーローファン)」
台湾だと、なにのどこの肉なんだか判らないものが大鍋で煮られていて、
それをパサパサ目のご飯にぶっかけて喰うんだけど、
さすがにこちらのお店ではそうは行かないですね。
台湾の店それぞれの個性がある「魯肉飯」もワクワクして良かったんだが、
こちらの店の「魯肉飯」もスパイスの効いたタレが旨くって良かった。
旨くって、フレンドリーで落ち着いて、安いから、なかなかいい店です。
駒込ってロケーションだからこそなのかも。
駒込に「吉祥寺」?
当時水道橋あたりにあった「吉祥寺」が、「明暦の大火」で移転して現在の地に。
中央線の「吉祥寺」は、火事で焼け出された門前街の住人が幕府の斡旋で武蔵野に移住して、
「吉祥寺」への愛着があったので村の名前に付けたのが地名の由来。
太田道灌が江戸城築城したころの開廟だというから、古刹でしょうかね。
一日の〆は、しょんべん横丁の「岐阜屋」で。