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俱知安郵便局で認知症サポーター養成講座

2023年10月26日 16時07分45秒 | 写真
俱知安郵便局で認知症サポーター養成講座開催
受講の社員13人に「オレンジリング」


 俱知安郵便局(渡部穣局長)で10月24日、認知症サポーター養成講座が開かれ、社員13人が職場で想定される認知症の人との対応などを学びました。同町内での事業所を対象とした講習は今回が7年ぶりで、この日の講座で同郵便局の認知症サポーターは5人から18人へと増えました。


 同郵便局では、認知症サポーター取得率が全国平均の11%を下回る5%にとどまっていることから、総務部主任の酢谷光寿さんがプロジェクトリーダーとなり、講習会の開催準備を進めていました。町地域包括支援センターの尾崎誠・主任ケアマネージャー、同センターの喜多見あかね認知症地域支援推進員の協力を得て今回の講座開催が実現しました。


 講習の中で、対応の心得として①驚かせない②急がせない③自尊心を傷つけない④否定しない―をあげ、具体的には「声をかける時は1人で。背後からはかけない。相手に目線を合わせて優しい口調で」などと説明しました。さらに地域包括支援センターのスタッフと酢谷さんが、郵便局の仕事上で想定される対応事例などを寸劇で披露しました。


 講習を終えた社員たちは、認知症サポーターに与えられる「オレンジリング」を受け取り、日常的にリングを身に付けて自分にできる範囲での支援を行ないます。一緒に「オレンジリング」を手にした渡部局長は「当局は倶知安町と包括連携協定を結んでおり、お年寄りの異変に気付いた際には町へ情報提供をする地域見守り活動に取組んでいます。今回の講習でお客さまへのサポート力がよりレベルアップし、地域の方々が一層安全・安心して生活できるように貢献したいと思います」と語りました。
 
寸劇「狙われた私の通帳」に出演した酢谷さん(左)から3人目)

講習終了後、「オレンジリング」を手に記念写真に納まる社員と支援センタースタッフ