MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.102 「アドレナリン:ハイ・ボルテージ」 (2009年 96分 ビスタ)

2009-10-18 01:57:41 | 2009年劇場鑑賞
監督 ネヴェルダイン
出演 ジェイソン・ステイサム
   エイミー・スマート
   クリフトン・コリンズ・Jr



テアトル梅田から次の劇場である梅田ブルグ7に移動です。
35分で移動しなければならない・・・普通に行けば全然行けるんだが、私はあまり梅田に出ないので地理的にブルグ7のあるイーマビルがどこにあるかよくわかってません(元々このイーマビルがチョイ分かりにくいところにある)
過去2度行ってるけど、いずれも偶然見つけた感じだし・・・今回はあまり迷ってる時間ないので、地下からイーマビルへ移動です。
地上は信号の絡みで時間かかるそうだしね。
まぁなんとか少し迷ったものの無事に到着し、本日3本目の鑑賞です。

(あらすじ)

分をハメた悪党との死闘で瀕死の重態に陥った殺し屋シェブ・チェリオス(ジェイソン・ステイサム)だったが、運ばれた病院で心臓を奪われ、バッテリー式の人工心臓を移植される。
ところが、それは充電しないと止まってしまうという代物で、シェブは電流を求め、エンジンバッテリー、スタンガン、発電所とところ構わず充電するために奔走する・・・



三本目はガラリと変わり筋肉バカが自分の心臓を追い掛けて奔走する話しです
前作はアドレナリンを出し続けないと生きて行けない男の話しでしたが、今回は組織に人口心臓を埋められたため、充電しないと生きれないと言うバカな設定!
しかも競馬場のコースで観客の前で青姦をするわ、やたら股間にこだわる描写はあるわで下ネタもハイボルテージ?

「トランスポーター」のスタイリッシュな役柄とは異なり強い男ではあるものの 心臓を盗まれやっかいな人工心臓を埋められてブチ切れまくるジェイソン・ステイサムも最高やね
車のバッテリーから充電するのに舌に繋いだときのシーンのアホ面が最高!
スタンガンに悶え、高圧電気に抱き着いて吹っ飛ぶステイサムは・・・あんた漢だよ!
途中なんか巨大化した大日本人のようなステイサムも登場!でもこれはやりすぎやね。
でもしっかりアクションもド派手に見せてくれてるので、決めるところは決めてます。
ただシリアスな普通の映画と思って見たら、憤慨するかも?



これまでの2本と比べたら何も考えれずに見れるバカアクション映画です。
重いテーマの作品が続いたから本日の締めにはこういうふざけた(褒め言葉)映画がふさわしいね。



☆☆☆☆ 2009.10.15(木) 梅田ブルグ7 シアター4 21:30 L-8


No.101 「狼の死刑宣告」 (2009年 106分 シネスコ)

2009-10-17 00:17:37 | 2009年劇場鑑賞
監督 ジェームズ・ワン
出演 ケヴィン・ベーコン
   ケリー・プレストン
   ジョン・グッドマン



引き続いて二本目はテアトル梅田に移動です
75分でなんばから梅田へ移動し、映画館に入らないとダメですわ~
さて途中大阪名物堂島ロールを買い劇場へ!
なんとか5分前に着き、見る映画がケビンベーコン主演のです。

(あらすじ)

家族と幸せな生活を送るニック(ケヴィン・ベーコン)はある日ギャングの襲撃に遭い、目の前で長男(スチュアート・ラファティ)を殺されてしまう。
犯人は捕まるもあまりに身勝手な殺害理由、そして納得のいく刑罰を下せないことを知った彼は、法廷で裁くことを断念する。
怒りを抑えられない彼は自らの手で復讐(ふくしゅう)を果たすが、その相手はギャングのボスのたった一人の弟だった……



先程の映画と似た題材の作品です・・・このストーリーを聞くとチャールズブロンソンの「狼よさらば」を連想しますが、原作は同じブライアン・ガーフィールドです。
果たして21世紀のチャールズブロンソン誕生なるか?

先程の作品と同じようなテーマだけどやはり日本とアメリカの違いはどうしてもありますね。
裁判でわざと証言を撤回し息子を殺した犯人を釈放させて復讐するために泳がすなんて・・・なかなかお父さんやります!
たださすがに最初は悩み戸惑い、肝心な時にヒビッタリするんですが、妻や次男も毒牙にかかりついにケビンベーコンの心の中の刃を磨ぎたす・・・刃と言うよりライフルやマグナムなんだけどね・・・

まぁ「狼よさらば」のような自警団的に街の悪党を片付けるような話しではなく、あくまでも個人の復讐と言うケビンベーコンの父親VSストーリートギャングと言う図式です。
「さまよう刃」のような悪ガキとはまたスケールが違い、マシンガンで武装してるおっかない連中だけに壮絶なシーンの連発となります。

特に立体駐車場でのギャングとの対決シーンはなかなか見せます。
ロングショットの一発撮りによるこのシーンは逃げるケビンベーコンを手持ちカメラが延々と追い掛けていく・・・ケビンベーコンが柵をくぐればカメラもかいくぐる!
今までにあまりない迫力のあるシーンです。



暴力に対して暴力で対抗しても所詮は新たな暴力を生むだけ・・・まさにそれを地で行く映画ですね。
まさに仁義なき戦いが繰り広げられるクライマックスはまさにアメリカ映画ならではです。
頭を丸め戦闘モードとなったケビンベーコンの暴れっぷりは見もの!
「さまよう刃」と同じテーマながらこれほど内容がガラっと変わるのも面白いね。




☆☆☆☆ 2009.10.15(木) テアトル梅田1 19:00 D-11

No.100 「さまよう刃」 (2009年 112分 ビスタ)

2009-10-16 12:54:05 | 2009年劇場鑑賞
監督 益子昌一
出演 寺尾聰
   竹野内豊
   伊東四朗



本日は久々の3本ハシゴ鑑賞に挑戦です。
しかも難波と梅田にまたがっての鑑賞は日米問題作2本とバカ1本です。
最初の作品は邦画で東野圭吾原作の「さまよう刃」。
TVやラジオで何かと紹介されていたので大筋は知ってますが、今、日本が抱えてる問題の一つでもある重いテーマの作品なので注目していました。

(あらすじ)

むごたらしい事件によって、大切な一人娘を亡くした長峰(寺尾聰)。
ある日、娘を殺した人物の名前と居場所を偶然知った長峰は、犯人の少年の一人を殺害。
後日、もう一人の犯人を追う長峰から、殺害の自供と現行の少年法への憤りをつづる手紙が警察に届く。
一方、長峰を追う捜査本部の織部(竹野内豊)は、法と正義のはざまでやるせない思いを抱いていた。



重いテーマの作品ですね~何かと現実的にも世間を騒がせてる青少年による凶悪犯罪。
特に性犯罪や薬物などの凶悪な事件は報道などでどんどん取りあげられて、その度にこの映画のテーマが語られています。
少年法の是非・・・未成年は極刑になりにくく、むしろ法律はそんな凶悪犯に更生のチャンスを与えようとする。
しかしそんな凶悪犯に家族を殺された遺族は堪ったもんではない。
広島の母子殺害事件でもわかるように、遺族はそんな法律の審判を待つしかないのです。

この映画寺尾聡扮する長峰という男を通して、遺族の怒りをもっとも極端に表現=犯人たちに自ら復讐するを描いてます。
彼の娘が車に連れ込まれ拉致される場面が遠く引いた映像で撮影され、次のシーンでは死体となって発見される。
この間のレイプシーンや暴行シーンは一切描かれず(一部ビデオで撮影された場面が出るが)ドラマは娘を失った長峰の行動を中心に進行していく・・・
そういう場面を排除してことで、観客は映画的なバイオレンスより犯人たちに対しては新聞報道程度で知らせらる知識で、この長峰の心情を図ろうとする。



この映画は現行の少年法への矛盾と正義、人権や命について問いかける問題作です。
仇打ちなんて良しとする事はないと思うけど、それは関係の無い人間が言える事で、当事者にすれば法律なんかで納得できない心情があると思います。
まぁ、そんなことを言うと法なんてどうでもいい無法地帯になってしまうんですがね。
この作品で長峰は犯人の一人を殺害し、さらにそのリーダーを追い詰めていきます。
当然彼も少年たちと同じ殺人者となり、警察に追われる身となるんですが、警察の動きと長峰の行動が交互に描かれラストシーンへとドラマは進んでいくんですが、重いドラマながらその辺の展開、特に現金受け渡しの少年を張りこむ警官たちの姿はエンターティメントな作品のようなサスペンスで盛り上がります。

見た目はそんな場面でハラハラさせるシーンを用意しながら、所々で伊東四朗と竹野内豊の会話の中にこの映画が言わんとする部分が語れていきます。
長峰の心情に共感しながら、どうにもならない法律のやるせなさを感じる竹野内豊に、法を守る側の自分たちの立場を強調する伊東四朗のやりとりがまさにこの映画が観客にと問いかけることではないでしょうか?



同じように酒井美紀と山谷初男の親子にもそんな関係が見てとれます。
暴力による復讐には何も生まれないと長峰を諭す酒井美紀と、長峰に猟銃を渡して警察から逃がす山谷初男・・・この親子の正反対の行動もまたこの映画の難しい問題を現してるようです。

寺尾聡が常に静かで寡黙で、その時にの為に潜めさせてる刃を胸にしまった復讐心を抱いた父親を見事に演じています。
特にラストで見せるあの目線は・・・痛いくらい長峰の心情が胸に刺さります。



☆☆☆☆ 2009.10.15(木) なんばパークスシネマ シアター7 15:40 M-5

「Beyonce "I Am..." WORLD TOUR 2009」

2009-10-14 23:50:26 | ライヴ&イベント
サマソニから数えて2か月・・・秋の風とともにメタルの季節がやってきた。
と言っても2007年のラウドパーク大阪の大炎上以来、大阪でラウドパークはしてくれません。
そんで持って単独公演待ちということになった訳ですが、結局はジュータスプリーストとロブゾンビ、メガデス、スレイヤーの単独公演が大阪(ジュータスは神戸)で開催されます。
一応21世紀の"マスター・オブ・ホラー"ことロブ・ゾンビ監督とメガデスは行きます・・・その前に!ビヨンセを行くことにしました。
あのサマソニでの圧巻のステージのフルセットを見るためなんですが、これは楽しみですね~


↑どうでもいいけど日が短かなったね。

大阪城公園駅に着くとさすが女性の姿が目立ちますね。
グッズも男性よりも女性向きのような商品が多いです。
主な商品はパンフは3000円、特大ポスターは1000円、Tシャツはサマソニで見たの同じやつなどです。
今回はグッズ付きのVIP席(2万円)があるんですが、入口の片隅にそのグッズ引き換え所があり、覗いて見るとマグカップやバッグなど付いてるようです。


↑どんどん女性を中心に会場へお客さんが詰めかけていきます

会場内に入ると寂しくラウドパーク単独公演のチラシが置かれてました・・・誰も見向きはしません。
ま、客層が違うしね~私はしっかり持ってかえりましたよ。
さてトイレに行こうと思うんですが、大阪城ホールって男子トイレが少ないんやね。
目につくのは女性用ばかりなのだが・・・まぁたまたま私の居た場所がそういうとこだったのかも知れないがね。
座席に座ると意外とステージに近いのにビックリ!
Gブロックという斜め横から見るブロックなんですが、目の前にサマソニでもありましたサブステージが客席内にあり、ここでのパフォーマンスはよく見えそうです。

さて開演予定の19時を回っても当然はじまりません。
私の席の少し上に外国人のグループが見にきてるんだが、立ち上がって大はしゃぎです(完全に浮いてます)
場内放送でまもなく開演という事務的なアナウンスが聞こえてきました。
しかし案内の最後に「皆さん大いに盛り上がってください!」とアナウンスされるとド~ッ大歓声とともにビヨンセコールまで飛び出した。
しかしなかなか始まらない・・・結局23分遅れで暗転!割れんばかりの大歓声、そしてアリーナにはペンライトの嵐!

色とりどりのライトがアリーナを行きかい、やがてステージの幕が少し開くとそこにビヨンセが仁王立ち!
凄い歓声とため息の中、アカペラで♪Deja vuの歌い出しからそのままお馴染みの♪Crazy In Loveへとなだれ込んでいく・・・曲にあわせて幕が開くと豪華なセットが現れ、ダンサーたちも登場します。
サマソニと同様のオープニングだが、やはり今見ても圧巻の一語・・・まさにビヨンセという超一流のエンターティナーのショウの幕開けに相応しいゴージャスさです。
堂々とステージをダンサーを伴い闊歩する姿はまさに貫禄です。
どこから風が吹かせてるのかしてビヨンセのロングヘヤーがなびいてます。

よく見るとステージ下の両脇に十人くらいのオーディンスがいますね~
何かの抽選かなにかで当たったのかな?
まさにかぶりつきで見ています。
その人たちの前でしゃがみながら歌うビヨンセ!
もうディーバとの最短距離は30センチ・・・いやいや握手しながら歌ってるからもう接近遭遇してます!
もう1曲目で大阪城ホール全体をノックアウトしたかのように場内の雰囲気を制圧してしまいました!

ミディアムテンポな♪Naughty Girl、アップテンポな♪Freakum Dressと続いた後、軽い挨拶程度のMCがあり、場内をライトサイド、レフトサイド、そしてセンターと分けて♪Get Me Bodiedの出だしの部分をアカペラで歌い、どれだけ歓声が多いかとオーディエンスを煽ってます。
そしてそのまま曲本番へと入っていく心憎い演出(ドラゴンフォースも似たようなことしてたな)

巨大スクリーンで大海原が映されると白いドレスを衣装を着たビヨンセが登場!
まるで海や海底で♪Smash Into Youを歌ってるかのような壮大なパフォーマンスに続いて白いドレスがウェディングドレスに早変わりし、♪Ave Mariaへ!
華麗なダンスのパフォーマンスも凄いけど、バラードでも歌だけでなく、視覚的にも楽しめますね。
この曲をじっくり聞くと彼女の歌唱力の凄さがよく伝わってきました。
さらに♪Broken-Hearted Girlでは対照的に力強いボーカルが印象的な哀愁バラードでじっくり聞かせてくれます。
ニューアルバムを中心とした代表的ナンバーに早くも場内はお腹いっぱい?
バラードタイムではスタンドで見てる皆さんは大人しくじっくり聞いてます。

ビヨンセがステージから消えると巨大スクリーンでは♪Sweet Dreamsとともにサイボーグビヨンセのビデオが上映されてます。
このCGビデオもサマソニでやってたけど、よくできたビデオで時間つなぎにしてはゴージャスです。
これだけでも金かかってんやろな~
巨大スクリーンで流れるかわいい子供のホームビデオが印象的で、それとは対照的にダンサンブルな曲調の♪Radioで再び場内はダンスタイムへ!
ここからの中盤はステージがアリーナ中央にあるサブステージに移してのディスチャメドレーへ!
もう客席の真ん中あたりはエライ事になっております。
もうみんなセンターの通路に群がってます・・・まるでかつてテリーファンクが入場してくるときの大阪府立体育館を思い出した・・・(そんな例えをだれが分かるよ?)
やがて仮面をつけたダンサーが現れ、メインステージとサブステージに3人登場!
どれかかがビヨンセ?と思わせて本人は別の場所から登場!
サブステージで♪Irreplaceableに続いてダンサーがステージ下から現れ、♪Bug A Boo、Bootylicious、Jumpin' Jumpin'とディスティニー・チャイルド時代のヒットナンバーをメドレーでかっ飛ばしてくれます。
もうステージの周りは携帯カメラでみんな撮りまくり・・・サマソニの時と同様に誰も止めることができません!
スタンドだけど私の座席からもよく見えましたよ。
男性ダンサーと見事なコンビネーションでサブステージ狭しと踊り歌います。
その付近のお客さんは二万円のVIP席の方々・・・値打ちあるよね好きな人には・・・


↑座席からはこんな感じ・・・ボケて判んないや~

よく見るとサブステージでも風が吹いてますね。
オーディエンスに向かって自分の名前を呼ばせるビヨンセ。
煽られたみんなは「ビヨンセ~!」と何度も叫ぶとそのまま♪Say My Nameへと曲がつながっていきます。
歌いながらそのままセンター通路で握手攻めにあいながらメインステージへ移動する。
しばし置いてけぼりになってたステージ下に陣取ってた、ラッキーなオーディエンスたちが再び盛り上がります。

いよいよライブも佳境へ・・・♪At Lastに続いてドリームガールズの挿入歌♪Listenをしっとりと、かつダイナミックに歌いあげます。
その後ろのスクリーンでは映画の一場面が流れてますね。
一転、♪Single Ladiesではステージ狭しとダンサーたちと踊るビヨンセ!
「オッオオッ~」とビヨンセに合わせて歌うオーディエンスたち!
曲の最後では「サンキュー!」と挨拶しながら投げキッスを場内に送るビヨンセ。
どうやら最後のようです。
曲が終わると同時に暗転となり当然ながらアンコールの手拍子!手拍子!手拍子!
そしたら意外とあっさりビヨンセ登場(というか元から実はそこに居たのかも(笑))

ニューアルバムからのバラード♪Haloで締めくくりです。
その曲の途中スクリーンに先だって亡くなったマイケル・ジャクソンの姿が映し出されます。
歌詞の一部にマイケルの名前を入れて「ハッロ~、ハ~ロ~!」と熱唱ですね。
ビヨンセライブでマイケルの偉大さを改めて知るとは・・・ステージに膝まづいての熱唱でライブ終了!

ダンサーやバックコーラスなどの紹介の後、コーラス(もしかしたらダンサーかギタリストだったか?あやふやですが)の一人が本日誕生日かしてステージ上で紹介され、なんとビヨンセが彼女に♪Happy birthday to youを歌います。
ちょっとビヨンセに♪Happy birthday to you歌ってもらうなんて・・・孫の代まで語り継がれるよアンタ!

いやはやステージ下の方の中には至近距離のビヨンセに泣いてる女性も居たりしてもう感動のエンディングになってます。
再び幕の向こうに消えたビヨンセにいつまでも鳴りやまぬ拍手が・・・と思ったらアッサリ客電付きやかんの!
余韻もヘチマもなく大阪城ホールを後にするのでありました。


↑振り返ればOBPのビルの夜景にBEYONCEの看板が映えております

サマソニ09に続いてのビヨンセだったけど、やはり凄いオーラが出てましたね。
いつぞやのマライヤ・キャリーのライブ終演後のなんとも言えない肩すかしなスカっぽい感覚とは全然違います。
サービス精神も旺盛だしメドレーもカウントすれば30曲で114分という長丁場はアッという間に過ぎていきました。

Beyonce "I Am..." WORLD TOUR 2009大阪公演のセットリストはこんな感じでした

01. Crazy In Love
02. Naughty Girl
03. Freakum Dress
04. Get Me Bodied
05. Smash Into You
06. Ave Maria
07. Broken-Hearted Girl
08. If I Were A Boy
09. Sweet Dreams(VIDEO)
10. Diva
11. Radio
12. Ego
13. Hello
14. Baby Boy
15. Irreplaceable
16. Bug A Boo
17. Bootylicious
18. Jumpin' Jumpin'
19. Upgrade U
20. Video Phone
21. Say My Name
22. Independent Woman
23. Bills bills bills
24. No No No
25. Survivor
26. At Last
27. Listen
28. Single Ladies
  (Encore)
29. Halo
30. Happy birthday to you





☆☆☆☆☆ 2009.10.13(火) 大阪城ホール スタンド Gブロック 10列29番(CNプレイガイド)



No.099 「私の中のあなた」 (2009年 110分 シネスコ)

2009-10-13 00:05:30 | 2009年劇場鑑賞
監督 ニック・カサヴェテス
出演 キャメロン・ディアス
   アビゲイル・ブレスリン
   アレック・ボールドウィン



やたらと世間は最近連休が多い・・・
この日も3連休の2日目ってことで天候も行楽日和で皆さん、よい休日を満喫なさってることでしょう。
今日はアポロシネマ8でのレイトショーで話題の「私の中のあなた」を鑑賞。
話題作だから人も多いかと思ったが、意外とガラガラで拍子抜けでした

(あらすじ)

白血病の姉(ソフィア・ヴァジリーヴァ)に臓器を提供するドナーとして、遺伝子操作によって生まれた11歳のアナ(アビゲイル・ブレスリン)。
彼女はこれまで何度も姉の治療のために犠牲を強いられてきたが、母サラ(キャメロン・ディアス)は愛する家族のためなら当然と信じてきた。
そんなある日、アナは姉への腎臓提供を拒否し、両親を相手に訴訟を起こす。



久しぶりの難病モノの感動作品ですが、この映画は難病の本人と同時に彼女の妹に多きく焦点を当てています。
姉のドナーになるために言わば人工的な手法で産まれた妹なんですが、そんな技術があるなんてこの映画見るまで知りませんでしたね。
余命僅かな姉とその姉の命を握ってる妹の二人を中心に難病を抱える家族たちの苦しみや悲しみが描かれていきます。

しかしこう言う映画は意外と周りが明るく描かれ前向きな姿勢で描かれるんだが、この作品はなんとなく全編痛々しさに満ちてたように私は感じます。
ケイトが同じ白血病の青年と病院と知り合い互いに恋におちるんだが、普通のティーンエィジャーのようにデートして、電話がかかってきたらときめいてしまう・・・そんな微笑ましい場面も互いに難病なだけに悲しみが先に待ってる痛々しさ・・・しかしそんなつかの間の幸福がケイトに取って生きる希望へとなっていく。

感動作であるし、固い家族の絆も描かれるんだが、どうしてこんなに痛々しく感じるのか?
それはケイトを演じるソフィア・ヴァジリーヴァの悲壮なまでの名演ではないでしょうか。
スキンヘッドな上に顔がやつれて、顔色も悪く、笑顔もどこか寂しそう・・・そんな真に迫ったメイクと芝居がほんと画面から痛々しく伝わってくるのです。



そんなケイトのドナーとして産まれてきたアナが母親へ訴訟を起こすのだが、こういう展開はいかにもアメリカ的ですね。
でも、その真実が明かされる後半はこの姉妹の固い絆が大きな感動となっていく。
この映画はこの2人の名演が他のキャストを寄せ付けないほどの存在感で成功してると思います。
難病の姉とその姉のドナーとしていつも傍ににいる妹・・・2人で1人のような関係なんですが、姉が亡くなったとしても彼女の心の中にはいつも姉がいるであろう。
そんな固い姉妹の強い絆を感じました・・・邦題の意味もなんとなくそんな風に読み取れますね

また難病は本人だけでなく、家族全員に取っての戦いでもある・・・そんな思いで見てました。
そんな中で母親役のキャメロン・ディアスが鬼気迫る芝居は迫力ありました・・・オスカー狙えるかな?



☆☆☆ 2009.10.11(日) アポロシネマ8 スクリーン1 21:05 H-4

No.098 「アート オブ ウォー2」 (2008年 103分 シネスコ)

2009-10-07 00:02:23 | 2009年劇場鑑賞
監督 ジョセフ・ラスナック
出演 ウェズリー・スナイプス
   アシーナ・カーカニス
   ロックリン・マンロー



天六シネ5ビルは秋になるとアクション映画の連続上映が行われる傾向にありますね。
さすがに今年は公開される新作も激減だったので期待はしてなかったんですが、新聞広告に何と「男道ここに極まる」というコピーとともに「アート オブ ウォー2」とセガール主演の「斬撃」の連続ロードショーが天六であるようです。
期待しながらいつも裏切られるお馴染みの秋の男祭りですが・・・期待せず見ましょう!

余談ですが天六ユウラク座が数週間休館らしいです・・・何でもこの夏はクーラーが故障して送風のみで営業していたようです・・・多分その改修かな?

(あらすじ)

かつて国連の特殊諜報部員として活躍したニール・ショー(ウェズリー・スナイプス)のもとに、恩師の訃報が届く。
恩師の娘と名乗る女性から父親の死がショーの過去と関係していると告げられた彼は、真相を探るため現場に復帰。
やがて彼は兵器売買に暗躍する武器会社、政治家暗殺計画、そしてFBIも絡んだ陰謀の渦へと巻き込まれていく……



久々のウェズリースナイプス主演の作品の公開で、数年前に公開された「アートオブウォー」の続編ですが前作の内容などまったく覚えておりません!
ま、彼の作品に限らずセガールやバンダムにしてもどれもこれも似たようなストーリーなので、どれがどれやらわからなくなってますがね(笑)

今回もかつてのマーシャルアーツの師匠の死が発端となり武器密売などの政治的な犯罪に巻き込まれていく・・・かつての師匠が何故か女装趣味のゲイてのが珍設定ですね(葬儀にドラッグクィーン見たいなのがわんさか・・・)
内容も正直あれもこれも詰め過ぎてスナイプスの映画にしては少々話しがややこしい。
上手くまとまればいいけど何かゴチャゴチャした感じです(あんたの映画にそんなんは期待してないぞ!)
ラストに少し捻りを加えて意外な真相が出てきたりするけど・・・



肝心のアクションは相変わらずキレのいい格闘シーンを見せてくれるんだが、どうも吹き替え頻度が高そうだしチョイ醒めてしまう!
この後に控えるセガールにしろ年齢的な部分がどうしても付きまとうのは仕方ないけどね~特にこういう格闘アクションはね・・・



☆☆ 2009.10.3(土) ホクテンザ1 23:00

No.097 「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官」 (2009年 113分 シネスコ)

2009-10-05 23:06:01 | 2009年劇場鑑賞
監督 ウェイン・クラマー
出演 ハリソン・フォード
   レイ・リオッタ
   アシュレイ・ジャッド



この日は映画の日・・・引き続き見た作品は同じく敷島シネポップで上映中の映画「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官」というハリソン・フォードの主演作。
聞けばインディーズ系の作品に出るのはこの映画初めてということだが、メジャー作品ばかり出てたって事は常に第一線級で活躍してるっていう事ですかね~
さすが映画の日だけあっていつもの平日にしてはお客さんの入りもいいようで・・・

(あらすじ)

多様な人種、さまざまな事情を抱えた移民が集まってくるロサンゼルス。
移民局I.C.E.のベテラン捜査官マックス(ハリソン・フォード)は不法就労者の取り締まりが任務だが、彼らの立場に同情的なため、つい彼らの事情を気遣ってしまう。
そんなある日、同僚の妹が殺され遺品の中から偽造グリーンカードを見つけた彼は、独自の捜査に乗り出す。



いろんな人種が住むアメリカと言う国を象徴してるような作品ですね
ハリソンフォード主演なんですがインディシリーズのように決して目立ず一人の市民税関捜査の捜査官として描かれてます。
ただ人情味のある捜査官でつい可哀相な境遇の移民者たちに職務を越えて手を差し延べてしまいます。
彼とて今のこの現状に様々な思いや疑問があるのであろうが、一職員としては職務を日々追行するだけ・・・全編そんな苦渋に満ちた表情のハリソンが今の彼にピッタリ!無理に若作りしたインディアナジョーンズより断絶良いです。

同時進行で様々なドラマが進行していく群像劇形式のストーリーですが、特に今のアメリカらしいのがイスラム教徒の女学生がクラス発表の場で911のテロに関する発表した時の教室の反応とその後の彼女の運命・・・教室で発表した論文の内容からテロを容認すると取られた彼女はたちまち危険人物として強制送還されてしまう。
まさにあの911以降アメリカと言う国がナーバスになっている部分が描かれています。

またアメリカで成功を夢見るオーストラリア人の女優の卵がグリーンカード欲しさの為に移民判定官(レイ・リオッタが久々に嫌らしい役で好演!)に肉体関係を持つエピソードやその判定官の妻であるアシュレイ・ジャッド扮する弁護士が移民の子供を養女にしょうとする話(彼女はイスラム教徒の女学生のエピソードにもリンクしていく)など、不法入国問題にスポットを当てたエピソードが同時進行で描かれいきます。
特にハリソンの同僚の妹が殺された殺人事件のエピソードの顛末は印象的です。
移民たちの帰化の式典であらゆる人種が星条旗に敬意を表し国家を歌う中、同時にその星条旗の前で苦渋の表情を浮かべたハリソンが悲しい事件の結末を告げるシーンは帰化出来て喜ぶ移民たちの姿とクロスオーバーして秀逸でした。



強制退去させられ、空港まで連行される女学生の向こうに空港に掲げられた星条旗がはためく・・・しかしそのはためきは力強いというより、911以降ある意味弱腰になったアメリカを表してるかのようにも見えます。
過剰なまでに人権や言論の自由まで奪ってでも恐怖から守りたいアメリカという国の弱さを敢えて描いた重いテーマの秀作です。



☆☆☆☆ 2009.10.1(木) 敷島シネポップ2 19:40 D-14

No.096 「南極料理人」 (2009年 125分 ビスタ)

2009-10-02 23:46:18 | 2009年劇場鑑賞
監督 沖田修一
出演 堺雅人
   生瀬勝久
   きたろう



今日は月一回の映画の日という1000円で映画が見れる日です。
だいたい毎月1日がその映画の日なんですが、私の休みとはなかなか上手く合わないいんですね。
で、この10月1日は久々に私の休みと映画の日が合ったので千日前の敷島シネポップへ行って参りました。
鑑賞する映画が「南極料理人」という映画で、当初は鑑賞予定ではなかったのですが、ラジオ等で評判を聞き見てみることにしました。

さすが映画の日ですね~人気作ということもあり、場内は平日の夕方にしてはなかなかの入りですね。
後方のスタンド席はほぼ満員です。

(あらすじ)

西村(堺雅人)は南極の昭和基地からも遠く離れた陸の孤島、南極ドームふじ基地に料理人として派遣される。
妻(西田尚美)と娘を置いての単身赴任生活で、彼は8人の男性南極越冬隊員たちの胃袋を満たすという大役を任される。
基地では雪氷学者(生瀬勝久)をはじめ、雪氷サポート隊員(高良健吾)らが彼の料理を心待ちにしており……



南極と言う極寒の場所の基地の中で繰り広げられる日々の様々な出来事・・・過酷な勤務がそこにはあるんだが、この映画はそんな労働などはほとんど見せず、主に食事のシーンを中心とした基地内でのぐうたらした雰囲気が描かれます。
そこに描かれるのはホッコリとした暖かい人間臭いドラマ。
時にはいざこざもあるけど、所詮は8人しかいない氷の世界のこと・・・毎晩医務室がバーに変身し、マスターならぬドクターが作る涙忘れるカクテルを飲めばすべて忘れてワイワイと楽しそう・・・

飲料水は自分たちで作り、日本への国際電話は1分740円!
しかも南極にはバイ菌が居ないので風邪は引かないなど・・・へ~!と思うような事柄がさりげなく出てくるのも興味深かったですね。
またNHKの体操番組のレオタードのお姉さんにおおお~と興奮するオッサンたちの可愛らしいこと!
でも本当はそれぞれ日本では現実的な生活があり、そこには悩める事柄もある。
しかし8人のオッサンたちは一種の家族のようで、皆が寄れば現実の家庭とまた違う温かな空間がそこに・・・こういう関係があるからあの極寒の土地で何百日も頑張れるんでしょうね。



嫌味のないキャスティングの妙がまたその雰囲気を際立ててます。
8人とも見事にハマったキャスティングだと思います
またこの映画の見所は堺雅人が作る料理の数々!おにぎり一つ取っても美味しそうに描かれてます(なんでもレシピ本まで出てるらしい)
中には伊勢エビフライという、こんな調理法では食べたくないようなんも出てきますが・・・でもチョイ興味あるかな?
空腹でこの映画を見ると数々の料理の前でついついお腹の音がなりそうですね。
この映画を見て何を食べたくなったかというと・・・やはりラーメンですかな~
でもあの食材はどれだけ備蓄してるのかな~?



☆☆☆☆ 2009.10.1(木) 敷島シネポップ3 16:40 E-8