MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.017 「墨攻」 (2006年 中/日/香/韓 133分 シネスコ)

2007-02-26 00:57:45 | 2007年劇場鑑賞
監督 ジェィコブ・チャン
出演 アンディ・ラウ
    アン・ソンギ
    ファン・ビンビン



大阪・道頓堀に角座という映画館がありますが、元々は演芸の角座として古くから大阪のお笑いの殿堂として親しまれていましたが、今から20数年前に建物を取り壊し新たに角座ビルとしてオープン。
「松竹角座」「SY角座」(後に角座1、2と改名)と二館の映画館が入ったけど演芸場はなくなりまりました・・・
しかし数年前に地下にB1角座として演芸場が復活!
そして昨今のお笑いブームにより演芸場が狭い地下から広い階上へ移転することが決定し、映画館が閉館することになりました・・・映画ファンとしは寂しいね
まぁ、2館のうちの1館は映画館として残るようですが・・・

そしてこの「墨攻」を鑑賞しに来たのは角座ビル5階のある角座2ですが、ここが閉館なのか存続なのかは不明でもしかしたら最後の鑑賞かも・・・

(あらすじ)

紀元前370年頃、巷淹中(アン・ソンギ)率いる趙の10万の大軍が住民わずか4千人の梁城に攻め入ろうとしていた。梁王(ワン・チーウェン)は墨家に援軍を頼んでいたが時間切れで、降伏しようとした時に墨家の革離(アンディ・ラウ)という男がたった1人で城に到着する。彼は1本の矢で趙軍の先遣隊を退けてしまい……。

人気コミックの映画化ですが、このコミックは読んだことありません・・・よってまたしても先入観抜きで見れました。

アンディ・ラウ扮する革離のストイックな風貌と姿勢は戦略家というよりジェダイの騎士風でいいね。
彼のおかけで風前の灯火だった城が難攻不落の城に変わっていくんだから大した物。
兵隊だけでなく住民からも信頼されていくのは指揮を取る者は人間的な魅力と信頼、そして何より平和重んじる姿勢が大事だと思わせてくれます(いつの時代もそうだけど)

そんな革離に嫉妬し、謀反者として追放しようとする梁王の人間的な嫌らしく汚い部分は革離とは対照的に描かれて見ていて面白かったですね~
ホント「この腰抜けの王め~」なんて思って見てたらキッチリしっぺ返しくらうけど、むしろ敵軍を率いるアン・ソンギ演じる巷淹中の方が軍人としてはいさぎ良さがありましたよ。

合戦のシーンや城での攻防戦などはCGとエキストラを使ってさすが中国映画(合作だけど)らしいスケールと迫力があります。
あの手この手の色んな両軍の戦法も見所のひとつで後半に出てくる気球攻撃もユニークでしたね。

中国の名優ウー・マもさりげなく重要な役で出ていますが、それより紅一点のファン・ビンビンさんに今回はヤラレました・・・
いやぁ~可愛いですね~ 声がマンガ見たいな声だけどそれがまたいいね~
ほとんどノーメークらしいけど・・・ノーメークでこの美貌なら・・・暫くついて行きま~す!



★★★★ 2007.2.22(木) 角座2 18:40 J-18