MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

発表!日本アカデミー賞

2007-02-17 01:31:17 | 映画の話題
聞けば今年で30回を迎える日本アカデミー賞(これでよく続いたな・・・)
毎回見るたびにその間の悪さやどうも形式ばった演出が鼻に付いていたのですが、それもこれも本家のアメリカのアカデミー賞のゴージャスさとそのエンターティメントに溢れた授賞式の演出の面白さとついつい比較してはイケナイと分かりつつも{アカデミー}という名のもとにやはり比べてしまっているからなんですがね。

今回も放送開始早々新人賞の受賞インタビューが音声の故障で音楽だけが流れ、その中で途切れ途切れにスタッフの慌てふためく声が入ってる始末!
「やってくれよったな・・・」

今回は「フラガール」(悔しながら未見!)で好演の南海キャンディーズの静ちゃんが新人賞で選ばれてる関係かどうかは知らないが、相方の山ちゃんがインタビューアとして出ているけどハッキリ言ってまだ局アナにさせた方はましですね。
過去に徳光和夫や日テレの局アナがしてたけど受賞者にインタビューする時の映画の話題はいかにも作品を見てるような話方だったが、山チャンは質問の内容の書いた紙を片手に見ながらのインタビューで、まったく作品は見てません・・・てのがアリアリで、不慣れなせいもあるかしてことごとくトークもすべり気味・・・見せ所である相方の静ちゃんへのインタビューも見事滑っておりました。

大体の主だった賞は予想通りで、最優秀主演女優賞が中谷美紀は意外だったね~「フラガール」の勢いで松雪泰子あたりかと思ったが・・・
最優秀主演男優賞の渡辺謙はもう当然って言うか、今は彼に渡さない訳にはいかんやろ・・・て言う雰囲気やね。(勿論 渡辺謙の実力と実績は賞にふさわしいと思います)

関口宏と前年の最優秀主演女優賞のコンビの司会も定着してるが、そつない司会ぶりだけどやはり地味ですな。
別に本家の真似をしなくてもいいけど、せっかくの映画の祭典なら映画らしく華やかに派手にやってほしいと思うもんです。
第1回はたしか宝田明、次が岡田真澄だったかな・・・まだその頃のほうが良かったかな

No.015 「守護神」 (2006年 米 139分 ビスタ)

2007-02-17 00:51:11 | 2007年劇場鑑賞
監督 アンドリュー・デイヴィス
出演 ケヴィン・コスナー
    アシュトン・カッチャー
    ニール・マクドノー



ケヴィン・コスナー・・・この人を私が初めて知ったのは85年当時としては久々の西部劇である「シルバラード」だった。
ケヴィン・クライン 、スコット・グレン、ダニー・グローバーらと共演した作品だが、この作品で注目され、その後「ファンダンゴ」「追いつめられて」「アンタチャッブル」「フィールド・オブ・ドリームス」と一気に主演作が続々公開され、モルツのCMにも出演し歌まで披露していた・・・そして自ら監督、主演した「ダンス・ウィズ・ウルブズ」で見事オスカー監督の仲間入り!
その後も活躍は続くが「ウォーターワールド」「ポストマン」と大作がコケたあたりから少しづつ陰りが見え始めここ数年は地味~に活動してる印象でした
2000年代に入ってジョニー・デップやブラッド・ピッドなど若手スターの台頭でいつしかメジャー作品からは遠ざかり気味のような感じでした。

しかしこの「守護神」で久々の全国ロードショー系大作での登場!
ケヴィン・コスナー復活の1本になるか、否か?

(あらすじ)

任務中に大切な相棒を失い、心と身体に深い傷を負ったベテランのレスキュースイマー、ベン・ランドール(ケビン・コスナー)は、レスキュー隊員のエリートを育成するスクールの教官に赴任することになった。彼は訓練生の1人で、高校の水泳チャンピオンだった経験を持つジェイク・フィッシャー(アシュトン・カッチャー)に興味を示す。

海難事故でのシーンは迫力あるCGで見せるところはさすがハリウッド大作って感じだが、今更この程度では驚きません。
しかしこの作品は面白かったです・・・何がいいかって定石なパターンを崩さずひたすら王道的な展開で、過去にトラウマを持つ教官と訓練生の物語を軸に過酷な訓練シーンと訓練生同士の友情とそしてお約束のラブストーリー・・・色んな映画のエッセンスを散りばめたような作品(「愛と青春の旅たち」「トップガン」あたり何か連想しそう)
予告でオチの予想はついたしな~

まったく予想を裏切らない展開はある意味は奇をてらわない分安心して見れます。
「此処とこの辺のツボを押さえておけばそれなりの映画が作れるよ・・・」て感じの映画です。
ワンパターンなストーリーでまったくダメ・・・ていう方々も居るかもしれないけど、そのワンパターンな展開で押し切ってしまった事に拍手しましょう(でも皮肉じゃなく面白かったよ~)
「守護神」てタイトルもなるほど~と思ったし、何か海の伝説や神話のような解釈もいかにもありそうな感じ。
そんな作品の中でケヴィン・コスナーは久々に全盛時のオーラが少し戻ったような気がしたが・・・ま、こう言う映画だからかな?

主題歌がブライアン・アダムス・・・何故か今ごろブライアン・アダムス・・・私の世代的にはいいけどね。



★★★★ 2007.2.15(木) MOVIX堺 シアター11 18:10 O-23