MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.044 「ソウル・サーファー」(2011年 106分 シネスコ)

2012-07-01 00:22:18 | 2012年劇場鑑賞
監督 ショーン・マクナマラ
出演 アナソフィア・ロブ
   ヘレン・ハント
   デニス・クエイド



久しぶりの映画鑑賞です
この時期恒例の長期の出張で劇場に足を運べて無かったせいですが、おかげで数本見たい映画が終わってもたがな
ここから再開ですが、その最初を飾るのがこの映画
この映画の存在は知らなかったし、出張先のTVスポットで知ったのです
こちらはこんな映画すんねんな~と思ってたら大阪でも上映始まってた

(あらすじ)

透き通るような美しいハワイの海を愛し、幼少時代からプロのサーファーになることを目指してきたベサニー(アナソフィア・ロブ)は、13歳のときにサメに襲われ左腕を失う。
絶望した彼女はサーフィンを断念し別の道を歩もうとするが、どうしてもサーフィンをあきらめることはできなかった。
そして、家族に支えられながら想像を絶するような特訓を重ね、再びプロを目指す。



実話の映画化らしいですが、久しぶりに良い映画に出会えたと思いました
サメに片腕を食いちぎられるシーンから彼女の試練が始まるんだが、この映画は主人公がこの試練を乗り切り、
サーファーとして復活する物語ではあるのだが、何より彼女個人というより彼女の家族たちのドラマとしての印象が強い
彼女の試練は家族の試練・・・そんな事を思わせるほど両親や兄弟たちが一つになり、べサニーと一緒に苦難に立ち向かっていく・・・そんな姿がイヤ味や押しつけがましくなく描かれていて好印象です

スポ根ものでありがちなトレーニングのシーンなどはさらりと描き、何より彼女が友人や家族のサポートで前向きに生きて行く姿が中心となって描かれる
悪い人が一人も出てこないのも特長・・・嫌味なライバルでさえハンディを背負ったべサニーを特別扱いせず潰しにかかって来る姿はある意味好印象に思えてくる
好きであればこそかも知れないがチャレンジすることへの勇気を力強く感じさせてくれる



また腕を負傷して時の彼女の冷静な姿、その後の前向きな姿勢を見てるとこの子はある意味並みならぬ精神力のある子だと言うのがわかるし、家族もまた同様・・・特に父親の娘に言うセリフで「サメは片腕を奪ったが殺そうとはしなかった・・・」というこの考え方、前向きな姿勢は凄いと思った

しかし片腕になったべサニー演じるアナソフィア・ロブの片腕姿はたぶんCGで処理してるんだろうけど、良く出来てますね~
下手なSFのCGよりも完成度は高し!
久しぶりに大穴な1本でした




★★★★★ 2012.6.28(木) なんばパークスシネマ シアター11 16:15 G-6