goo blog サービス終了のお知らせ 

MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.095 「リアル・スティール」(2011年 128分 シネスコ)

2011-12-21 00:38:12 | 2011年劇場鑑賞
監督 ショーン・レヴィ
出演 ヒュー・ジャックマン
   ダコタ・ゴヨ
   エヴァンジェリン・リリー



日曜の布施ラインシネマに現れました
布施ラインシネマに来るのは久しぶりで、夏場に来たきりかな~?
ほとんど平日に来るのでどのスクリーンもガラガラなんですが、さすが日曜だけあってチケット販売の窓口はフルゲート!
ここで並んでチケット買うなんて滅多に体験しないぞ~
本来はを見るつもりで来たんだが、座席が大方埋まってるのと、この行列では上映時間ギリギリ間に合うかどうか微妙なため、急遽この作品にチェンジしました

(あらすじ)

かつて優秀なボクサーだったチャーリー(ヒュー・ジャックマン)は妻子と離れ、ただ自分の夢だけに没頭してきた。
だが、西暦2020年の今では人間に代わり、格闘技ロボットたちがボクサーとして活躍していた。
ある日、どうにかロボット格闘技のプロモーターとして生活していた彼の前に、母を亡くした息子(ダコタ・ゴヨ)が姿を現わし……



前評判の高いこの作品でしたが、たしかに128分間スクリーンに釘付けになりました
家族を捨てた父と息子のドラマと、ロボットボクシングという男子が喜びそうなネタにどことなくスポ根モノを思わす展開・・・これで楽しめない訳がない!?
色んな作品のイイとこ取りの感はあるけど、それだけにこの王道的な展開は理屈抜きに楽しめる(ついでにイヤ~な奴も出てくるし、悪役は強くて冷徹な奴ら・・・これもお約束)

ATOMOと言うロボットを挟んで父と子の見えない絆が築かれていく親子のドラマがストーリーの核ではあるが、やはりリングの上で闘うロボットボクシングのシーンは大きな見せ場となっていく!
金属同士がぶつかり合う音がリアルに聞こえるし、何よりこの映画3Dでなかったのがよかった
どうしても3Dだとドラマ部分よりこういう格闘シーンの方が印象が高くなってくるからね

特にクライマックスのボクシングのシーンは時間を割いて描かれていて、ここ最近の映画の中でも興奮度の高いシーンとなってます
このシーンの展開はどこからどう切って見ても「ロッキー」そのまんまなんだけど(敵役のゼウス軍団たちのセレブキャラは「ロッキー4」のドルフ・ラングレン、ブリジット・ニールセンを思いだす)、ロボットに置き換えたファイトシーンは見ごたえあります
じかもその戦いぶりは空中を飛んだり、飛び道具を繰り出したりせず、ロボットというより人間の戦い方そのまんま、素手によるファイトがいい



悪役と主人公が明確に分かれてのも分かりやすいが、チャーリーがリング下で自分が動いてATOMを操縦する場面は敵のゼウスはコンピューターで制御されたたマシンであるため、ここで人間VSテクノロジーという図式が構築されてるところが面白い
こういう戦いなら最新技術より生身の人間の勘と経験がものを言うという所はアナログ世代の親父には痛快!
父親に対しミゾを持っていた少年がリング下で躍動する父親を見て、ゼウスを倒すためでなく自分の為に闘ってくれてると言う姿に気づいて涙する場面に客席もすすり泣き・・・前夜忘年会で朝まで飲んで歌った疲れが吹き飛んだよ(笑)


★★★★ 2011.12.18(日) 布施ラインシネマ シネマ2 13:55 D-2