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MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No082 「おくりびと」(2008年 日本 130分 ビスタ)

2008-10-05 00:53:24 | 2008年劇場鑑賞
監督  滝田洋二郎
出演  本木雅弘
     広末涼子
     山崎努



海外の映画祭でグランプリを取ったことにより一気に注目が集まったこの映画。
もし取ってなかったらひっそりとミニシアターで公開されてたかも知れないですね。
評判もいいようなので見にいくことにしました。
しかも友人がこの映画の布施ラインシネマ10限定の招待券を何と葬儀屋からもらったっと言うこともありましたしね~
さすが館内は平日にしてはそこそこお客さんも居て、しかも大半が中高年以上と、年齢層も高めです。



(あらすじ)

楽団の解散でチェロ奏者の夢をあきらめ、故郷の山形に帰ってきた大悟(本木雅弘)は好条件の求人広告を見つける。
面接に向かうと社長の佐々木(山崎努)に即採用されるが、業務内容は遺体を棺に収める仕事。
当初は戸惑っていた大悟だったが、さまざまな境遇の別れと向き合ううちに、納棺師の仕事に誇りを見いだしてゆく・・・

納棺師と言うこの映画を知らなければもしかしたら永久に知らないままの職業が出てくる映画です。
モックンが主演ですがいい役者になりましたね~ 誰しも直面する死というものにたいして、この映画は納棺師と言う職業を通していろいろ考えさせてくれます。



旅行代理店か何かと思い就職すれば冠婚葬祭の葬祭にあたる仕事・・・モックンがこの仕事を浸隠しにするんですが、こう言う仕事ってやはりそう言うもんなんでしょうか?
私はそんな事はないと思うんですが、モックンの反応が興味ありました。
妻である広末涼子が旦那の仕事を知り泣いて辞めて欲しいと頼み、拒否した旦那と揉めてた時に旦那に触られたとき「触らないでけがわらしい!」と言う場面も悲しいね~ま、まさか遺体を触る仕事とは思ってなくショックだったんでしょうが人に寄っては特定の仕事に対してある種の偏見を持ったりする場合もあるけど無意識に出た彼女の台詞は辛いですね~
心の中で言ってはダメと判ってても興奮押さえきれずつい口が出てしまう・・・特殊な仕事についてる家族のひとコマを垣間見たかんじでした。

また遺体を着替えさせるテクニックにもびっくり周りに人が沢山見てるにもかかわらず肌を見せることなく着物を着せ替える場面は「へぇ~!」と驚嘆するでしょうね。

重いテーマなりそうな映画をややユーモラスな部分も取り入れて肩の凝らない、それでいて深い味わいのある映画でした。



★★★ 2008.10.2(木) 布施ラインシネマ10 北館 シネマ7 16:30 H-13






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