MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.046 「ロンゲスト・ヤード」 (2005年 米 114分 シネスコ)

2006-05-15 23:03:04 | 2006年劇場鑑賞
監督 ピーター・シーガル
出演 アダム・サンドラー
    クリス・ロック
    バート・レイノルズ



子供の頃から映画はよく見ていましたが、大半はTV洋画劇場でした。
そして小学校の3年生ぐらいから、ブルース・リーの映画と共に劇場へ連れて行ってもらいだし、大スクリーンで洋画を堪能するようになりました。
そしてTVのCMスポットなどで興味を持ち、今はなき梅田東映パラスという劇場に母親に連れていってもらったのがバート・レイノルズ主演の「ロンゲスト・ヤード」という作品でした。
アメフトのルールは判らなかったけど(今だよくわからないけど)そのハチャメチャな試合の場面に大笑いしたのを憶えてます。
ホント印象的な作品で、今でもベストムービーの1本です

そしてその映画のリメイク作が製作されると聞いて、どんな映画になるのか?と興味深々に思ってましたが、主演がアダム・サンドラー・・・おいおいコメディかいな?
たしかに旧作もコメディタッチの映画だったけど名匠ロバート・アルドリッチ監督が描く泥臭い男のドラマでもあったんですが、アダムなら・・・まさかパロディ映画になりはせんか・・・?

しかし蓋を開けて見れば、このアダムサンドラーが中々良いのです。
一切ギャグなしで、男らしいNFLスター、ポール・クルーを演じておりました。
まぁ正直、初代ポール・クルーを演じたバート・レイノルズのどことなく感じる色気と嫌らしさがあれば尚良かったけど・・・

ストーリーは旧作をほぼ忠実になぞっており好印象でしたね。
その分、古臭いスポ根モノのパターンで展開していきますが、充分旧作に負けず劣らずの面白さです。

個性的なキャラもオリジナルとだいぶん被るキャラが出てきますが、かつてリチャード・キールが演じた役を日本で御馴染みの格闘家ボブ・サップが演じてるのも面白いですね。
このデカくて気の小さい役はボブにピッタリでしたよ・・・「エレクトラ」や「IZO」などでも出演してますが、この役が一番ハマッてると思いますね。
他にもラッパーのネリーやプロレスラーのビル・ゴールドバーグ、NFLのスーパースターマイク・アービン、巨漢レスラー、ダリップ・シン、他のもクレジットでケビン・ナッシュやスティーブ・オースチンなどレスラーが名を連ねている。
これだけの身体能力の高い巨漢たちが演じる試合のシーンは旧作以上の迫力があります。
そして旧作では白人だったマネージャー役のクリス・ロックと旧作で主役のポール・クルーを演じたバート・レイノルズがコーチの役で出演。
しかもクライマックスでは旧作で付けてた22番のユニフォームで登場は旧作のファンは感涙もの!?

また刑務所の所長のジェームス・クローウェルもまた旧作のエディ・アルバートに負けず劣らずの悪役ブリでいい味だしてます。
所々に感じるオリジナル版へのオマージュ的な部分がこの作品の人気の高さを再認識させられました。



★★★★ 2006.5.13(土) ホクテンザ1 22:40 中央付近