MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.050 「LIMIT OF LOVE 海猿」 (2005年 日本 118分 シネスコ)

2006-05-26 22:20:31 | 2006年劇場鑑賞
監督 羽住英一郎
出演 伊藤英明
    加藤あい
    佐藤隆太



本来この日は「ナイロビの蜂」を見に行こうと思っていたんだけど、「ダ・ヴィンチ・コード」をいち早く見たい衝動に駆られて決断!「よし今日はダ・ヴィンチ~にしょう」
せっかく行くのなら何かもう1本ないかな?と時間の合いそうな作品を新聞で探してると丁度いい時間の作品がありました!ま、当初は鑑賞する予定には入ってなかったんです・・・それがこの「LIMIT OF LOVE 海猿」
くしくも邦画と洋画の現在の大ヒット作品をハシゴする超豪華な2本立てとなりました。

前作「海猿」は見ていないし、TVドラマも見ていない・・・その続編的なこの映画に着いて行けるかな?
と思ってたけど全然OKでしたね。
まぁ、だいたい話の設定の予想がつきますからね。

大型フェリーが座礁して遭難!海上保安官の仙崎(伊藤英明)らが救出に向かうが、彼はある事故でのレスキュー作業中に一人の遭難者を救えなかったことを気にし、婚約者の加藤あいとの決まりかけてる結婚に迷っている・・・
そんな最中でのこの大事故で、しかも婚約者もたまたまそのフェリーの乗船し遭難している。
非常事態での恋の悩みと職務の板ばさみか?と思ったらアッサリ彼女は避難!それどころか大方の乗客は避難し、最悪の事態は回避・・・と、ここで終わったら映画にならず、避難後の大爆発でレスキュー隊の伊藤英明、佐藤隆太と妊婦とケガ人の4人が閉じ込められ、物語はこの4人の脱出劇が主に展開されていく

下は浸水し、上は大火災という絶望的状況の最中、やけに軽々しい会話するレスキュー隊2人の会話に緊迫感が感じられない。
無線機は壊れ、外部の本部との連絡が絶たれてしまい、自分たちで行動する無謀な行為も疑問。
まずは連絡取れるように手を尽くせよ~と思ってしまいました。
そしてこの映画で一番感動的な場面かも知れないが、やっと携帯電話で通話できるようになり本部とも連絡がとれ沈没寸前にいざ脱出!って時に本部の婚約者、加藤あいに持って回った台詞でのプロポーズ・・・「そんなん後にして早く脱出しないと・・・」と心配する私の気持ちを無視するが如く「結婚しょう!」と、ここらで電話を切って脱出するか・・・と思ったら切るどころか、「子供を沢山作って、公園に遊びに行って・・・」延々長話・・・もはやここまでくればコントやな~ と思ってしまった。
そんな呑気なことしてるから・・・ほら~(ネタバレしそうなのでここらで止めておきます)

ま、展開はこんなツッコミ満載でそう言う意味では鑑賞後ワイワイと盛りあがれそうなんですが、ただ傾いて沈没寸前のフェリーのCGは最近の日本映画の中でも傑出の出来上がり!
後ろの桜島の背景と黒煙を上げながら傾くフェリーの絵は実写と言っても違和感がなく、この作品の一番の見所ではないでしょうか?

PS.遭難しても仙崎レスキュー隊員だけはゴメンだ!



★★★ 2006.5.25(木) 布施ラインシネマ10 北館 シネマ7 17:05 K-14