
公開されてだいぶん経ちますがやっとこの作品が見れました
今作は原作に関係のないオリジナルストーリー
で、前作で役所広司扮する大山刑事の後を継いで松坂桃李扮する日岡刑事が主人公
ダーティー刑事として広島暴力団抗争を収めてきた日岡の前に鈴木亮平扮する上林が出所してきたことにより、広島のヤクザ界の秩序が乱れだす…
前作は役所広司が熱演した大山刑事がモンスター的な存在だが、今回は後を受けた日岡でなくこの上林が破壊力満点のモンスターとして登場
この上林の凶悪なパワーが作品全体を持って行ったと思っても良いでしょうね
やたら相手の目玉をくり抜く殺し方は上林自身の生い立ちにも関わってくると言うバックボーンもあり、この男も過去のキズにより人生を曲がった方向に行ってしまっていったと言うキャラで鈴木亮平がキレた芝居を見せてくれます
日岡と上林の2人の反目が主軸で周りに出てくるヤクザ関連や警察関連も一癖もあり、実にキャスティングが上手く行ってると思います
中村梅雀にはすっかり騙された(笑)
またその妻を演じる宮崎美子さんは今作ではいかにも老けた感じの味を出してましたが、あの老けた中のボディはナイスバディが健在なんやなーと想像してしまいました(笑)
滝藤賢一扮する嫌味な管理官はもう適役すぎてます
ラストでちょっとしたカタルシスを味わえるのも、その敵役を演じるそれまでのシーン彼の演技力の賜物ですね
後、チンタが可哀想でしたが、こう言う映画に必ず必要なキャラですね
最初からこのキャラの運命が手にとるようにわかってしまいました
日岡と上林の一騎打ちのような展開に途中からなってく前作と違った雰囲気だが同様に楽しめました
因みに作品始まって30分くらいしたら隣のカップルが帰りました
思ってたんと違うかったんでしょうね…
始まって早々にお姉さんが目ん玉くり抜かれるしね
★★★★ 2021.10.8(金) アポロシネマ プラスワン 20:25 D-2