kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

京都・方広寺の大仏殿跡に再建された「豊国神社(とよくにじんじゃ)」

2019年01月20日 | 健康ハイキング・歴史クラブ・教養講座
今日は朝から雨が降っています。
ハイキングで京都に行ったのは、1月18日金曜日の晴れ時々曇りでした。

豊国神社(とよくにじんじゃ)

京都国立博物館から大和大路を通り北隣に位置する
豊臣秀吉を祭神としてお祀りしている「京都 豊国神社」は
方広寺の大仏殿跡に再建されていました。

参道に「ほうこくさんの おもしろ市」が・・・
京都の人々には「ほうこくさん」の名前で親しまれているようです。

社 額

鳥居に掲げられている社額です。

豊臣秀吉の家紋「五七桐」

桐紋は、菊紋とともに天皇家のみが使っていたものでしたが
その「桐紋」を、秀吉が使うようになったのは、
織田信長から桐紋章を頂戴してからだと言われています。


人が途切れた時に撮りましたが、人気の「おもしろ市」のようです。


当初、豊国神社は大坂城の城外に造営が予定されていましたが
京都の人々が「京都に墓も神社もあったのだから、元の場所に作るべきだ」と
京都での再建に熱心な訴えがあり、この場所に本社が建てられたそうです。

※大阪にも同じ名前の神社があるのは、別社が大阪に建てられたからでした。



国宝三唐門の一つに数えられる唐門

西本願寺・大徳寺の門と並び、国宝三唐門に数えられる桃山時代の作です。

かつては秀吉の居城のひとつ・伏見城の城門だったと伝えられ
伏見城が廃された後は、二条城に移され→南禅寺の塔頭・金地院へ
そして明治に入ってから豊国神社に移築されたそうです。

後陽成天皇宸筆による勅額

創建時に作られた、後陽成天皇宸筆による『豊国大明神』の勅額。

欄間の「目無しの鶴」(伝 左仁五郎作)
正面上部の欄間に見られる二羽の鶴は、あまりに良い出来栄えであった事から完成させると飛び立つ危惧から、あえて目を入れなかったといわれています。

瓢箪(ひょうたん)絵馬

唐門前の瓢箪絵馬に願い事を書いて、奉納すれば出世できると言われています。

唐門の扉
今は木目が見えているだけですが、唐門が建てられたその当時は全体が漆で塗られ、彫刻も極彩色に彩られ、金箔張りが随所にあった桃山文化らしい荘厳華麗を極めた門だったそうです。


扉には「鯉の滝登り(伝 左仁五郎作)」の彫刻があります。
これは中国の故事にある「登竜門」を示し「立身出世」を意味しているそうです。

石灯篭(慶長灯篭)

秀吉に仕えた武将達から寄進された、唐門の左右にある古い石灯篭には
灯篭の柱に寄進した人の名前が刻まれています。
※当初は56基あったそうですが、現存は8基だけでした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« デンマークのことわざ「古い... | トップ | 京都・大坂の陣のきっかけと... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

健康ハイキング・歴史クラブ・教養講座」カテゴリの最新記事