kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

京都の冬の風物詩・大安本社工房 「千枚漬け込み」 の見学

2011年11月11日 | 高槻しろあと歴史館と市民大学
今年も11月8日の立冬に、京都の伝統でもある冬の味 「千枚漬」 の
漬け込みが始まり、テレビでもその様子が放映されているのを観ましたが


今日(9日)は、京都市伏見区にある京漬物の老舗 「大安(だいやす)」 の
本社工房で行われる 「千枚漬け込み」 を見学してきました。

千枚漬けに使われる聖護院かぶらは、北海道産~九州産を使いますが
いま積み上げられているのは 富山産の 「聖護院かぶら」 でした。
※ 聖護院かぶらの聖護院は地名で、現在は生産されていないそうです。


聖護院かぶらの皮をむいているところです。

口に残らないように筋のない所までむくのですが、林檎をむく時のように
長く繋げてむくのではなくて、細かく切り飛ばすようにしてむいてました。


皮のむけた “かぶら” を、庖丁かんなで 2.6mm の薄さに切っています。
切った “かぶら” をきれいに並べて、樽の中で塩漬けにします。


数日塩漬けにしたものを取り出して、北海道の昆布と一緒に樽の中で
秘伝の味付けをして、約1週間で出荷されるそうです。


工房を出て本社の2階に行くと・・・中庭にお漬物の重石が置かれてました。

私の知っている重石とは違って、四角い形の重石は芸術作品のようでした。
この重石は、大安さんの宝なんでしょうね。


千枚漬けに、京都限定で販売されているお漬物など試食させて頂きました。

∽∽∽∽∽∽∽  ひとりごと    ∽∽∽∽∽∽∽

工房と工場には違いがあって、工房は手作りで、工場は機械・器具を
使って作っているのです。だから手作りの大安さんは工房なんですね。

京都限定の 「あさごぼう」 、新製品の 「ゆず白菜」 「柿とかぶら」 は
お漬物というより、一品としても美味しいのでお酒の肴にも合いそうです。

社名の 「大安」 は、初代 「大角 安治郎」 さんの 「大」 と 「安」 を取って
名付けられたそうです。 関西以外の人からは 「だいやす」 ではなくて
「だいあん」 と呼ばれることもあるそうですが、縁起の良い名前ですね。

大安さんから帰る時に、かわいい袋に 「味すぐき」 と 「赤しそ胡瓜」
「酒の友」 が入っていて、来年の手帳までお土産で頂きました。 (^^♪
 
~~~~~~  今日の誕生花  日比谷花壇より  ~~~~~~~
花名 : チャノキ      花言葉 : 向上心
ツバキ科の常緑小高木で、緑茶の原料として日本人には馴染み深い植物です。
中国南西部原産で、日本には奈良時代に渡来したそうです。
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京都伏見・寺田屋浜の 「龍馬とお龍、愛の旅路」 ブロンズ像

2011年11月10日 | 高槻しろあと歴史館と市民大学
昨日のつづき・・・


宇治川派流 (うじがわはりゅう) 沿いを進んでいくと


京都桃山ライオンズクラブさんが、結成50周年記念で二十三年九月に
建立された 「龍馬とお龍、愛の旅路」 ブロンズ像がありました。


像の前には、ここから龍馬とお龍が霧島へ旅立った(日本初の新婚旅行と
いわれる)場所だといわれる三十石船の船着場 「寺田屋浜」 がありました。

∽∽∽∽∽∽∽  ひとりごと    ∽∽∽∽∽∽∽

宇治川派流沿いは三十石船が行き交い、水上交通の中継地として
栄えていたのですが、いつしか途絶えてしまいました。

しかし、淀川舟運の歴史を伝えようと十石舟・三十石船の運行が復活して
四季に彩られた伏見の風景を、舟から眺める事ができるようになりました。
十石舟・三十石船のご案内は こちら をクリックしてご覧下さい。

「龍馬とお龍、愛の旅路」 像が、出来立てのホヤホヤだったので驚きましたが
さすがに文化財スタッフの方達ですね~新情報も把握されてました。(^^ゞ
 
~~~~~~  今日の誕生花  日比谷花壇より  ~~~~~~~
花名 : コダチベゴニア      花言葉 : 無邪気
球根性、根茎性、木立ち性と3つに分けられるベコニアの中で、やや背丈の
高くなる種類です。 ベゴニアの名は、フランス領カナダ総督で植物学の
理解者であったベゴンにちなんでいるそうです。
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大坂との運行の拠点だった 「伏見港」 と 「角倉了以 の石碑」

2011年11月09日 | 高槻しろあと歴史館と市民大学

伏見港は秀吉の伏見城築城の際に作られ、大坂との水運の拠点となり
京都の豪商・角倉 了以(すみのくら りょうい) の、高瀬川開削 (1614) で
高瀬舟が運行するようになり、京都との往復も盛んになりました。

陸上交通の近代化で昭和30年代半ばで港の機能は幕を閉じています。


角倉了以 の石碑

偉業を称え、高瀬川 (宇治川派流と濠川が合流する付近に残っている
小さな川で、高瀬川に架かる小さな橋が画像の左に見えてます。) の
すぐ横に石碑が建てられていました。

※ 鴨川に並行して京都から伏見に至る細い運河を掘り、これを通って
淀川につながる水上交通路を開きました。 この運河が高瀬川です。

∽∽∽∽∽∽∽  ひとりごと    ∽∽∽∽∽∽∽

文化財スタッフのお誘いで、宇治方面探訪バスツアーに参加してきました。
伝統文化Gの企画だったのですが、考古G・ 拓本G・古文書G などからも
たくさん参加されているので、色々教えて頂いて楽しい探訪になりそうです。
 
~~~~~~  今日の誕生花  日比谷花壇より  ~~~~~~~
花名 : ムラサキシキブ      花言葉 : 才媛
山野に生える落葉低木です。ムラサキシキブの名は、この植物の紫色の
実を美化して、源氏物語の作者、紫式部に見立てたものとされています。
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香梅殿で頂いた 「おうす (薄茶)」 (^^♪

2011年09月15日 | 高槻しろあと歴史館と市民大学
天神さんの 「祭式殿内庭から香梅殿内庭」 のつづき・・・


香 梅 殿   (今日は、この香梅殿で “おうす” を頂きます。)

香梅殿は、茶室・多目的ホールとして使われており、毎週土曜日の
12時から17時、茶道・着付・華道などの教室として利用されています。


「 松 風 供 一 吸 」 って書かれているのでしょうか・・・?

横には、ススキなど秋の草花が活けられて秋を感じさせてくれます。
左横にみえる小さなものは、かわいい折り紙の兎さんです。 (^^♪


「おうす」 の前に 「生菓子」 と、「お干菓子(ひがし)」 が出てきました。
生菓子の上には、お月さんとススギが描かれています。


「おうす」 を点ててくださったのは、文化財スタッフの方達です。
詩吟を聴かせて頂いた後の、美味しい 「おうす」 でした。 

∽∽∽∽∽  ひとりごと    ∽∽∽∽∽

「おうす」 は 大阪弁なのでしょうか・・・「薄茶」の丁寧な言い方です。

〇 薄茶は、大寄せの茶会や禅寺のもてなしで、一人一椀の薄茶を点てます。
薄茶の前に 「干菓子」 (ひがし) や、生菓子を出すこともあります。

〇 濃茶は、亭主を中心とした少人数の茶事ではひとつの椀の濃茶を主客より
順にまわし飲む。菓子は生菓子で 「主菓子 (おもがし)」 と呼ばれます。

~~~~~~  今日の誕生花  日比谷花壇より  ~~~~~~~
花名 : ヨメナ       花言葉 : 秘めた美しさ
日本各地の秋の野山で見られる、清楚な花です。「ウハギ」という名で
万葉集にも登場するほど古くから日本人になじみの深い花でした。
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天神さんの 「祭式殿内庭から香梅殿内庭」

2011年09月14日 | 高槻しろあと歴史館と市民大学
昨日からのつづきです。


祭式殿内庭から香梅殿内庭へと通じています。


香梅殿内庭から、昨日ご紹介した祭式殿が見えてます。


東側には、6,000坪の竹林の一角が見えます。


数年前までは荒れていた竹林だったそうですが・・・
いまはボランティアの方達のお蔭で、きれいに整備されていました。

∽∽∽∽∽  ひとりごと    ∽∽∽∽∽

何度も来ている 「天神さん」 ですが、この中まで入ったのは初めてです。

この社には7つの神社と2つの古墳があります。
お勤めコースをたどって、全ての神々のご加護を頂いて下さい。(^^♪

~~~~~~  今日の誕生花  日比谷花壇より  ~~~~~~~
花名 : ホトトギス        花言葉 : 熟練
古くから愛培されてきた日本原産の園芸植物です。
鳥のホトトギスの胸羽毛の模様に由来するようです。
多くの園芸品種があり、色も紫、白、黄色などがあります。
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天神さんで 「お月見の会」

2011年09月13日 | 高槻しろあと歴史館と市民大学

天神さんと呼ばれ親しまれている、上宮天満宮の 「祭式殿正門」 です。

私の所属している 高槻市文化財スタッフの会 で、 「お月見の会」が
天神さんで開催されることになり、私も参加してきました。


祭式殿の内庭です。
  
天神さんには何度も行っているのですが、この中に入るのは初めてです。
(右手に行くと、香梅殿に通じる道がありました。)


同じ会の方が詩吟をされていて、詩吟の仲間達でご披露して下さいました。
テーマは、もちろん 「天神さん」 菅原道真 です。


これはお隣の香梅殿で 「おうす」 を頂いた後に見たお月さまです。
大きな木の間から少しだけ見えました・・・。


50数名のみなさんと 「荒城の月」 「夕焼け小焼け」 ・・・などを歌って
お月見の会が終わりました。

∽∽∽∽∽  ひとりごと    ∽∽∽∽∽

上宮天満宮の代表者 「森さま」 から “上宮天満宮のおはなし” があり
6,000坪の社域内竹林・こま犬についても色々聞かせて下さいました。

今日は久しぶりに詩吟を楽しませて頂いて、ある人を思い出しました。
その方は、私より30歳以上も年上なのにきれいな声をされていたので
電話では、いつも娘さんと間違われるほど澄んだ声の女性でした。

~~~~~~  今日の誕生花  日比谷花壇より  ~~~~~~~
花名 : ランタナ       花言葉 : 協力
熱帯アメリカ原産で、花は咲いてから時間が経つに連れて黄色から
だいだい色、赤へと色が変わります。このため、シチヘンゲとも呼ばれます。
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25カ国の 「国際成人力調査」 と 「1800年代の百科事典」

2011年09月10日 | 高槻しろあと歴史館と市民大学
OECD加盟国の日本を含む25カ国が参加して、16~65歳を対象に
2011年8月から、「読解力」 「数学力」 「IT活用能力」 などを調査し
「成人が日常生活、特に仕事の場面で今の社会で求められる力が、どの
程度持っているか」 分析した結果を国際比較することで、成人・生涯教育や
職業訓練制度等の施策に活かすことが目的だそうです。

長くなりますので・・・詳細は ここ をクリックしてご覧下さい。




これは、文久(ぶんきゅう)4年(1864)の 「百科事典」 で
有名な武将たちや、大阪の地図、礼儀作法などがわかる辞典です。


嘉永(かえい)2年(1849)の 「百科事典」 で、いろは順に
「時候 (季節)」 「神仏」 など別に、様々な用語を載せる字典です。


文化12年(1829)「女性のしつけに関する本」 です。
食事の配膳の仕方、結婚に関する心得などが挿絵付きで紹介されています。


江戸時代の 「女性の教養本」です。
五節句の飾り方、女性の文の書き方や封の仕方などが書かれています。

∽∽∽∽∽  ひとりごと    ∽∽∽∽∽

「国際成人力調査」で、日本は5位に入って欲しいけど・・・
10位に入ればいい方だと言われています。 (~_~;)

「高槻しろあと歴史館」で、ガラス越しに撮ったので分かり難いですが
1800年代に、もうこんな立派な百科事典があったのですね。

昨日テレビで、高校生の早押しクイズがありましたが
東大生でも回答率が低い問題を、簡単に答えるなんて凄ーいですね。

~~~~~~  今日の誕生花  日比谷花壇より  ~~~~~~~
花名 : タムラソウ      花言葉 : 秘密
山地の日当たりのいい場所に生える多年草で、アザミにとても似ています。
しかし葉に棘がないので容易に区別できます。
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「菁莪堂 (せいがどう)」

2011年09月06日 | 高槻しろあと歴史館と市民大学

江戸時代に、高槻藩の藩校「菁莪堂(せいがどう)」がありました。

菁莪堂は、高槻藩主 永井家9代 永井直進 (ながい なおのぶ) が
寛政年間 (1789~1801) 城内の 「三の丸」 に創立しました。


菁莪堂に祀られた孔子像

永井直進は、儒学の一派で古学派の 三崎克譲(みさき かつじょう)を講師に
招きました。克譲は師匠から贈られた孔子像を菁莪堂に祀り教えたといいます。

また、幕末の高槻藩士で、七言絶句や書に優れた漢詩人 「藤井竹外」 も
菁莪堂で学び詩作に励んだと言われています。


菁莪堂入塾御願


四書五経    (上段:五経   下段:四書)

〇四書(ししょ)は、儒教の経書のうち『大学』『中庸』『論語』『孟子』の
4つの書物を総称したもの。

〇五経(ごきょう)は、儒教で基本経典とされる経書の総称したもの。
『詩経』・『書経』・『礼経』・『易経』・『 春秋経』

∽∽∽∽∽  ひとりごと    ∽∽∽∽∽

菁莪堂のことは今年になって知ったのですが、三の丸巽櫓の西側に位置し
勉学の場であった菁莪堂は、明治には文武館と改称したが明治に廃校になり
いまは、高槻一中の運動場の東南にその碑が残っているそうです。

江戸時代後期の儒学者で 「大塩平八郎の乱」 を起こした大塩平八郎も
この菁莪堂で教鞭を執ったと言われています。

※ ガラス越しに撮ったので、きれいに撮れませんでした。 (~_~;) 

~~~~~~  今日の誕生花  日比谷花壇より  ~~~~~~~
花名 : ツリガネヤナギ      花言葉 : 正義
北アメリカ原産の宿根草で古くから園芸化されている植物です。
ピンクや白、赤紫、青などたくさんの園芸種があります。
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第26回 しろあと歴史館 夏の歴史講座 「妖怪と城 -花の御所-」

2011年08月31日 | 高槻しろあと歴史館と市民大学
2011年8月26日に、しろあと歴史館で開催された
中西学芸員 夏の歴史講座 「妖怪と城」 を受講してきました。


お城に妖怪が?と、思っていたのですが
城跡のたたりとか・・・妖怪の伝説が思っていた以上にあるもんですね。
お城ではありませんが、その中の一つが ↓ です。

●室町の心霊スポット 「花の御所」
「花の御所」とは、室町通に正門を持つ足利将軍家の邸宅の事です。
室町幕府の名の由来であり、将軍家当主は 「室町殿」 と呼ばれたように
歴代将軍が意識し続けた由緒のある場所でした。

永楽4年 (1432) ごろから「花の御所」 に “もののけ” が出没し
以後、長禄3年 (1459)ごろまで現れて、将軍家に仕える女房たちの
髪や衣服を切るなどのしわざを繰り返していました。

その正体は、狐とも将軍に捨てられた女房たちの生霊とも噂されました。
8代将軍足利義政の時代、その母や女房たちが怖がったため 「花の御所」は
一時的に廃棄されました。

そして足利義勝の死去直前に 「花の御所」 で霊媒師が語ったところ
滅ぼした 関東公方足利持氏・一色義貫・赤松満祐の霊が現れたそうです。
しかし、戦国時代の幕開けとともにその記録は消えました。

∽∽∽∽∽  ひとりごと    ∽∽∽∽∽

他にも、播州皿屋敷などのお話しもあって 「お菊虫」 と呼ばれてたたりを
怖がれていた虫は 「ジャコウアゲハ」 の幼虫だったと、教えて貰いました。

お城の名前には、白鷺城・舞鶴城・亀山城・巨鹿城・伏虎城・猪伏山城 など
妖怪になりうる 鳥、牛、鹿、虎、亀 などが多く使われていたのですね。

~~~~~~~  今日の誕生花  日比谷花壇より  ~~~~~~~
花名 : スパティフィラム     花言葉 : 清らかな心
カラーと同じサトイモ科で、仏炎苞は先端がとがった楕円形で
中央にある花は、白やクリーム色で芳香があるものが多いようです。
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妖刀伝説の 「名物 鬼丸」 と  「村正」

2011年08月25日 | 高槻しろあと歴史館と市民大学
8月19日に開催された、しろあと歴史館の千田学芸員の夏の講座
「妖怪を斬る-名刀・妖刀伝説-」 より


御物 (ぎょぶつ)   太刀   銘 国綱 「名物 鬼丸」

製作時代:鎌倉時代  製作地:山城国、又は 相模国  
刃長78.2cm  反り3.1cm   天下五剣のひとつ   宮内庁所蔵
(天下五剣は、鬼丸国綱・大典太光世・三日月宗近・数珠丸恒次・童子切安綱)

「名物 鬼丸国綱 (おにまるくにつな)」 の伝承
北条時政が毎夜毎夜夢の中で鬼に苦しめられていたところ、夢の中に
翁が現れて 「汚れた人の手に握られたために錆びてしまって鞘から
抜け出せないので、妖怪を退治したければ錆を拭い去ってくれ」と
いいました。

 翁の言うとおりに錆を拭き取ると、刀がひとりでに近くにあった火鉢の
足を斬りました。 それは銀で作られた鬼の形をしていたそうです。
それ以来、時政は夢の中で鬼に苦しめられることがなくなりました。




千田学芸員が発泡スチロールを使って、短刀 銘 「村正」 を
実寸で作られて、講座を受けられている人たちに『こんな大きさです。』
といって、私たちに見せて下さったものです。

村正は、伊勢国桑名の千子派の刀工。室町時代中期から後期にかけて
三代に渡って栄えた。 切れ味の良さに定評がありました。


∞∞∞   家康が、村正を嫌うのには・・・   ∞∞∞

〇 家康の祖父・松平清康が、家臣に間違って斬殺されたときに使われた。

〇 長男信康を二俣城において切腹に処するが介錯に使われたのが村正。
 
〇 家康自身も、駿河今川方の人質だった時に、村正の短刀で怪我をする。

〇 槍の検分で家臣が取り落として家康が指を切った・・・などがありました。

「村正」 の銘を改ざんされた例が複数見られ、「村」 の字をつぶして
「廣」 をあらたに彫って 「正廣」 や 「正宗」 に改ざんされていました。

∽∽∽∽∽  ひとりごと    ∽∽∽∽∽

「御物 (ぎょぶつ)」 は、何のことだろうと思って調べました。
それは、皇室の私有品として天皇家に伝来した所蔵品のことをいい
絵画、書跡、刀剣などが御物とされていました。

「妖怪を斬る-名刀・妖刀伝説-」 は、これで終わります。

~~~~~~~  今日の誕生花  日比谷花壇より  ~~~~~~~
花名 : トルコキキョウ    花言葉 : 優美
トルコという国名がついていますが、北アメリカの原産のようです。
花の色も様々で、キキョウよりはずっと華やかですね。
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