黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『陰陽師 瀧夜叉姫 下』夢枕獏(文藝春秋)

2005-11-28 | 読了本(小説、エッセイ等)
晴明と博雅は、俵藤太や賀茂保憲らとともに、20年前の平将門の乱により斬首された彼にまつわる謎を追ううちに、彼の首を焼いた遺灰を一部盗んだ者がいることを知る。
一方、将門の娘・滝子を擁した興世王は、貞盛の身体から復活を遂げた将門の首を、20年前斬られた身体に繋ぎ、京を掌握せんと画策する。
裏で暗躍する興世王の正体とは……。

物語としてはおもしろかったですが、滝子はタイトル(『瀧夜叉姫』)になるほどの存在感を発揮してなかったような気が。将門とか俵藤太あたりの方が存在感が大きいですね。……若干、博雅の影も薄いような気もするのですが(笑)。
道満のジョーカー的なキャラクタが遺憾無く発揮されたあたりが、ちょっとおもしろかったです。

<05/11/27,28>

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