Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

売れ残り弁当を役立てる

2007-08-29 23:59:59 | Life
 コンビニ弁当には私も学生時代によくお世話になったものです。家と職場の「机の前」を往復する今となっては、なかなか利用する事も無くなってきましたけれど、24時間、そして待ち時間と場所を考えなくて済むのは大きなメリットです。
 私の場合、弁当とはいえ、主に利用するのはサンドイッチやおにぎりですけれどね。

 さて、24時間いつでもある、と言うことは、日持ちがしない加工食品である以上、常に補充していると言うことです。さらに言えば、その補充のタイミングで常に余剰在庫が発生し、廃棄されていることを意味します。

 いわゆる「廃棄弁当」というヤツですね。

 よく、もらって帰ってくるとか、家畜の飼料にしていたら奇形が増えたとか言うネタにされるこの廃棄弁当ですけれど、実際のところどうなっているかなんて、蚊帳の外の人間にはわかるはずもありません。
 ただ一つ言えることは、「セブンイレブンがリサイクルしようとしている」ということだけです。

売れ残り弁当を飼料に セブンイレブン9月から 中国新聞

 コンビニ最大手のセブン-イレブン・ジャパンは29日、東京23区内の約1000店舗で売れ残った弁当や総菜などの期限切れ商品を、9月から家畜用飼料として活用を始めると発表した。

 セブンイレブンの発表PDFによると、総菜、弁当の大部分は家畜用の飼料にリサイクルし、適さない物については堆肥として利用。育てた家畜や野菜を使用した商品を販売するというエコ・システムを構築すると言います。

 現在でも堆肥化は事業として行っているようですが、今回の取り組みによってその幅を大きく広げることになります。
 心配なのはそれによって作られた飼料で育った家畜の安全性ですが・・・名目上セブンイレブンの弁当・総菜は「保存料・着色料を使っていない」とのことですので、少しは安心できるかな、と。どちらにしろ、人間が食べているものですからね・・・問題が表面化する頃には手遅れかもしれませんが。

 売れ残った弁当がどこに行くか。少なくともセブンイレブンに関しては、これで説明がつきそうです。食品流通の場合、どうしても供給が需要を上回りがち。それを少しでも緩和しようとするならば、今回のような措置は必要でしょう。それさえも否定してしまったなら、そもそもコンビニという供給形態そのものの否定でありますから・・・まあ、私のように恩恵を預かっている物にとっては「この輪が広がっていくといい」くらいしか言えないわけですよ。


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