Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

帰ってきたファミリーベーシック?「プチコン」

2011-02-25 21:40:21 | Digital Devices

 昔、ファミリーベーシックというものがあってだな・・・なんて言うと本当におっさんみたいですが、一応アラサーですから念のため。

 アラサーでもおっさんだろうという話は置いておいて、「ファミリーベーシック」とは、カスタマイズされたBASIC言語をファミコンで使えるようにした周辺機器で、取っつきやすいよう独自のグラフィック命令を用意したり、変数の管理を簡略化したりといった工夫をする事で、当時のコンピューターにあこがれていた子供たちの心をわしづかみにした製品です。
 安価で手軽にプログラムに触れられるという魅力を持つ反面、初代では2キロバイト、最後期の製品でも4キロバイトまでしかコードが書けず、作ったゲームの実行の為に使えるメモリは僅か4キロバイトしかなかったため、どう頑張っても「ちょっとしたゲーム」程度までしか開発が出来ないという、入門機以上になれなかったハードウェア上の制約により、2年ほどで市場から消えていったのでした。

 ちなみに発売当時、私はまだ小学生にもなっていませんでしたから、私がファミコンを手にしたときにはすでにブームは下火になっていました。余談ですが、私が中学生の頃に買ったマイコンベーシックマガジンにファミベのよっしんさんの作品が掲載されており、sスーパーファミコン全盛の今、まだファミリーベーシックが現役なことに大変驚いたものです。

 最終バージョンの発売から実に25年は経とうかという今、まさかまた任天堂ハードで、しかもBASICが復活することになろうとは・・・

ニンテンドーDSiウェア『プチコン』新発売のご案内 スマイルブーム

株式会社スマイルブーム(代表取締役 小林貴樹 本社:札幌市北区北9条西4丁目7番4号)は、ニンテンドーDSiウェア『プチコン』を、2011年3月9日より、任天堂株式会社の運営する「DSiショップ」にて発売することを発表いたします。

『プチコン』は、ニンテンドーDSi上で動作するプログラム言語「BASIC(ベーシック)」です。

 ううむ・・・Cだと「起動して即記述・即実行の単純さ」とは行かないし、ましてJavaやC#と言ったモダンなオブジェクト指向言語となると、流儀やオブジェクト指向の考え方まで気にしなくてはならないですから、入門用としてはBASICは良いかもしれません。
 いや、オブジェクト指向全盛の今でこそ、単純明快なBASICという選択肢を与えてくれるこのソフトは貴重なのかも!

 ちなみに、プチコンのオフィシャルページは、N88-BASICや前述のマイコンベーシックマガジンに反応してしまう人なら感涙ものの構成になってますので、それだけでも一読の価値ありかもです。

 しかし、懐かしいなあ・・・中学生の時にベーマガのプログラムを必死で打ち込んでいた記憶がよみがえるような。でもBASICに慣れすぎて、モダンな言語に移るのに苦労した覚えが・・・。ちょっと買ってみようにも、そもそもDSi持ってないし、ソフトウェアキーボードでの入力はすごく大変そうなんだけど・・・でも、何とも言えず魅力的ですよねえ。



最新の画像もっと見る