PCに接続する周辺機器の接続方法は多岐にわたります。古くはシリアルポートや専用の特殊なコネクタ、さらには長く使われているPS/2ポートやUSB、有線だけではなく無線のものや、最近はBluetoothも徐々に普及してきています。
マウスやキーボードという入力デバイスに関しては、有線はUSB、無線はUSBかBluetoothで落ち着いてきましたが、ここにきて「モバイルPCはほぼ搭載しているが、誰もそれでマウスを接続しようとは思わなかった」規格での新製品が登場しました。
HPから世界初の WiFi 接続マウス Wi-Fi Mobile Mouse
HPが業界初をうたうWiFi 接続マウス HP Wi-Fi Mobile Mouse を発表しました。ケーブルやUSBドングルが要らず、また単三電池 2本で「同等のBluetoothマウスの約2倍」という9か月駆動が特徴です。マウスとして両側のサイドボタンを含む5ボタンとチルトホイール、ラバー素材サイドグリップの左右対称デザインなど。発売は米国で6月、価格は49.99ドル。
最初はWi-Fiアクセスポイントを介して動作するのかと思っていましたが、解説を見る限り、PSPやDSでおなじみのアドホックモードでリンクする模様です。そのためにドライバをインストールするのは手間ですが、USBポートを埋めず、Bluetoothよりも普及しているWi-Fiを無線接続規格に使うのは理にかなっているように思えます。
まだ使ったことがないのでなんとも言えませんけれど、レスポンスとか接続の手軽さとかはどんな感じなんでしょうね。また、アクセスポイントを介してならデスクトップでも使えたりするのかはちょっと気になるところです。