<走行充電マニュアル化>
今朝の東海は一気に気温 15℃以下と冷え込んでいます。
気温の低下に伴い、ソーラー発電は大きな発電量を発揮してくれる時期と成りました。
そんな今日は、常々思っていましたソーラーの有効活用検討です。
【常々の疑問】
名古屋から栃木まで連続走行 約500Km走りましても走行充電ではサブは満充電には成りません。
500Km連続走行時のサブ電圧
12.9~13.0V 程度ですね。
(デーラー装着の残量計では、100% 300Ahを表示する場合もあり)
皆様も不思議にお思いの事でしょう?!
【何故、サブ電圧が上昇しないのか?】
この疑問に付いては、過去記事で何度かお話しています。
走行充電は車体側のメインバッテリー充電装備を流用し、サブ走行充電としている為、設定充電電圧がボルテージレギュレターに支配され、サブが要求する高電圧を供給する事が出来ません。
バッテリー充電は現状バッテリーが持っている電圧より、高い電圧を印加しませんと充電する事は不可能なのです。
【サブを真の満充電にするには?】
ここではキャラバン中を前提に考えます。
走行充電の場合ですと、充電電圧を14.5Vまで昇圧すれば可能です。
但し、この昇圧回路を組み込む事が難しいでしょうね。。。。
特に異常な耐サージ性を確保するのが困難と考えられます。
そこで考えられるのは、現状保有していますソーラーの活用なのです。
昨日は晴天で、外気温も低くソーラー発電には好条件が揃っていました。
BM-1表示では
サブ充電電圧 14.3V
サブ充電電流 0.4A
サブは満充電近くですから、ソーラーコントローラー(以下 コントローラー)は、充電電流を小さく絞り、アブソーブモードです。
この状態で各セルを均等化し、電圧が14.7Vに上昇するまで維持します。
(この充電アルゴニズムは、各コントローラーメーカーにより異なります)
バッテリー劣化状態により変化しますが、約3時間この電圧を維持しますと、フロートモードに遷移します。
このフロートモードに入りますと、サブは真に満充電と考えられます。
下記BM-1表示でもサブ電圧 14.3Vですから、真の満充電とは言えませんね。
しかし、残量計は100%表示しています。
【ソーラー活用方法】
キャラバン中の昼間、晴天であればソーラーパネルは太陽光を浴びていますから、常に発電が可能です。
やはりこれを有効活用したいですよね。
小生のバンクスは、ソーラー発電と走行充電の充電混触(2系統の充電回路が混在する)対策として、エンジン始動しますと、コントローラーからソーラーパネルを切り離すリレーを組込んでいます。
昼間走行中は、このソーラー切り離し回路を変更します。
昼間走行中 → ソーラーでサブ充電
夜間走行中 → 走行充電
この切替えをマニュアル操作するのが、今回の快適化なのです。
人間が古いせいか、どうも自動化は性に合わないのです。
何時でもアナログが最高だと信じて疑わない人間なのです。
本日の所は、前置きで終わりそうですね。
栃木まで500Km走行しますと、道路の込み具合にも依りますが、7~8時間は掛りますからね。
7~8時間も太陽光を浴びるチャンスは、無駄には出来ません。
何しろ太陽光は世界人類に平等で、無料ですからね。
巨額の廃炉費用、何万年も掛る廃棄物の無毒化、事故時の汚染を考慮しますと使わない手は無いですね。
最後はボヤキが入りましたが、年寄りの冷や水とお許し下さい。
しかし、、、
我が家は走行充電でも300Aになっているようですけど、益々電気は分かりません(*´∇`*)
疑問に思われている事の回答は、本文に有るのですが。。
しかし、女性でここまで興味を持って頂けるようですから、特別に回答しますね。
(^^
mamaさん家のZilは、ソーラー、走行充電が混触状態ですね。
経験則では、混触状態ですと走行充電電圧までしか電圧は上昇しません。
従いまして、サブ電圧は12,9~13,0Vですから、充電深度としましては、80%程度です。
しかし、残量計は300Ahを表示します。
これは、12,9V程度で100%(300Ah)を表示するよう残量計が調整されているからです。
充電深度は約80%程度有りますから、実用上良しとしているのでしょう。
まぁ~苦肉の策と言う所でしょうか。
繰り返しに成りますが、実用上は困らないと思いますからご安心下さい。