kenyのキャンピングカーライフ!

キャンピングカー遍歴からの楽しみ、苦しみ、整備などに付いて思い付くまま綴ります。何かの参考に成れば幸いです。

直虎から浜松の夜

2017-02-28 09:21:53 |  中日本

<直虎さんを思い夜の浜松に浸る>

龍潭寺は、名刹と言っても過言では無いでしょう。

動乱の戦国時代を小さな豪族が、生き抜いて来た経歴を今に伝える貴重な文物に溢れています。

 

そんな龍潭寺を出ますと、小さな看板が有り、井伊共保(いいともやす) 出生の井戸を案内してくれます。

道を渡りますと、龍潭寺のバス停が有ります。

また、この出口付近も駐車場で、今回は此方に停めさせて貰いました。(無料)

出生の井戸は約1,000年前、井伊家 始祖共保公が、この井戸で生まれたとされます。

大河ドラマで、音羽と亀之丞が遊ぶあの井戸なのです。

山の中と思っていましたが、田んぼの真ん中なのです。

往時は木々が覆い茂っていたのでしょうね。

いゃ~~天気が良く、井戸が神々しく見えます。

音羽が井戸を覗き込んで居るかも知れません。

何故か急ぎ足に成ります。

 

出生の井戸です。

井伊家の井桁、橘の家紋の由来と成った井戸なのです。

音羽が御先祖様が井戸から生まれたと言うのは不思議だな~~と、思案気に覗き込むのが印象的でした。

やはり覗き込まない訳には、行きませんよね。

(#^.^#)

田んぼに水が無いせいか、今は枯れているようです。

 

井の国をしっかりと堪能させて頂きました。

音羽、直虎に後ろ髪を引かれながら、浜松市を目指します。

今夜は久しぶりに、夜の街に出て見ようかと。

 

何時もキャンピングカー内食では、飽きも来ますから。

それに良い情報も有ったものでして。

(#^.^#)

今夜のネライは、浜松駅前の繁華街なのです。

駅から少し離れ、料金上限設定の有るパーキングに入ります。

 

浜松市内も直虎感満載のようです。

こんな自動販売機もあり、街を上げての取り組みのようですね。

”井伊家惣領(いいけそうりょう)に生まれ候”

 

意味深い言葉ですね。

井伊家に男子の跡継ぎが居たら、もっと違った人生が有ったやも知れません。

直虎にどんどん、感情移入してしまいます。

 

浜松は景気が良いのか、土曜の夜のせいか大勢の人達が歩いています。

 

本日のネライは、これ!

ウナギのお刺身!

薄造りで、ふぐのてっさのようです。

ポン酢で頂くのですが、歯ごたえが有り噛みますと、甘い旨味が口に広がるのです。

一度に2~3枚まとめて、口に入れるのがコツですね。

 

浜松はやはり、ウナギが名物ですからウナギは外せません。

お酒はビールで始め汗も掻きましたので、う~~~んま~~~い!

そして次は、”ヒレ酒”!

当然ながら熱燗でウナギ刺に合い、う~~~ん~~~まい!

 

お刺身もたいら貝の貝柱、ぼたん海老、たこ、あじ、桜エビ、しらす、うに、さわら炙りと迷い箸です。

当然ながら、ヒレ酒にしっかりと合います。

ここでも、う~~~ん~~まい!

 

もう~直虎さんの思いも何処えやら、食べて呑みます。

揚げ物は、ふぐの天ぷらにして見ました。

これも当然ながら、う~~~ん~~まい!

お酒も進みます。

その他、なまこ酢、ぬたなども頂き、直虎さんには有り難く感謝しか有りません。

 

久しぶりに酔っぱらいました。

最近は休肝日も週5日ですから、余計に沁みるようです。

それに肝臓が元気に成ると、お酒に強く成るような。。。

 

帰り道もiPhoneナビ頼りで駐車場まで、迷いながら帰ります。

その後、歩いて5分の40年振りの銭湯に行きました。

朝風呂か? とも思ったのですが、井伊谷城では汗を掻きましたからね。

銭湯は行って正解で、清潔なお風呂、高温のお湯!

入ると熱いのか、冷たいのか解らないほどです。

アルコールも入っていましたので、用心して暖まりました。

(#^.^#)

 

コルドバンクスに帰ると婆さんは、高イビキ。

小生はブログUPに頭を悩ませ、直虎の夜は更けて行きました。


直虎 井の国は見所満載です

2017-02-27 10:39:12 |  中日本

<お花、お城、お宮、お寺が盛り沢山>

この土日の井の国は、晴天に恵まれました。

何しろ見所が満載なもので、今日は過去最大数の写真が有ります。

どうぞ最後まで、飽きずにお付き合い下さいませ。

 

国道257号線を南進しますと、いきなり河津桜に出会いました。

天気も日本晴れと言える、上天気ですから桜の淡いピンク色が、青空に映えます。

行き成り良いお花に出会え、嫌がおうでも井の国に期待が膨らみます。

音羽、直虎様、待っていて下さいね。

 

コルドバンクスに青空と河津桜が映え、飛行機雲も棚引きます。

井の国最初の訪問は、井伊谷宮(いいのやぐう)からです。

駐車場は未舗装ですが、奥に深く6mクラスでも駐車可能で無料です。

後で気付くのですが、キャンピングカーはここに駐車し、龍潭寺(りょうたんじ)、井伊 共保 出生の井戸等を散策一回りされると良いと思います。

 

ここ井伊谷宮は、南北朝時代に南朝方として井伊氏と共に奮闘した宗良親王(後醍醐天皇の皇子)を祀る神社です。

本殿の裏側には、親王のお墓が有り現在も宮内庁の管轄だそうです。

ここから、知らないものでコルドバンクスで移動しました。

次に向かうのは、井伊谷城跡です。

井伊谷宮から北方向、山に向け10分程度走ります。

 

井伊谷城は山城ですから、山を登る必要が有ります。

丁度、麓に無料駐車場が有るのですが、狭く5mクラスでないと苦しいかと思います。

運良く、1台の空きスペースを見つけ、潜り込みます。

こんな時、コルドバンクスは全長、5mですから楽なのです。

浜松市も直虎ブームを予測してか、かなり直虎の看板、ノボリが目立ちます。

この井伊谷城 登山ルートも最近、整備されたようで、舗装道と階段が続きます。

 

入口には、貸し杖が有りますから、足に自信が有る方でもお持ちに成ると良いようです。

小生は、この所のジム通い効果か、この様な山城でも登って見ようかと言う気持ちに成るのです。

この様な道が続くのですが、Kenyでも登れましたから、ほとんどの方は大丈夫でしょう?!

暫く上りますと、やはりお花に縁が有るのでしょうか?

 

桜が開花しています。

それに若葉も芽吹いているようです。

 

この山道は陽当りが良く、開花が早いのでしょうか?

既に上着は脱ぎ、山道を喘ぎながら登っていたのですが、元気を頂いたようです。

 

ミカンも豊作のようですね。

途中2ヶ所のお休みポイントが有りました。

 

晴天で陽当りが良く、汗ばんで来るほどの陽気と、眺めも抜群と来ますと、休まない訳には行きません。

キャラクターの直虎ちゃんも応援してくれます。

 

杖を持って来て正解でした。

ホント、2本杖でも良かったかと、結構な急坂なのです。

ヒィ~ヒィ~言いながら、途中もう一度休憩し、やっと山頂です。

 

井伊谷城跡からの眺めです。

後ろから、音羽が走り出し押されないでしょうか?

しばし、井の国、音羽、亀之丞に思いを馳せます。

 

ふっと足元を見ますと、展望台脇に水道が有るじゃ~ありませんか。

ペットボトルも持参もせず登りましたから、喉がカラカラなのです。

カランを捻りますと、綺麗な水が出ます。

喉を潤す水の何とも美味い事!

 

御所の丸跡辺りを、一通り見て廻ります。

本来の本丸とも言う城は、三岳山に有ったようです。

それにしても昔の武将は、健脚だったのでしょうね。

とか思っていますと、普段の住まいの館は、麓に有ったのです。

左赤丸の山頂が、井伊谷城跡で、右側赤丸が屋敷ですね。

今は民家が立ち並んでいるようです。

 

この写真を見ますと、井伊谷宮、龍潭寺、井伊共保 出生の井戸が隣接しているのが分かります。

汗も引いて来ましたので、山を降りる事にします。

途中で根を上げた御仁から声を掛けられ、「止めた方が良いか?」と聞かれますから、「行く価値は有りますよ」と返答しておきました。

音羽の世界に浸るには、行かない訳が無いじゃ~あ~りませんか。

 

次は、ボランティアの方の声を小耳に挟みました、妙雲時に向かいます。

妙雲時の場所は、ここです。

妙雲時は直虎の菩提寺に成ります。

駐車場も境内に停められます。

妙雲時と言う寺号は、次郎法師の法名、妙雲院殿にちなむそうです。

 

長く成りますが、見所、お伝えしたい所が多く、お許しあれ。

次は、いよいよ龍潭寺です。

 

昨夜の”おんな城主 直虎”でも、世継ぎを願う法要の場面で出て来ましたね。

ここは、拝観料 500円と成ります。

 

玄関を入りますと、直虎も走り廻ったかも知れない、朽ちた板張りが現れます。

本堂に向けて歩きますと、歴史を刻んだ仏像が。。

奥の寺宝の間には、直虎さんが。

各部屋を繋ぐ廊下は、うぐいす張りで小気味良く、「キュッキュッ」と鳴きます。

直虎さんと虎松の像です。

直虎さんは、出家姿が多いようです。

生涯、独身だったのです。

大河ドラマは、2016年 秋には撮影をしたようです。

寺の裏庭には、小掘 遠州作と伝えられる、国指定名勝庭園が有ります。

ここでは、皆さん座り説明のアナウスを聞かれていました。

龍潭寺は、井伊家歴代の菩提寺ですから、最奥部に井伊家 霊殿が有ります。

井伊家 当主が龍潭寺を訪れたさい座る書院からは、遠州作の庭園、その先に霊殿を見通す事が出来ます。

庭園にはサツキが多そうですから、5月に訪れるのもまた良いのかと。

うん!

確かに京都の名園にも劣らない、良いお庭です。

外に出ますと、本堂全体が見渡せられます。

屋根には、井伊の家紋が見えます。

直虎はこのお寺に眠っているのですね。

左列の奥から二番目が直虎さんです。

自然に目が潤んで来るような。。。。

 

次は、音羽と亀之丞の井戸に行きます。

歩いて行ける距離で、龍潭寺から徒歩5分程度です。

 

 

明日につづく


直虎 再訪して見た

2017-02-25 22:46:42 |  中日本

<道の駅 もっくる新城の玉子ご飯と鳳来寺山>

いゃ~遅く成りました。m(__)m

浜松で一杯呑んでいたものでして。

(#^.^#)

 

金曜日の夜に自宅を出発し、新東名高速 岡崎SAで一泊し新城ICに降り立ちました。

2週続けての新城市訪問です。

しっかりと深夜割引を使い、翌朝の新城入りでした。

 

新城ICを降り、最初の信号を直進しますと、”道の駅 もっくる新城”に到着なのです。

玉子かけご飯を狙い来た訳では無く、前回見逃しました直虎所縁の地を訪ねるのが目的なのです。

 

しかし、来た以上は玉子かけご飯をしっかりと頂きました。

小生のブログを参考にされたのか、キャンカーも他に2台ほどお見えのようです。

 

今回は食べる前に撮影しましたからね。

玉子は温泉玉子? と言うべき半熟玉子なのです。

味噌汁は今回は有料で、120円が必要でした。

前回は1周年記念で無料だったのです。

どうりで人出が多かったハズですね。

今回は待ち時間はゼロでした。

 

2杯目、玉子かけご飯です。

玉子合計 4個、味噌汁、香の物、コーヒー付きで、合計620円ですからお得です。

前払い制ですが、レジのおばさんが優しく説明してくれますので、初めてでも困る事は無いでしょう。

 

ここの道の駅の建物は木造建築なのです。

木造とは言いましても、要所々には金属ボルト、パイプ等が使用されているようです。

ホント木造に見えますよね。

まぁ~トラスト建築工法の一種と言えるのでしょうね。

こんなストーブも優しく、暖かく熱を伝えてくれます。

今回も野菜を買い込み、次の訪問地、鳳来寺山を目指します。

 

鳳来寺山は、井伊家 唯一の男児である虎松 8歳(のちの井伊 直政)が、6年間かくまわれたことで、井伊家の命脈を保つ事が出来たのです。

 

そんな言い伝えの有る、鳳来寺山ですが行く道が分からないのです。

最初は順当に下から攻めて見ました。

三の門側から行けると思ったのですが、道がどんどん狭く成るのです。

最後にはコルドバンクスのルーフが両側の民家の軒先に当たるのではないか?とヒヤヒヤものでした。

結局、自然科学博物館の先で諦め、Uターンとしました。

 

こちらからでも徒歩での登山は可能なようですが、足に自信が有る方だけでしょうね。

駐車場は先程の三の門辺りか、二の門辺りに停めるスペースは有ります。

 

自然科学博物館前の看板を見ますと、鳳来寺山パークウエイ側から行けそうなのです。

パークウエイを走り、頂上の駐車場に入ります。

料金 510円也。

ゲートのオジサンに聞きますと、鳳来寺山は歩いて5分で行けるとの事です。

まぁ~やれやれですね。

(#^.^#)

 

取りあえず東照宮からです。

今回の鳳来寺山 東照宮で、日本三大東照宮に総べてお参りが出来たようです。

途中には、こんな狛犬も

東照宮の下に鳳来寺山 本堂が有りました。

歩くと10~15分位は掛るようです。

鳳来寺山 本堂の展望台から井伊方面を眺めますと、直虎、虎松の思いが過ぎります。

 

女城主 井伊 直虎の足跡を一つ々、訪ねて見る事にします。

”道の駅 鳳来三河三石”には、菜の花が咲き始めていました。

直虎の時代から咲き続けているのでしょうか?

 

さ~~て、いよいよ井伊家 本拠を目指します。

音羽、亀之丞が走り出て来るでしょうか?

 

天気も日本晴れですし、楽しみですね。


ATFフリュードは長寿命

2017-02-24 10:11:23 | エンジン

<ATミッションは構造的にフリュード劣化が少ない>

今朝はやっと高気圧が張り出し、良い天気に恵まれています。

この週末も上天気予報ですから、翼を伸ばす事が出来そうです。

今日はATFフリュード劣化に付いてまとめたく思います。

 

既にお気付きと思いますが、ATFフリュードと言うのは変ですよね?!

ATFはAutomatic Transmission Fluidの頭文字ですから、本来フリュードと付ける必要は無いのです。

分かり安くする為、フリュードを付けましたが、以降の文章では、ATFと記載します。

 

昨日、ATには燃焼が無いとのお話で、エンジンに比較し有利であると言いました。

まずは、エンジンも含めたオイル劣化要因のおさらいからです。

 

【オイル劣化要因】

1、燃焼、熱に曝される劣化

2、圧力に依るせん断に伴う劣化

3、摩耗に依る金属粉、燃料の未燃焼分等の異物取り込み劣化

4、空気に曝される事に依る酸化

5、雰囲気温度の上昇下降に伴う結露による水分混入劣化

 

大きくは、この5項目が有ります。

 

 

【オイル劣化判定】

具体的な判定基準はJIS規定は無く、規定されていますのは、各劣化要因の分析方法のみのようです。

一般ユーザーがこのような分析を行う事は、まず無いと考えられますから、ここでは現実的に考えて見ます。

 

【ATF劣化要因】

昨日お話しましたように、ATには燃焼、燃料に伴うATF劣化は有りません。

機械的摩擦、圧力に関連した、劣化要因に限定できます。

要因の内、影響の大きい項目から列挙します。

 

1、多板クラッチの摩擦板の摩耗に伴うフェーシング材の混入に伴う劣化

2、ギアがトルクを受け歯面に発生する、せん断荷重に依るポリマー(オイル粘度安定材)破断に依る劣化

3、摩耗に依る金属粉の取り込みに依る劣化

4、空気に曝される事に依る酸化

5、雰囲気温度の上昇下降に伴う結露により水分混入に依る劣化

 

この5項目ですが、影響が大きいのは№1、2、3と成ります。

№1のフェーシング摩耗は、AT設計不備等がありますと、多板クラッチ滑り過多から早期のATF黒色化、クラッチジャダー(滑りに伴う振動)等の異常が発生します。

 

№2のポリマー破断は、小生がATFを指先に取り、「まだ粘度低下は少ない」とか言っている内容です。

この指先で確認する事で、おおまかな状況把握が出来ます。

 

劣化が進みますと、粘度は低下し、サラサラ状態と成ります。

常日頃、点検で見て、感じて居ますと経験則的に理解でき、交換時期もおのずと判断が付くと思います。

 

エンジンオイル交換時の廃油ですが、色は燃焼に伴うカーボン、摩耗粉を取り込み黒色化しています。

粘度は無理ですよね。

ご覧下さい。

以上の様に見て来ますと、ATは構造的にATF劣化要因が少なく、長寿命で有ると言えます。

また、昨今のメンテンナスフリー、省エネ、環境保全を考慮しますと、ATFのロングライフ化は当然と言えば当然なのでしょう。

まぁ~信頼のトヨタ製ですからね。

今回のATF劣化ウンチクは、ATFはロングライフで有る事を御理解下されば、正解かと思います。

 

まぁ~ATは各自動車メーカーの、長年の研究成果のてんこ盛りとお考え下さい。

現代の自動車に於いて、良いATを持っているか、いないかは自動車メーカーの死活問題と言っても過言では無いでしょう。

 

さ~~て、この土日は晴れ間が予測されていますから、お出掛け日和のようです。

皆様もお楽しみ下さい。

 

<追伸>

明日のブログUPは、夜間に成ります。

翼を伸ばしますので。


ATFフリュード劣化は? ミッション構造偏

2017-02-23 13:44:22 | エンジン

<オイル劣化判定は難しい?!>

この所、一日単位で晴れから雨、雪の天候が巡るましく変わります。

その上、寒さも加わるとなると、エンジンオイル交換も出来ておりません。

まぁ~悪天候で走行距離も伸びませんから、良いのですが。。。

 

そんな今日は、ATFフリュード(以下 ATFと記載)の劣化に付いてウンチクを捻ります。

尚、優しく優しくお話しますので、詳しい方は読み飛ばして下さい。

まぁ~難しいく話をしろと言われましても、出来ませんが。。。。

(@_@;)

 

【簡単にオートマチックトランスミッション構造】

このオートマチックミッション(以下 ATと記載)の構造が簡単にと申しましたが、難しいのです。

大多数のユーザーの方は、AT内部など見た経験は無いのかと?

アイシン・エイ・ダブリュ製 4速 AT断面です。

カムロードのA45DE ATもこれに準じています。

 

<簡単諸元>

電子制御式 オーバードライブ付き 4速AT

・伝達方式   トルクコンバーター付き

・変速数    3要素1段2相形(ロックアップ付き)

・変速比    4速 0.688 (変速比 1以下をオーバードライブと言います、変速比は参考程度)

 

ATで覚えていて欲しい内容は、ミッション内部には、ギア、シャフト、ベアリング、多板クラッチ等を内蔵していると言う事です。

この点がエンジンとは大きく異なる点です。

具体的にはATには、燃焼室が無いと言う事です。

 

         

上記写真の赤丸が多板クラッチと思われます。

(写真が不鮮明ですみません)

 

この多板クラッチに掛ける油圧を電子制御する事で、変速、ロックアップをコントロールしています。

以前、お話しましたが、小生はこのロックアップ制御が絶妙だと感じています。

燃費、エンジンブレーキの好影響を与える優れものなのです。

 

お話が脱線しましたが、AT構造からのフリュード劣化要因です。

 

【フリュード劣化要因】

1、多板クラッチのフェーシング摩耗粉。

2、ギアの噛み合い時に発生する圧力、ベアリング、ギア回転に伴うせん断作用。

3、温度上昇、下降による結露。

4、空気に触れることからの酸化。

 

参考にマニュアルミッション(以下 MTと記載)の透視図を見ます。

ATに比較し、何と簡単そうに見えますね。

因みに小生のType Rは、6速 MTですが、フリュード交換は5万キロ毎に行っています。

 

ATに比較し早い交換頻度と思いますが、フリュードが劣化して来ますと、シフトミスが増えるのです。

まぁ~MTのフリュード量は少量ですから、お財布にも優しいもので交換が出来るのでしょう。

 

お話が長く成りますから、今日はここまでとします。

フリュード劣化に付いては、AT構造がある程度理解して頂かないと、説明が付かないと思うのです。

 

フリュード劣化に付いては、各石油会社も具体的には公表していないようです。

自動車の使い方が千差万別で、規定のしようが無いと言う所でしょうか?

 

まぁ~各種情報と経験則ですが、当たらずとも遠からずでしょうから、時間がありましたらお付き合い下さいませ。

 

早く安定した天候が待遠しいですね。

 

<参考> トヨタ、 アイシン・エイ・ダブリュウ