<コンプレッサーON/OFFの簡単な見極め方法>
今日は3連休最後の日ですから、行き成り本題に入ります。
ブロ友のgabaruさんから、エアコン作動時のコンプレッサーON/OFFをコンデンサーファンのON/OFFで見ると良いとお話しました所、コンデンサーファンが分からないとのご質問を頂きました。
そこで、簡単にキャンカーのエアコン構造とコンデンサーファンに付いてお話します。
大多数のキャンカーベアシャーシは、御存じのカムロードです。
このカムロードベースでお話を進めます。
またgabaruさんのコルドバンクスは小生と同じく、リアークーラー装着車輛で、リアクーラー部から水滴がダイネット内に落下して来たそうです。
お話ではリアクーラーユニットの配管が結露し、その水が落下との事です。
また吹出口の温度は、-6℃~+2℃と冷え過ぎて居る感が有ります。
そこで、コンプレッサーがOFFしていない可能性が有りますとお伝えした所、冒頭のコンデンサーファンが分から無いとのお話に成ったのです。
本題に入ります。
カムロードのコンデンサーファンは、赤丸部 左側ヘッドライト後方の床下に取り付けられています。
フロント側から床下を見ますと、黒く小さなラジエター状の物がコンデンサーと成ります。
このコンデンサーに一体組立されているファンがコンデンサーファンなのです。
カムロードのエアコンは、マニュアルエアコンですが最近時はオートエアコンも選択可能と成りました。
しかし、ここではマニュアルエアコン前提でお話します。
青丸部 ファンスイッチを入れますと、赤丸部 吹出口から冷風が出て冷房を行います。
また、同時に床下のコンプレッサーがONし、冷媒ガスの圧縮を始めます。
それと同時にコンデンサーファンも回転を始め、コンプレッサーがOFFするまで回転し続けます。
次に簡単にエアコンシステム全体を見て見ます。
中央下部にコンデンサーファンが見えます。
この略図では、エンジンクーリングファンと表示されていますのが、コンデンサーファンに当ります。
左端のコンプレッサーのON/OFFは、赤四角で囲いましたエバポレーター内部のサーミスターが温度検出を行いON/OFFを行います。
万一、このサーミスターに異常が有りますと、冷やし過ぎからエバポレーターは凍結し、吹出口からは冷風が出て来なく成ります。
コルドバンクスのエアコンは、リアークーラーもこのコンプレッサーを供用しており、このサーミスターに異常が有りますと、クーラー冷え過ぎ、エバポ内部の凍結を招きます。
通常の使用に於いて、コンルドバンクスのリアクーラーは冷え過ぎる事は無く、どちらかと言えば冷房不足の傾向に有ります。
また一般的に吹出口の冷風温度は先程のサーミスターにより、約5℃前後に一定に保たれます。
従いましてリアークーラー吹出口が、-6℃にも成るのは異常と考える訳です。
この様に異常に冷え過ぎる場合は、コンプレッサーがOFFしていない可能性が有ります。
そこで、簡単なコンプレッサーON/OFFを見分ける方法なのです。
クーラースイッチを入れますと、先程のコンデンサーファンがモーターで回転しますから、外部に向け風が出て来ます。
ここでは、その状況をティシュで示していますが、手をかざすだけでも分かります。
またコンデンサーファンの作動風切り音も大きいですから、簡単に見分ける事が可能です。
コンプレッサーOFF時には、コンデンサーファンも停止します。
カムロードのコンプレッサーはエンジンの影に隠れ直接見えませんから、簡易的にはこの方法が良いかと思います。
コンプレッサーを直接見るには、右側ホイールハウス側から辛うじて見る事は可能なのですが・・・・。
この方法でコンプレッサーON/OFFが正常に行われているか、確認される事をお勧めします。
当面はリアークーラー配管に断熱材を巻くとのお話は頂いてはいるのですが。
極暑の夏もそろそろ終焉を迎えそうです。
暑さ寒さも彼岸までとは、良く言ったものです。
キャンカー最適シーズン到来ですね。
あとは天候の回復のみです。
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<参考> デンソー