<やはり来ました!>
お盆休みも終わりましたが、今年の悪天候には不完全燃焼の方も多かったのかと思います。
長良川での水遊びも、時おり小雨でしたが、思い切って川に入りますと案外気に成らないものです。
タープを張り、必要最低限のキャンプ道具展開で割と遊べるものですね。
そんな今日は、遂にと言いましょうか、リアクーラーが壊れたのです。
以前、お話しましたように、コルドバンクスはバンテック車輌の中で、唯一リアクーラー標準装備なのです。
リアークーラーはカムロードのクーラーコンプレッサーを利用し、後部にエバポ、送風機を組み合わせ冷房を行う装置なのです。
通常走行時にデュアルソースエアコンを使用するのは、夜間電力の温存の点でも避けたいものですよね。
先日のお孫チャン達とのプール遊びなのですが、この時、リアクーラーが効いていない事に気付いたのです。
思い返せば、かれこれ2年程度、作動させて居なかったような。。。
リアークーラーユニットは、後部 常設2段ベットの上部、ルーフ付近に装着されています。
たまたま、同じコルドバンクス乗りのモナコさんのブログを拝見しており、リアクーラー高圧系のソレノイド作動不良だろうと推察していました。
まずは、化粧パネルの取り外しです。
木ネジ隠しカバーを抜き、4ヶ所の木ネジを外します。
リアクーラー臓物が現れます。
赤丸が高圧系のソレノイドバルブです。
通常、リアクーラー未使用時には、このソレノイドバルブが閉じ、無駄に成るクーラー高圧冷媒をリアエボパには送らない構造なのです。
写真ではソレノイドバルブ右側の配管を触って見ましても、生暖かいのです。
高圧冷媒が流れて居る感触は有りません。
ソレノイドバルブの固着が疑われます。
モナコさんはソレノイドを50回叩くと、作動したとの事でしたから、ソレノイドバルブの外観部(黄色メッキ部)叩いて見ましたが、状況は変わりません。
更に50回 合計100回叩きましたが、変化は無いのです。
この時点では、簡単に直ると高を括っていたので、カムロードクーラーON、デュアルソースエアコンON サブバッテリー駆動でダイネットを冷やしていたのですが、一筋縄では行かないと覚悟を決めます。
まずはフックアップをし、AC100V電源を装着しデュアルソースエアコンをフル稼働させます。
もう~~この時点で汗だくなのです。
次にソレノイドバルブに間違い無く、電源(DC12V)は来ているかの確認です。
エボパ部のファンは回転していましたが、念の為確認します。
黒ビニールテープを剥がし、ソレノイドバルブからの回路を追います。
黒ビニールテープ内部には、圧着端子でソレノイドバルブ回路が中間接続されていました。
この部分は手感で引っ張り、圧着の確からしさの確認です。
異常無し。
次にアースポイントの導通確認です。
一見、真っ黒なメッキボルトかと思いましたが、単なる黒染めボルトのようで、導通OKでした。
(一般的に黒クロメートメッキは導通は有りません)
次に+側 電源の確認です。
アースは先程の黒ボルト部にワニグチを噛まし、アース取りです。
+側 DC12Vは、白色カプラーのピンク線がソレノイドバルブの電源線です。
DC12V出ており以上なし。
どやらソレノイドバルブに、電源は供給されている事に間違いは無いようです。
この頃には、リアークーラー作動させぱなしでしたから、ソレノイドバルブはやや発熱状態でしたから、通電OKは間違い有りません。
そこで、更に50回位叩いてみたのですが、バルブ固着は改善しません。
何故バルブ固着が発生するかと考えて見ます。
長期間作動させず、固着するは一理有るのですが。。。
もしかしたら、バルブ開放方向は高圧側に開くのでは無いか?
そこで、カムロードクーラーOFFしコンプレッサーの作動停止しました。
そして、更に叩いて見ましたが改善しません。
ソレノイドバルブの外側を叩くのでは、効果が薄いのかと考え直し、直接配管部を叩く方向に変更しました。
写真の配管部にビットを当て、直接ハンマーで衝撃を加えると、7~8回で配管が冷たく成りました。
ハンマーでの衝撃は、手加減が必要ですから要注意です。
(@_@;)
コンプレッサーは停止ですが、内部の高圧冷媒の残圧が残っていたのでしょう。
やれやれと、ホット胸を撫で下ろしました。
その後、コンプレッサー作動、リアークーラー作動、コンプレッサー停止、リアークーラー作動、コンプレッサー作動と繰り返し異常の無い事を確認出来ました。
修理後は乗る度にリアークーラーを作動させソレノイドバルブ固着防止を図っています。
多分、安定後は1週間に一度は作動させると良いのかと思われます。
暫くは様子見ですね。
以前、知り合いのキヤンカーでも同じような症状があり、その時も叩いて直しましたが、
部品は中国製でした。
やはり冷えない時があったのでバンテックに聞くと、バルブ前後を叩くと良いと言われました。
ドライバーの柄でコンコンと5回程で冷えました。
この走行エアコンは冷えないですね!
バンテックでは「200系カムロード用サブコンデンサー」\119,750円で出ていますが、高くてっ買えません!
ボルト情報、ありがとうございます。
一般的にキャンカー装備は、使わないと故障する傾向にあるような気がしますね。
最低限、時々は使用し故障防止に励みましょうかね?!
(^^:
リアクーラーは強力に効くとは言えませんが、通常走行時に一旦、冷えますと充分使えると思います。
一般的に自動車のエアコンは、接続部のシールはゴム製のOリングで気密性を維持しています。
従いまして、冷媒は僅かでも漏れ続けますから、あまり冷えない場合は冷媒不足が考えられます。
一度、冷媒量を確認し不足している場合は、冷媒チャージをしますと改善するかも知れませんね。
ソーラー装着が早く出来ると良いですね。
暑いですから、ボチボチでしょうか?
そんな時間の無い中で、キャンカー快適化が出来ますと、また楽しみ、喜びも大きい事でしょうね。