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kenyのキャンピングカーライフ!

キャンピングカー遍歴からの楽しみ、苦しみ、整備などに付いて思い付くまま綴ります。何かの参考に成れば幸いです。

カムロード鉄チンホイールのハブ径??

2018-06-26 15:03:34 |  アルミホイール

<現物測定しか有りません>

今朝も気温がうなぎ登りです。

そんな暑いさなかですが、保管していましたカムロード純正標準鉄チンホイールのハブ径を測定しました。

(@_@;)

鉄チンホイールのハブ径は、今までネット情報を鵜呑みにしていましたが、どうやら違いが有ったようです。

 

2016年時点 「ハブ径は重要」でのハブ径 106.1mmと記載。

https://blog.goo.ne.jp/kenycorde/e/4699762bc6b47a39707067d1be6299fd

 

2018年辺りのアルミホイール記事で、何故かハブ径 106.5mmと記載しました。

まぁ~記憶での記述でしたから、間違ったようです。

お許しあれ。

 

そこで、今回は現物の鉄チンホイールのハブ径を測定しました。

 

カバーを掛け大切に保管していました、鉄チンホイールです。

カバーをめくりますと、案外綺麗な顔を見せてくれました。

(*^_^*)

ハブ径測定は、バルブ位置を基準としホイールボルト穴部及びホイールボルト穴間中央のハブ径直径をノギスで測定しました。

ノギスの測定ジョウは短く、ハブ穴に届かない為、金属パイプで補助し測定としました。

 

測定箇所は合計で、4ヶ所と成りました。

 

この鉄チンホイールは、約2年3ヶ月 5万キロ走行している事をお含み置き下さい。

 

測定結果です。

 №3のみハブ径は、106.25mmとホイールナット締込みによる永久変形の影響と考えられる寸法マイナスが見られた。

その他の箇所は、106.3mmが計測された。

サンプル数は1ですが、平均は106.29mmと成りました。

 

この計測結果から、カムロード純正標準鉄チンホイール ハブ径は、106.3mmと考えられます。

但し、公証ハブ寸法は106.2mmです。

 

以下はKenyの計測値です。

ハブ径は、106.1mmでも106.5mmでも無かったのです。

106,3mm時のハブクリアランスは、半径で0.15mm、直径で0.3mmと成ります。

 

いゃ~~~、この測定結果には驚かされました。

106.3mm!!! ですからね。

汗を掻いた甲斐が有りました。

(*^_^*)(@_@;)

 

 

次に良く有る疑問に付いてです。

ハブクリアランスが、直径で0.3mmあるとしますと、片側にホイールが偏った場合は、クリアランスが0.3mmとなりガタガタでは無いか?と言うものです。

 

ここで、また弾性域変形、塑性域変形(そせいいきへんけい 永久変形)のお話が出て来るのです。

鉄チンホイールでカムロードをお乗りの方は、経験則でホイールを外そうとしますと、ハブ穴が車体側ハブに干渉し外れ難い経験があろうかと思います。

力一杯ホイールを引きますと、キィーキィーと擦れ音を発しながらの取り外しと成ります。

 

この状態は、ハブ穴が塑性変形し本来有るハズのクリアランスが狭く成り擦れ音が出ているのです。

ハブ穴の塑性変形は、ホイールナットの締付けトルク、走行に寄る荷重印加により発生します。

 

ハブ穴端面と、ナット座の状況です。

赤矢印部はホイールのプレス加工時に発生します、切断面と成ります。

寸法的にはこの切断面部の内径が最小と成り、写真のように強当りを呈しています。

黄色矢印部は、破断面ですから寸法は大きくなり、塗装が乗っている事からも車体側ハブに当っていない事が分かります。

同じく、他の部分を見て行きます。

赤矢印部が切断面ですから、車体側ハブに当り摩耗した痕跡が認められます。

この様な 当り状況がハブ径全周に渡り、発生しています。

前段で申しましたように、最悪時ハブクリアランスは0.3mmと成りますが、実際のホイール締付け状態では、ホイールは弾性変形しそのハブ径は小さく成ります。

弾性変形部は特にハブボルト付近が大きく、締付けられた状態ではクリアランスはほぼゼロ状態と考えられます。

弾性変形ですから、締付けを外しますと元の内径に一部の塑性変形部を除き戻ります。

 

従いまして、「ハブ穴基準のホイール取付に於いて、ホイールは動く」は揺るがないのです。

また最悪クリアランスも正しいフィティング、締付けトルク、増し締めが行われる限り問題は有りません。

まぁ~~長々とお話しましたが、今回現物測定を行いハブ径が106.3mmで有る事が判明しスッキリしました。

そんなポイントを抑えたアルミホイール化は、止められません。

勿論、鉄チンホイール愛好も有りですよ。

工業製品はポイントを抑えますと、そのように働いてくれるものです。

まぁ~昨今は海外製の中には、粗悪品も有るには有るようですから、キャンカーには重量に名実共に負けない国産品をお勧めします。

 

暑く成りましたから、お出掛けもおっくうなような。

秋が今から待ち遠しいKenyでした。

 

 

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