<ワイドトレッド化は時代の趨勢>
今朝の東海は、久しぶりに涼しい朝を迎えています。
お孫チャン達の送迎も何とかこなし、普段見ない一面を発見し驚いたりしております。
そんな今日は、ワイドトレッドに付いてのお話です。
ワイドトレッドと言いますと、タイヤが路面と設置する面をトレッドと呼びますね。
確かにタイヤにもトレッドは存在します。
よくタイヤのトレッドが剥離し、タイヤバーストに至ったとか使いますね。
今日のトレッドとは、前後の左右タイヤ中央部の全幅をトレッドと呼び、赤矢印の全幅と成ります。
旧カムロードに対し、モデルチェンジ後はこのトレッド幅が大きく成ったのです。
これをワイドトレッド化と呼び、乗り心地向上、走行安定性に寄与すると言われています。
【現行カムロード】
フロントトレッド 1440mm
リアトレッド 1615mm
キャブコンは全高が高いので、後方から見ますと、ヒョロッと背高ノッポの感は否めません。
このワイドトレッド化により幾らかは改善されたものの、タイヤトレッド幅 215を履きましてもこんな感じですから、どうしても転倒でもするのではないか? との不安を持たされます。
しかし、自動車は基本的に低重心に設計されていますから、そうそう転倒するものでは無いのです。
まぁ~見た目が不安と言う所でしょうか。
因みに現行200系 ハイエースのトレッドを見てみます。
【200系 ハイエース】
フロントトレッド 1655mm
リアトレッド 1650mm
やはり新型ハイエースは、しっかりワイドトレッド化され、前後のバランスが取れていますね。
カムロードの生まれは、御存じ日野トラックですから、やはり基本設計が古く元のトレッド狭かったようです。
そこで、カムロードのモデルチェンジでワイドトレッド化を図った訳ですが、かなりの苦肉の策が講じられています。
リアのワイドトレッド化には、リーフスプリングのアンカー部に馬? を噛まし車体外側に出しているのです。
コルドバンクスのリアー側の馬部です。
赤丸が元のラダーフレームで、これに青丸の馬を新設し、黄色丸部のリーフスプリングを車体外側に出しています。
やはり、新規にラダーフレームを開発しますと、期間、コスト共に掛りますから、この様な構造とされたのでしょう。ユーザーに取りましては、低コスト?での買い物が出来ますから、まぁ~良しなのでしょうね。
フロントアンカー側にも馬が噛まされています。
赤丸がオリジナルのラダーフレームで、青丸の馬、黄色丸のリーフスプリングと成ります。
次のモデルチェンジでは、200系 ハイエースの2700ccエンジン、6速ATミッション、ワイドトレッド足回りが採用されるのでしょうか?
ハイエースは世界中で売れているようですから、その頃には償却も済みお値段もお手頃でお願いしたいものですね。
(#^.^#)
因みに200系ハイエースのワイドですと、車両総重量は 2990Kgですから充分許容荷重を満足する事でしょう。
そうなりますと、8ナンバーメリットを生かし、お得にしっかり走るキャブコンが出来るやも知れませんね。
走りが相当向上しますから、ホイールは16インチと成り、ブレーキ容量もUPし完全無敵なキャンカー誕生と成るのでしょうね。
但し、お値段はそれなりには押さえて欲しいものです。
楽しみです。
今回はワイドトレッドのお話でしたが、案外気付かず乗っておられると思いますので、ウンチクを捻って見ました。
カムロードが発売されるまでは、キャンカーのシャーシと言えば、まんまトラックでしたから隔世の感は有りますね。
これからもカムロードが、正調新化し続けてくれる事を祈っています。
良き担当者との出会いで長いお付き合いです(笑)
有る意味、宝くじに当たったようですね。
多分、大正解ですよ。(^^