kenyのキャンピングカーライフ!

キャンピングカー遍歴からの楽しみ、苦しみ、整備などに付いて思い付くまま綴ります。何かの参考に成れば幸いです。

サブバッテリー管理?! 充電

2018-12-14 12:36:52 |  バッテリー

<管理とは電圧監視>

昨日、冬場のサブバッテリーウンチクを捻りました所、皆さんアルアルだったようですね。

Kenyがサブバッテリー管理などと言いましたので管理?は出来ないとか分からないとか、不安を持たれたようです。

 

そこで、本日は日常的な優しいサブバッテリー管理に付いてです。

キャンカーのサブバッテリーはご存知のディープサイクルバッテリーと成ります。

ここでは、鉛ディープサイクルバッテリーXINNENG製を例に取りお話を進めます。

ディープサイクルバッテリーは、MFバッテリーで名前のごとくメンテナンスフリーバッテリーです。

メンテナンスフリーですから、補水も不要で水素ガス発生も無く(内部で処理される)、ダイネット内に搭載するには好都合なバッテリーなのです。

但し、ディープサイクルバッテリーの中には水素ガスをバッテリー外部に排出するタイプも有りますから、要注意ですね。

 

【サブバッテリー管理不要項目】

以上よりXINNENGバッテリーで有れば、補水、水素ガス管理は不要と成ります。

この2項目から解放だれるだけで、搭載し接続するだけで使用可能ですから楽に成ります。

 

【サブバッテリー充電管理項目】

①、出来るだけ、100%満充電を図る。

言葉で言いますと簡単ですが、キャンカーに搭載されたサブバッテリーではこれが難題なのです。

この100%満充電が週に1回、月に1回でも達成出来ますと、サルフェーション除去が出来、サブバッテリーはリフレッシュされ長寿命が期待出来ます。

 

②、何ら昇圧補器類を持たない走行充電では、100%満充電は出来ないとお考え下さい。

 

③、フックアップ充電ですが、これも過充電防止優先の設定がされており、通常では100%満充電は達成出来ません。

すぐれ者充電器ですと、充電電圧を高圧に変更は出来るのですが、各自自己責任で切り替えはお願いします。

因みにサブバッテリーは過充電には非常に弱く、短期間で極板劣化から短寿命に終わります。

 

④、キャンカーに於いて割と簡単に入手出来る充電システムはソーラー発電で、100%満充電が出来ます。

こんな青空ですと、無音で何時でも理想の補充電を行い100%満充電が可能なのです。

ソーラーコントローラーの充電設定は各メーカーが工夫していると思いますが、一般的なディープサイクルバッテリーが要求します、充電電圧 14.5Vまで昇圧し充電してくれます。

何度も言いますが、充電電圧が14.5V出ませんと、100%満充電は出来ません。

この辺りは電気の原理原則、不変の法則です。

 

*充電関係の管理項目は、100%満充電を目指す!

これに尽きると思いますのは、100Ah(アンペアアワー)ディープサイクルバッテリーでも100%満充電されて初めて100Ahの容量と成ります。

100Ahディープサイクルバッテリーが80%充電では、その容量は80Ahでしかないのです。

 

 

【100%満充電時のサブバッテリー電圧】

最初にお断りしますが、バッテリーの充電状態を測定する方法、機器は無いのです。

バッテリーは化学変化で起電しており、その化学変化量を直接測定する手段が無いのです。

あくまで代用特性を使い、演算、置き換えて残量表示しているに過ぎないのです。

尚、BM-1の名誉の為に付け加えますと、総ての残量計メーカーも同一なのです。

従いまして現実的には、電圧、残量計から充電状態を推察します。

 

 

①、走行充電  → 通常13.2Vまでしか電圧が掛かりません。

ディープサイクルバッテリーの充電電圧 14.5V以下ですから100%満充電には成りませんが、80%程度の補充電が可能です。

 

②、フックアップ充電(すぐれ者充電器)

 通常設定の充電電圧 → 13.6V

 同じく14.5V以下ですから、100%満充電は出来ませんが、残量計は100%を表示する場合も有ります。

 

③、ソーラー発電 → 14.5V 0.5Aを3時間以上維持します。

ソーラーコントローラーの各メーカーにより差は有ると思いますが、現状のサブバッテリー電圧に0.2~0.5V程度上乗せした電圧を掛け続け、14.5Vまで昇圧して行きます。

サブバッテリー電圧が低い時は、流れる電流は大きく成ります。

ここまで見て来ますと、100%満充電はソーラー発電しか達成出来ないようです。

 

<サブバッテリー電圧変化>

ここでは、100%満充電出来るソーラー発電でのサブバッテリー電圧を見て行きます。

尚、各電圧表示は福島電気が事業譲渡しました、(株)アートマックス製のソーラーコントローラーを基本に進めます。

 

①、現状サブバッテリー電圧に0.2~0.5V上乗せした電圧を掛け、14.5Vまで昇圧して行きます。

14.5Vに達しますと、この状態を3時間維持します。

その時の電流は、0.3~0.5A程度まで低下して来ます。

鉛バッテリーは充電が進みますと、内部抵抗が上昇し電流は流れ難く成ります。

 

例を挙げますと

充電電圧 14.2Vを示し電流は1.0Aまで低下して来ています。

残量計は既に100%を表示していますが、実際は100%満充電とは言えません。

この後、更に充電電圧は14.5Vまで上昇します。

 

14.5v 0.3~0.5A状態を3時間維持しますと、100%満充電と判断しフロートモードに入ります。

 

このモードに入りますと、13.6Vを維持し僅かな補充電 0.3~0.5A程度を流します。

従いまして、ソーラー充電中の100%満充電電圧は、13.6Vと言えます。

 

その後、日が暮れソーラー発電が期待出来なく成りますと、約1~2時間でサブバッテリー電圧は12.9Vまで低下します。

これはソーラーコントローラー、その他補器類に暗電流が放電される事と、鉛バッテリーの本来の起電力である電圧まで低下するのです。

 

充電が入らない状態でのサブバッテリー電圧は、12.9Vと言えます。

この辺りが複雑なのですが、電圧としましては100%満充電を行わない場合でも電圧は、12.9Vを示す場合が有る事です。

この場合はサブバッテリーを使用、放電させますと、短時間で電圧が低下して来ます。

可成り長く成りますから、本日はこの辺りにしますね。

今日のまとめは

 

ソーラー発電で100%満充電条件は

 14.5V 0.5A 3時間以上

 

フロートモードに入りますと

 13.6V 0.3A

 

充電が無く成り、1時間以上経過すると

 12.9Vに成ります。

 

この条件に当てはまり始めて100%満充電と言えるでしょう。

尚、健康な鉛ディープサイクルバッテリーに於いてとの条件が付きます。

 

放電は明日にさせてください。