ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




熱いライブから一夜明けて、まったく何事もなかったかのように電車に乗って、学校へ。

ライブの翌日というのは、日常と、非日常の違いを感じることが多いですね。

 

ライブは、何度やっても、それがたとえツアー中であっても、やはり”日常”にはならない空間です。

あくまでも、非日常空間であり、非日常時間であり、非日常感覚の中で呼吸をしている時間になります。

すごく楽しくもあり、また、反面、言葉にできないような恐怖にもにた感覚もあります。

 

Cと書いてあって、ドミソという和音を、よもや弾き間違えることは無いと思うと思いますが、

でも、絶対は無い、わけですよね。

まさか、が起きる可能性が、いつだって少しはあるのです。

機材のトラブルだって、絶対に起きない、とい保障は無いです。

また、自分が問題ない状態でその時間を過ごしていても、何か思いもかけないことが自分の”外”で起こることもあるわけです。

 

何があっても、ドミソの和音を弾き間違えない、という保障は無いのです。

ましてや、ドミソどころの話ではありません。

数えた事は無いですし、ちょっと想像もつきませんが、例えば昨夜のTAKUROさんの約60分程×2回のライブで、

多分、数十万回という数の鍵盤を、押していると思うのですよね。

コードを一つ弾くだけで5~7弾くとして、刻んだりもしますから、数小節で100回なんてのは当たり前ですから、たぶん、余裕でそのくらいいくと思うのです。

例えば50万回として。

 

50万という思った通りの鍵盤を、間違えずに(=自分で期待しない音を出さずに)、

思った通りのリズムで、

思った通りのタッチで、強弱で、

全て弾ききるというのは、

いえ、完璧でなくても、それを目指してその日を迎えるといだけでも、

書いてみても、やっぱりなかなかの、非日常ですよね(笑)。

 

集中力、そして、それを保つ体力が必要だと、昨夜もつくづく思いました。

セカンドが終わった時、あと1ステージはもうできないと思いましたよ。気持ち的に。

それだけ、出しきった感がありました。

 

個人的にはですが、今までのジャーニーの中でも、一番といっていいくらい楽しく演奏ができたライブでございました。

 

でもやっぱり、ちょっと、走りますかね(笑)。

 

ではー。



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