【経営コンサルタントの独り言】 利益 「りえき」と読むのではありません 409
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■ 利益 「りえき」と読むのではありません 409
4月9日は「開眼供養」は、「かいがん」ではなく「かいげん」と読み、仏像などに魂を入れる儀式です。
漢字の読み方は難しいですね。
お寺さんをお詣りしたときに、本堂の前にポールが立てられたりして五色の紐が下がっていることに気がつかれた方が多いと思います。
ご本尊様は秘仏で直接拝めなくても、この五色の紐がご本尊様に繋がっています。
この紐に触ることにより、直接参拝できたと同じ効果があると言われています。
そのありがたい効果のことを「利益」といいます。
これは「りえき」ではなく、「りやく」と読みます。
われわれが、ときどき「御利益がありますように」といいますが、これはここからきているのですね。
「りえき」では、まだまだ煩悩から解脱できていないことになります。
【 コメント 】
近年、日本語力の低下、語彙不足、語感の低下ということが、一部の人の間で懸念されています。
多くの人が、日本語のアクセントの異変に気がついていません。
気がつくと、間違えたアクセントに自分が染まってしまっているという人が多いのではないでしょうか。
「暑い」と「厚い」の区別ができないどころか、その逆のアクセントで発音している人が大半といえるほど、多くなってしまっています。
頼りにしたい、NHKのニュースのアナウンサーですら、間違えています。
言語学の専門家は、「日本語の揺らぎ」という評論家的なコメントしか出しません。
それどころか、その分野の専門家ですら、アクセントがおかしいのです。
その代表的な事例が、源氏物語の「紫の上」の発音です。
源氏物語についてのTV番組で、源氏物語研究者と言われる大学の先生が、「紫の上」を「の」にアクセントを置いて発音していました。
これでは、日本語が乱れるのがあたり前です。
専門家は、間違えをキチンとただすべきです。
(ドアノブ)
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