京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

大原から大阪まで。

2007-12-17 11:43:08 | 妻!日記
昨日投稿のように・・・
昨日は、思いがけず大阪に行くことになりました。

まさか、大阪に行くとは夢にも思っていなかったので・・・
用意周到であらば、家を8時前には出て行くであろう事が。
朝からのしとしと雨ですっかりヤル気を失っていたので。
だらだら準備・・・
結局、10時過ぎに出かけて行きました。

いったい何時に着くんだろう~ね。
少なくとも、これがバス・電車を乗り継いでいく旅行であれば、すっかり気が遠くなったに違いありませんが。
まあ、車だし。
今日は、絶対にご飯は作らんぞ!と心に決めていたので、晩御飯もどこかで食べる・・・
気楽に出かけました。

さすがに、京都市内は車が多かったです。
ずーっと川端通りを南下して行ったのですが、祇園あたりはだらだら運転だし。
(車の中では)せっかちな私は、けっこうイライラしてました。

大原から一時間くらいかかって、やっと京都南インターに。
ここまでが!なかなかなんです。
なかなかなので、遠出をしたくなくなるんですわな。

ここからは、早かったです。
あっちゅうまに、吹田に入り、そこから近畿道へ。
近畿道は、結婚後しょっちゅう利用していたので、比較的気楽です。

近畿道、東大阪ジャンクションから左折して、阪神高速に入り。
少し走ったら、森之宮に到着。
下の道に入ったら、すぐ大阪城公園に着きました。

何時に着いたんでしょうね。
12時前だったと思います。

そこから、駐車場横の遊技場で遊んでから、大坂城の敷地内に入り。
(天守閣までが遠いんです!)
内堀に入る前に、昼ごはんにしましたから。

大原から大坂城までは、意外と近かったです。

それが言いたかっただけの、今回の投稿。
大坂城のことは、次のブログから書きます。
(城については、しつこいです。)

今日は、思いがけず・・・

2007-12-16 21:56:08 | 妻!日記
一ヵ月半ぶりに、若の休暇が取れたので、子達孝行すべく、行き先を検討し・・・
長男が涙で訴えた、滋賀県のグリーンパーク山東に行くことになっていたのですが。

折からの、天候不順。
というか、もろに日本海側は雪との予報が出ており・・・
関が原に近い、伊吹山のふもとの山東に行くのは、無謀だとの判断。

ぶなんに、京都南部の太陽が丘のアスレチックに行くことで決着しました・・・

が。
朝起きたら、雨・・・

これじゃあ、太陽が丘も無理じゃねえか、と、ぶち切れた(静かにですが)妻!。
せっかくの休暇に、ロクロク子達孝行もしてやれないのか、と情けなく、うなだれておりました。

あれやこれやと、あらたな行き先を探そうと、パソコン検索しておりましたが・・・

本来、私たちの行動範囲は、「冬、雪の降るところ(北側)」ばかりだ、ということに気がつき、余計に腹が立つ・・・
つまりは、滋賀県、福井県など。
(あとは、蕎麦目的だが、これも山中ドライブとなり、不可)

天気予報で、晴れマークが出ているのは、大阪・神戸・和歌山・・・


若と、妻!が合唱した。
(わざとではない、本当に偶然だから怖い。)
「大坂城に行こうか?」
(似たもの同士?、食い物が同じだから、脳細胞まで同化してきたのか・・・)
同時にハモってしまったから・・・
行き先が決定してしまいました。



大坂城に行ってきました。
(お土産菓子の名前みたいだ。)

そんなこと夢にも思わなかったが、本当に、大阪まで行ってきました。
やれば出来るのね。
行ってきました。
詳しくは、また明日。

今日は、こんなことしてました。

2007-12-14 21:00:20 | 妻!日記
もうすぐ年末だし、いい加減クーラー(暖房はついてません。)を片付けないと・・・
と思い、椅子を持ってきて、クーラーの掃除をしましたところ。

内部のフィルターを引き出すと。
「ぎゃ!」
ほこりで真っ白になってました。

そういえば、忙しさにかまけて、一度も掃除しなかった・・・

寝室のクーラーなのですが。
誰も、被害者となることなく、良かった・・・

あわてて、掃除機、拭き掃除、フィルターの付け置き洗いの三点セットです。



さすがに、洗剤つけて洗うと、ピカピカです。

そして。(こちらが本題!)
ここ数年、したいと思いながら、延ばし延ばしになっていた・・・
クーラーのカバーを作りました。



このフリースの布、実は頂き物で。
従業員さんのご主人さんが、仕事の関係で大量にもらってきたものをお裾分けしてくださいました。
子達のものでも・・・と言ってくださったのですが。
まだ、赤子のいない頃。
引っ越して大原に来る以前の話。
だから、いつなんだろう。
頂いて、作りたいものは沢山あったけど・・・
何となく、出しそびれていました。

いざ、使ってみると。
通常の布のように、端の処理(ロックミシンなど使う・・・)などしなくて良いので、すごく便利!
どんどんハサミでチョキチョキ切って、縫って、つないで・・・
簡単に作れてしまいました。



下がたらっとなっているのは、きちんと物差しを使っていないせい。
(つまり、真っ直ぐでないのです。)
(O型人間技というのか・・・)
まあ、素人技で、ただで出来たと思えば、許せるか・・・

白地の壁には、無地のクーラーカバー!
往年の夢?が実現できて、今日はいい気分でした。

プレゼント。

2007-12-13 11:39:00 | 妻!日記
クリスマスが近くなりました。
この時期、子達の誕生日とクリスマス・お正月が重なるので・・・
いかに、プレゼントの支出を減らし、偽装工作・ごまかし・・・するかが重要となります。

とてもじゃないが。
次男がどうも欲しがっているらしい、超合金?ライダーなんとかを買うなんてことは出来ません。
買うてやりたい気持ちはあるが、現品目の前にして、値札を見ると、「や~めた!」と財布の紐を締めるのであります。
はっきり言って、生活その他の役に立たない!

ど~せなら、長持ちして、あわよくば賢くなってくれるものを買うてあげたい・・・
などと、親の身勝手で思うのです。
(それに、邪魔になるもの・すぐ飽きるもの・壊れやすいもの・・・いやです。)

で。
子達には、少々不満が残るでしょうが。
まあ、うまいこと、鞘におさまったのが、「本」!!!

それが、サンタさんからのプレゼントだったりしたら、あ~期待はずれ!でしょうが。
まあ、子の成長を願う誕生日プレゼントならば、許してもらえるでしょう。
(実は、クリスマスプレゼントだったこともあります。
 なんとも、地味なリアクションをされてしまい、企画はずれ・・・)

てことで。
先ほど、ネット注文しました。
本屋さんでも良いですが、子連れでは買いにくいし、ピンポイントで希少な本を探すのには、便利ですね。
(1500円以上送料無料だし)
いつも、アマゾンばかりでしたので、この度はブックサービスというところで買い物しました。


次男には・・・



大好きな、このにゃんたんゲームブックのシリーズを・・・

実は、この現物は、古本屋さんで100円で買いました。
今では、「何で、前の持ち主さんが手ばなしたのか?」と疑ってしまうほど、何回も何回も繰り返し読んでします。

100円でゲットした本といえば、「城攻めのひみつ」もそうでした。
にゃんたん同様、古めかしいデザインで、ほぼ絶版状態らしいし・・・
あ~~~、古本屋さんはやっぱり宝の山です。



長男には、小学生向け学習マンガの「ひみつシリーズ」を買ってやることに。
読むかな~と思って、図書館で借りてきたら、見事にはまってしまいました。

何回も何回も何回も何回も・・・・
繰り返し読む姿に感動!
図書館で借りてきた本に、赤子に落書きでもされたら大変ですから。
そうなる前に購入することにしました。
(彼ら、お片づけもちゃんとしてくれたら、言うことないんですが!)


さて。
今、長男に「はまらせようと」仕掛けているのが、これ!


(左側のは、みなもと太郎の「風雲児たち」です。)

珍しい平賀源内のマンガです。
学習マンガで、なぜに平賀源内を取り上げたのか・・・
よく企画通ったよね・・・
いや、よくぞやった、という感じですが。

この人、今で言うたら、ノーベル賞総なめできそうなくらいな、多彩な才能を発揮した天才ですが。
世間が彼の才能についていくことが出来ず、不遇のうちに亡くなってしまいました。
後世の目から見たら、うわあ~と驚くばかりの先見の名の持ち主でした。

彼の絵は神戸の市立博物館に所蔵されているらしいなあ・・・
(こちら、時々すごい企画展をしてらっしゃる)
出身は高松だから、行ってみたい・・・

もちろん、教科書では一度は目にした人ですから、皆さんよ~くご存知でしょうが。
深く掘り下げると、本当にいろんなことをしてらっしゃる・・・
平賀源内さんの本、みなさんもいかがですか?

大津市歴史博物館。

2007-12-09 19:23:07 | 近江の石垣。
今日は、子達とお出かけする予定にしていましたが。
どこへ行こうか、迷ってしまって、なかなか決まりませんでした。

どうせ赤子は車の中で寝てしまうから、近いところだと、すぐに起こしてしまうことになって機嫌が悪いし。
あまり遠くだと、運転しなれていないので、心細い・・・

あれこれ思案していましたが。
まあ。
かねてから自分の行きたかったところにするのが一番だろうと・・・
大津市歴史博物館に行くことにしました。
大津城・膳所城・坂本城の企画展示があるから・・・
終了までに絶対行きたいと思ってました。
(結論から言うと、期間を覚え間違いしていて、もう終了していたんですが。)

しか~しね。
博物館までの道程が・・・私、初めて運転するところだったので、かなり緊張しました。
国道でしたし。
(田舎もんくさいですが。)
渋滞の名所ですので、それも嫌でした。

案の定、地図を見ながら、抜け道をちょろちょろと通り、なんとか到着しました。
(本当はね、湖西道路という車両専用道路があるのですが、やっぱり怖いので、やめておきました。)



歴史博物館は、三井寺の横にあります。
言わずと知れた、延暦寺のふもとに位置しますから、なにかと歴史的名所の多いところです。



石垣を基調としたらしい建物。
私には、嬉しい場所です。
場所柄、穴太積みを意識した石垣なのではないでしょうか。



この時期、企画展示もないので、入場者は少なく、ひっそりとしていました。
暖を求めにきたようなオッサン一人と、一家族だけでした。

かろうじてミュージアムショップはありましたが、喫茶店や自動販売機もなかったし、仕方がないことかもしれません。



でも、少なからず大津の歴史に興味のあるものには、とても面白い展示がしてありましたよ。

私の面白かった・・・
一つは、堅田集落(米プラザ周辺)独特の自治組織の歴史について。

も一つは、大津絵の展示。
大津絵は、もともとお土産品として作られたものだから、芸術品というよりは、民芸品という趣があります。
だけど、実際目にした大津絵は、色鮮やかで、筆で一塗りで書かれたような潔さのある、美しい絵でした。



手前が比叡山の山並みに大津市庁舎。
奥に小さく見えるのが、比良山系です。
雪かぶってますね。
どうりで寒いはずです。



帰りは、お約束のマクドへ。
せっかく、母に付き合ってくれたんだから、ご褒美です。

博物館、はっきり言って、未就園児の来るところではありませんが。
子達は、身近な地域の歴史に触れることが出来て、それなりに楽しそうでした。
(歴史の迷路の本や城攻めの本のおかげです。)

帰り道は・・・
また、国道の渋滞に巻き込まれるのはかなわん!と思ったので、気張って山中越えを通って帰りました。
(う~ん、一人前のドライバーの仲間入り?)
つまりは、比叡山系をぐるっと一周して帰ってきたわけなのですが・・・

次男。
いつもの(北向きの)琵琶湖の道に行ったのに・・・
帰りは、幼稚園の道になったから、「なんでなの?」と不思議そうにしてました。

あ~、子供って面白い!と思う瞬間。
おうちに帰って、(寝室にはってある、京都市街の)地図見て、一緒に勉強しようね~、と言っておきました。



ミュージアムで買った、大津絵の絵葉書と、見損なった前回企画展示の解説書を購入しました。

展示についての詳細が書かれているので、結構難しい・・・
睡眠導入書としては最適かも。


鳥にはまっています。

2007-12-08 20:48:54 | 妻!日記
どうやら、今・・・
鳥を書くのにはまっているらしい、次男。



鳥を書いては、私に贈ってくれます。



たくさん余っている今年のカレンダーをあげたら、すごく喜んで、せっせと工作を始めました。



現在4歳。
恐るべき反抗期、魔の二歳児の時には、あまりの悪さ加減に将来を悲観したものですが・・・
意に反して、優しい子に育ってくれた次男。

絶対、幼稚園ではガキ大将、いじめっこになるんだろうなと思ってましたが。
いつも、噛まれ役・・・
(要は、乱暴者ではないのですが、口が悪いので、相手を怒らし、噛まれるわけです。)
家でも、いつも噛まれ役。
上からも下からも、噛みつかれています。

まあいい。
とにもかくにも、他人に危害を加えず、落ち着いた優しい子に育ってくれたのが嬉しいのです。


(造形は母がしたのだが、色塗りをしてくれました。)

なかなか大胆な色使いの次男。


(チーターだったと思う。)

そういえば、入園するまでは、いつもハサミを持って、なんでもチョキチョキしていた次男。
ビデオテープもチョキチョキしていたなあ。
取り上げたら、強烈な泣き声で脅されるので、半ば放任。
ホッタラカシで、チョキチョキさせてましたが。

それが功を奏したのか・・・
工作好きな子になってくれて、とっても嬉しいです。

胡麻のラングドシャ。

2007-12-07 21:21:05 | 妻!の料理
先日、カスタードクリームを作った際。
卵白が二個分余ったので、何か出来るものはないかと探しまして・・・

本当は、マカロンかダックワーズを作りたかったのですが。
アーモンドパウダーがなかったので・・・

いろいろ探した結果、簡単に作れそうな胡麻のラングドシャを作ることにしました。



とりあえず、材料のすり胡麻を手作り。
胡麻をガスコンロであぶってから、すり鉢でする、する、する・・・・

あとは、バターを常温に戻し。
(と言っても、常温自体が低温なので、結局は電子レンジでチン!)
砂糖、小麦粉を量っておきました。



帰宅した長男・次男。
長男の宿題中に・・・
次男に、混ぜ混ぜを手伝ってもらいました。




最後は、胡麻の飾り付けをして・・・
焼きます。



ダンゴ三兄弟風。



負け惜しみみたいですが・・・
このくらい焦げているほうが、カリっとなって美味しかったです。


10年ぶりのシュークリーム。

2007-12-06 08:15:57 | 妻!の料理
いや、下手すると15年ぶりの手作りシュークリームです。



幼稚園の絵画教室のお迎えに行ったときのこと。
園の絵本に、お菓子の写真が載っていました。
「わあ、美味しそう!
 今度の休みは、シュークリーム作ってみよっか?」
と言いましたら・・・
「だめ!明日作って!」
と、次男のブリブリぶりっこな声。

あのカワイイ声に負けました。

本当は、赤子が寝ている時に作りたかったんですが。
菓子作り始めて、ものの十分で、帰宅してきた次男の大声で起きてしまいました。



そこから、てんてこまい。
触るな~、とか、やけどするぞ!とか、大声上げながら、調理してました。



今回、初めて乳脂肪100パーセントタイプの生クリームを使ってみました。
今までは、安いし、体に良さそうなので、植物性のクリームを使っていたのですが・・・
トランス脂肪酸のことが気になりだし、それならば、乳脂肪のほうが健康的だと思うに至りました。
(植物性生クリームについては記述が無いので、真偽の程は分かりませんが、トランス・・・は、マーガリンやショートニングに含まれていて、心疾患などの原因となる?、近頃やっと政府も問題化し始めたようです。)
(もともと、生クリームは牛乳から作られるものなのに、便宜的?理由から工業製品が作られたのですよね。
 よくわからんけど、生クリームの方が自然であることは間違いないでしょう。)



作る端から、パクパク食べていく子供たち。
赤子、2歳・・・
もう、赤子ではないかな。
これからは、うちのミニレディーと呼ぼうか・・・



最終的に、お皿に並べられたのは、8つのみ。
子達、いったい何個食べたんだ?
次男は、ろくろく晩御飯も食べずに、うたた寝して、朝まで寝て行きました。
(まあ、太るよりは良いかな。)





埼玉・浦和伊勢丹にて出張催事中です。
12月5日(水)から11日(火)まで、一週間です。
地下食品売り場「師走の味 北から南から」に出店いたします。

今回、ブログ感謝企画としまして、
「ブログ見ました。」と合言葉に、先着5名さまにスペシャルプレゼントを差し上げます。
(松屋藤兵衛のふやきです。)

一月・関東催事におきましても、計画中です。
お楽しみに・・・

小豆でぜんざい。

2007-12-04 21:33:08 | 妻!のシャトルシェフ
お出かけしない時は、乾物に頼ることが多い我が家。
乾燥小豆一袋を使いまして・・・

白玉ぜんざい。



栗は、渋皮煮を作ったときのもの。

少々取っておいた小豆を餡子にして、お菓子に使おうと思っていたのですが。



夕方、派手な喧嘩をしていた、長男と次男。
いよいよ、喧嘩が加熱してきたので・・・
「お~い、いいものあるよ~。」とお誘い。

お鍋の餡子を皆でつまみ食い。
普段は、こういうの食べない次男もパクパク!

いつのまにか、仲直りになってました。

浦和催事の用意。

2007-12-03 10:33:55 | お漬物の話


ぺったんぺったんの白菜漬けです。



好みはあるでしょうが、酸味が効いて、食欲の進む一品です。



送り状を用意している若!
これが全部返品になったら、どうしよう・・・

浦和レッズ、まさかの敗退で、優勝セールが残念セールに。
あ~~~、残念。
(にわか、レッズファンになってました。)





埼玉・浦和伊勢丹にて出張催事が始まります。
12月5日(水)から11日(火)まで、一週間です。
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お楽しみに・・・

還来神社(もどろき・じんじゃ)

2007-12-03 01:19:23 | 京都観光に役立つ?話
今日は、午後から子達と相撲公園に行きました。

大原から滋賀県志賀町に行くには、途中峠を経て、和邇方面から琵琶湖に下りて行きます。
その・・・
途中峠から、和邇方面に向かう、ショートカットの道にある・・・
還来神社(もどろきじんじゃ)。

何度となく見過ごしてきた社ですが。
京都新聞にも紹介されたりして、ずっと気になっていたので、この度、途中下車しました。



「かんき・じんじゃ」とばかり思っていたけど、「もどろき・じんじゃ」だったのですね。


還来神社 2 

2007-12-02 21:44:13 | 近江の石垣。


基本的には、観光名所ではなく、ひっそりとした地元の社、という印象の神社です。
実際、印象を裏切らず、私たち以外は参拝者も居なくて、静まり返っていました。

ひやかしではないよ。
ちゃんと、お参りに来たんだから・・・
と自分に言い訳してみます。
それくらい、静寂に包まれていて、その空間に踏み入るのを申し訳なく思ってしまう・・・



還来神社。
その字の通り、旅立つ人が、無事に帰ってくるようにお祈りをするところです。

毎日きちんと掃き清められているようで、落ち葉が寄せられている・・・
子達が、喜んで落ち葉をかき集めているぞ・・・
申し訳ないです・・・

もうすぐ催事が始まるし、若!の無事でも祈るか・・・





還来神社の由縁をたどってみると・・・
相当古く、ナクヨ(794年)ウグイス平安京を作った桓武天皇の妻・藤原旅子を神として祭ったのが始まりだそうです。

・・・・市が発行した「大津の伝説」によると、還来神社は、桓武天皇の皇妃で淳和天皇の生母、藤原旅子が三十三歳の若さで病気で亡くなった際、「故郷、比良山の南麓のなぎの木の根元に葬ってほしい」と遺言を残し、死後再び生誕の地に戻ったことから神として祭られたのが由来だ。・・・・
(京都新聞・ふるさと昔語りより)


(神木椰が祭られています。)

・・・・彼女の死後、その遺言によって生まれ故郷の梛(なぎ)の木の下に埋葬された。同社には神木椰の古木が残る。・・・・
(大津市歴史博物館のホームページより)



さて。
ここで、ややこしい内容となりますが。
恒例?の、妻!の歴史話。

ナクヨウグイス平安京に桓武天皇が遷都したのは、あまりにも有名な話ですが。
(794年、ちなみに遷都1200年目が1994年、その前の1100年目の記念・1894年に作られたのが岡崎の平安神宮、のはずです。)

それ以前・・・
都は、長岡京に造営されていました。
(つまり、平安京を作る予定ではなくて、もともとは長岡京に永住するつもりだったわけです。)
しかし、長岡京において、あまりに不吉な出来事が続いたから、桓武天皇が都を移すことにした・・・んですね。
「これは、早良親王のたたりだ!」と。



話を掘り進めますと・・・

長岡京において。
桓武天皇の後継者・次期天皇を選ぶにあたって、争いが生じていました。

桓武天皇の息子  桓武天皇の弟の早良親王
(早良親王を後継者に推したのは、桓武天皇の父でした。)

皇位継承をめぐって、びみょ~な空気が流れる中・・・
785年、桓武天皇の留守中に、長岡京造営の最高責任者の藤原種継が暗殺されました!

怒れる桓武天皇は、疑わしきものを捕らえ、次々処刑していき・・・
弟・早良親王も、その一人として挙げられ、乙訓寺に幽閉されました。

早良親王は、無実を訴えますが。
同年、不遇のうち、絶食という形で桓武天皇に抗議しながら、亡くなりました。

それからのち、桓武天皇のまわりでは、不幸が立て続けに起こりました。
近親者の病気や病死。
786年には、桓武天皇の妻であった藤原旅子の母が没し、788年には、ついに旅子自身も病没してしまいました。
その他、桓武天皇の実母や近親者が次々病に倒れました。

都にも疫病が流行し、天災も起こる・・・
これらを陰陽師に占わせると、亡くなった弟・早良親王のたたりであるとのこと。

桓武天皇は、あわてて早良親王の墓所に使者を送り・・・
何とか、霊を鎮めようとしました。



早良親王の祟りと、どれだけ関係があるかは計りかねますが。
ともかく、不吉な長岡京を離れ、794年、平安京に都が移されました。

その後も、不吉な出来事は続き・・・
800年、早良親王には、祟道(すどう)天皇の尊号が贈られ、後、神として祭られることとなりました。

洛中の上御霊・下御霊神社は、早良親王らを神として祭った、御霊信仰の神社です。
また、洛中から大原に入る手前の、上高野には(国道367号線沿い)には、早良親王を祭った祟道神社があります。


(それとはしらずや、綺麗な紅葉。)

歴史話。
オチがあるような、ないような・・・

つまりは・・・
図らずも?早良親王を祭った祟道神社と、若くして病死した桓武天皇の妻・藤原旅子の還来神社は、車でせいぜい20分ほどのところにあります。
都なんて、狭いものだから、そんなものか・・・
いやいや、それが縁というものか。

不思議だなあと、ため息。



(ここは城址デアル、と言われたら、すっかり真に受けてしまいそうです。)


(一番右の円柱上の縄紐に、おみくじを括り付けるようになってました。)

今ではひっそりとしている還来神社ですが。

・・・・約四百年後の一一五九年、平治の乱に敗れた源頼朝が敗走中に同神社に立ち寄り、源氏再興を祈願した。後に平氏との戦いに勝利し、無事京都に戻ったことから、戦乱の度に多く参拝者が訪れるようになった。・・・・
(京都新聞・ふるさと昔語りより)

先の戦争中には、出征して行く人たちの無事を祈るため、多くの人が参詣してたそうです。
歩くにはちょっと遠い、JR和邇駅から長い列が出来ていたとか!

え~、まじで!と思いますが。
なんだか、切ないお話です。

今でも、お礼参りに来る方も居はるとか。
隅々まで手入れされた社中を見ていると、うなづけました。
空気がピーンと張り詰めた、良い神社でした。








埼玉・浦和伊勢丹にて出張催事が始まります。
12月5日(水)から11日(火)まで、一週間です。
「師走の味 北から南から」に出店いたします。

今回、ブログ感謝企画としまして、
「ブログ見ました。」と合言葉に、先着5名さまにスペシャルプレゼントを差し上げます。
(松屋藤兵衛のふやきです。)

一月・関東催事におきましても、計画中です。
お楽しみに・・・

冬です。

2007-12-02 20:52:45 | 大原の風景
昨日から12月です。
もう、すっかり季節は冬なのですね。







23日、三千院門前に散歩に行ったときの写真、アップし忘れていました。
(上の写真だけ、昨日のものです。)



(自然薯のつる。
 むかごと、この謎の木の実は兄弟?親戚?だったのですね。
 教えてくださった、さっかんさん、ありがとうございます。
 あっ本当だ!と感動しました。)


(駐在所横のお地蔵さん。
 ここは、落ち葉だらけで、掃除が大変です。)


(なんとかソバとかいう植物。
 イヌタデに似ています。)


(ここだけ、西陣か?というような風景。
 ゼロコーポレーションさんの古民家再生事業で改修された建物です。)

 ちなみに、わが上野町でも、改修されているお宅があり、実に素晴らしい出来。
 思わず、う~んと唸ってしまう外観です。
 どのような目的で改修されたのかは知りませんが・・・
 (たぶん、普通にリフォームされただけで、商業的な理由は無かったと思うのですが)
 ベンガラ美しい伝統的民家に改修しはりました。


 
私の秘密の絶景ポイント。
この日も綺麗でした!

四字熟語メーカー

2007-12-01 12:57:54 | 妻!日記
ブックマークのba-baさんのところで、面白いものを見つけました。

 四字熟語メーカー

名前を入力すると、四字熟語が作られます。

ちなみに、私の名前では「食事重視」
そのまんまです。

若!の名前では、「偽装美人」でした。
???
どうでしょう。

他にも、「  」高校とか、「  」弁当」とかあって、笑えます。

暇な休日、是非お試しあれ!