京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

大津市歴史博物館。

2007-12-09 19:23:07 | 近江の石垣。
今日は、子達とお出かけする予定にしていましたが。
どこへ行こうか、迷ってしまって、なかなか決まりませんでした。

どうせ赤子は車の中で寝てしまうから、近いところだと、すぐに起こしてしまうことになって機嫌が悪いし。
あまり遠くだと、運転しなれていないので、心細い・・・

あれこれ思案していましたが。
まあ。
かねてから自分の行きたかったところにするのが一番だろうと・・・
大津市歴史博物館に行くことにしました。
大津城・膳所城・坂本城の企画展示があるから・・・
終了までに絶対行きたいと思ってました。
(結論から言うと、期間を覚え間違いしていて、もう終了していたんですが。)

しか~しね。
博物館までの道程が・・・私、初めて運転するところだったので、かなり緊張しました。
国道でしたし。
(田舎もんくさいですが。)
渋滞の名所ですので、それも嫌でした。

案の定、地図を見ながら、抜け道をちょろちょろと通り、なんとか到着しました。
(本当はね、湖西道路という車両専用道路があるのですが、やっぱり怖いので、やめておきました。)



歴史博物館は、三井寺の横にあります。
言わずと知れた、延暦寺のふもとに位置しますから、なにかと歴史的名所の多いところです。



石垣を基調としたらしい建物。
私には、嬉しい場所です。
場所柄、穴太積みを意識した石垣なのではないでしょうか。



この時期、企画展示もないので、入場者は少なく、ひっそりとしていました。
暖を求めにきたようなオッサン一人と、一家族だけでした。

かろうじてミュージアムショップはありましたが、喫茶店や自動販売機もなかったし、仕方がないことかもしれません。



でも、少なからず大津の歴史に興味のあるものには、とても面白い展示がしてありましたよ。

私の面白かった・・・
一つは、堅田集落(米プラザ周辺)独特の自治組織の歴史について。

も一つは、大津絵の展示。
大津絵は、もともとお土産品として作られたものだから、芸術品というよりは、民芸品という趣があります。
だけど、実際目にした大津絵は、色鮮やかで、筆で一塗りで書かれたような潔さのある、美しい絵でした。



手前が比叡山の山並みに大津市庁舎。
奥に小さく見えるのが、比良山系です。
雪かぶってますね。
どうりで寒いはずです。



帰りは、お約束のマクドへ。
せっかく、母に付き合ってくれたんだから、ご褒美です。

博物館、はっきり言って、未就園児の来るところではありませんが。
子達は、身近な地域の歴史に触れることが出来て、それなりに楽しそうでした。
(歴史の迷路の本や城攻めの本のおかげです。)

帰り道は・・・
また、国道の渋滞に巻き込まれるのはかなわん!と思ったので、気張って山中越えを通って帰りました。
(う~ん、一人前のドライバーの仲間入り?)
つまりは、比叡山系をぐるっと一周して帰ってきたわけなのですが・・・

次男。
いつもの(北向きの)琵琶湖の道に行ったのに・・・
帰りは、幼稚園の道になったから、「なんでなの?」と不思議そうにしてました。

あ~、子供って面白い!と思う瞬間。
おうちに帰って、(寝室にはってある、京都市街の)地図見て、一緒に勉強しようね~、と言っておきました。



ミュージアムで買った、大津絵の絵葉書と、見損なった前回企画展示の解説書を購入しました。

展示についての詳細が書かれているので、結構難しい・・・
睡眠導入書としては最適かも。