京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

自家製しば漬け!

2012-07-03 15:54:18 | お漬物の話

 

生しば新漬出ました!明日から、枝付き赤紫蘇販売します。

皆様お待たせしました

本日、2012年第一回漬け込み分のしば漬けの樽出しをしました。

さっそく、辻しばネットショップでも販売させていただきます。

まだまだ浅漬けっぽいしば漬けですが、色と香りは最高です

赤ワインを彷彿させるフルーティーな味わい(言いすぎかな

辻しば自慢の逸品です

漬け込みは、各回茄子600キロで、6月下旬に2回漬け込みした分が順次漬けあがります。

京の夏の風物詩、オススメです

 

明日から、枝付き赤紫蘇の販売を受け付けます。

おそらく、4日深夜に「在庫あり」表示に切り替わります。

あくまで手作業です。若!が寝てしまったら、明朝になります

ご容赦を

 

発送作業は、6日から。(ですので、お届け予定日は7日以降でお願いします。)

週末指定は、込み合う傾向で、ご希望に添えない場合もございます。

お早目のネット予約をお願いいたします。

それと、日曜は発送作業をお休みしております。ご了承くださいませ。

 

注文の多い店で恐縮ではございますが、何卒よろしくお願い申し上げます

 

 

(こちらが、ブログの本題)

自家製野菜で、しば漬けを作ってみました

 (ピーマンとトマトはしば漬け用じゃないです

 しっとり柔らかいしば漬けを作るためには、

茄子も、皮が柔らかくて薄いもの、実も・・・種が少なくて、水分の多い、黄色っぽいものがオススメですが

(そういう意味では、自家製茄子は不向きなんですが)

採れ始めの茄子、小さいものは結構おいしそうなので、使ってみました。

 茄子は、ヘタの堅い部分だけ切り落とし、ガクは残しておきます。

紫蘇は、仕事で使った分の残り・・・

一つかみほどです。

 緑っぽい葉もありますが、全然OKです。

茄子に関しては、厳しい基準がありますが、

赤紫蘇は、どんなのでも大概大丈夫です。(晩夏、苗床の紫蘇の残骸で紫蘇ジュース作った時も普通にできました)

 きゅうりは、全体の1,2割ほど。

あったから入れたけど、入れない方が、色が良いです。

 

茄子と胡瓜は、縦切り

シソも、ざくざくっと刻んでおきます。

 

刻んだら、塩をかけて、全体に行き渡るよう、よく混ぜます。

 

野菜の総重量 1300gくらい

塩 5パーセント 65g

 

しばらくすると、水分が出て、かさも半分ほどになります。

 

 

今回は、初めて、卓上用の簡易漬物器(というのかな?)で漬けてみました。

ちょっと風情には欠けますが、透明で、発酵の様子がよく分かるので、面白いです。

 

6月30日 11時     

 

漬けてすぐの様子。

本来の収納量を越えていると思うので、かなりキツイ重石(バネ)ですが、しば漬けにはちょうど良いと思います。

かさが減るにつれて、重石(バネ)の圧力も減っていくと思います。

水分が浮き上がってきたら、その都度捨てます。

塩分も減ると思いますが、塩の追加はいりません。

塩分が少なめの方が、発酵がよく進みます。

6月30日 18時 

 

少し、茄子の皮の色素が出てきました。

綺麗な群青色です。

これが、野菜色素アントシアニンかな。

茄子と赤紫蘇に多く含まれます。(きゅうりには少ないと思います)

この色素が、アルカリ性に反応すると、赤色に変わります。

つまり、このしば漬けが、乳酸菌による発酵で酸っぱくなり、お酢のようなアルカリ性になると・・・

青 → 赤 に変わっていきます。

楽しい化学実験です。

 

7月1日 9時  翌日です。

 

いよいよアントシアニンが充満してきました。

良い色です。

泡が出ているから、発酵も進んでいるようです。

中身を触ってみたいけど、空気に触れると、茶色に変色するので、我慢します。

 

 

1日置いて・・・

7月3日 11時  

 

ぶくぶくしてます

良い感じの発酵ですねよしよし

少し赤みが差してきました。

楽しみです

 

子どもたちには、ペットの乳酸菌飼ってるの、と言ってます。

ちょうど虫かごみたいな感じです。

名前を付けて、遊んでいます。

(みなさん、ひかないでくださいね

 

しば漬け、コツを覚えると簡単ですので、ぜひ作ってみてください

 


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