京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

寒ブリの話。

2007-01-06 14:56:02 | 妻!日記
 正月のご馳走といえば、寒ブリですね。
 年末の魚屋さんには、ブリの切り身や、アラなど、ところ狭しと並んでいます。

 私、年末27日に広島の実家に帰省しまして、翌日は早速美容院に散髪に行きました。
 4ヶ月ぶり!
 行きつけの駅前にある美容院に行きました。
 あ、いつもの、「さっぱりめに!」とお願いすると、すっごい短く切らはるお兄さんだ!
 今回は、伸ばす予定なので、すごく慎重にカットの注文をしましたよ。
 「前とサイドは揃えるだけにして、裾はうっとうしいので、サッパリお願いします。」

 伸び放題の髪。
 うっとうしいのも、峠を越すと、わりとまとまってきて、良い感じの髪型に落ち着いてきたのですが、どうしても首周りがわさわさとして、あか抜けない印象でした。より太って見えますしね。
 首元を短くカットしてもらい、量をすいてもらうと、あら不思議!
 見違えるほど、あか抜けた印象になりました。
 (少なくとも、本人はそう思ってるんですよ。)

 すごくシアワセな気分で帰宅し、悦に浸っていた頃。
 宅配便が届いた。
 母宛だ。
 九州に住む若者に結婚祝いを贈り、そのお返しとして、送られてきたのだ。
 発泡スチロール箱。

 境港発、直送寒ブリ!

 やったー、ご馳走だ!
 というのが、通常の反応か?
 
 「どうしよう?」
 母、途方に暮れてしまっていた。
 
 送っていただいた方、ごめんなさいね。
 うち、あまり料理しないんですわ。
 なんていうんでしょう。
 どっちかというと、電子レンジとハサミが活躍してます。
 まな板、ちっちゃいなー。 
 ままごとみたいなやつです。
 その反動で、私が料理に凝るようになったといっても、言い過ぎではないでしょう。本人さん、怒らないでしょう。

 まじで、捨てようか?みたいなことを言っていた。(いや、そこまでは言ってない?)
 しょうがないので、私が裁くことにしました。
 そりゃ良いけど、この家の包丁がまた、どれもこれも、切れないんだっつーの。
 数だけは人並みに揃えてありますが。
 出刃は無いし、歯が欠けていたり・・・

 しかも、この寒ブリは、値札こそ付いてないので、どのくらいの価値のあるものか分かりませんが、60センチから70センチくらいの大きさのもの。
 こんな大きな魚を裁くのは私は初めてでして。
 向きを変えるのも一苦労で、尻尾と頭をつかんで、「やれ、どっこいしょ!」と踏ん張って作業してました。

 キッチンは、物置と化しておりますので、作業不可。
 さむーいベランダに出て、解体作業をしておりました。

 思い出した。
 そうそう。
 作業してたらね。
 雪が吹雪いてきたのよ。
 そうだ。
 あの雪が降った日だったんですね。

 あまりの寒さに、大まかな解体だけして、細かい作業は家の中ですることにしました。

 しかし。
 あとから、外出して、お店でブリの値段を見て、ビックリしました。
 年末のこともあって、ブリってお高いんですねー。
 そんな高価なものを送っていただいたなんて。

 何はともあれ、当日の午前中に解体作業が済み、あとの血なまぐさいゴミを、その日の収集に出すことが出来たので、母は大変喜んでおりました。
 (この辺が、すごくうちの母らしい。ゴミ出しの鬼?)
 「ヨカッタ、ヨカッター。良かったね。みな片付いて。」とご満悦。

 私(解体役)と、子供たち(食べ手)が帰ってきてくれて、本当に良かった、と言ってくれました。(何度も繰り返し言ってました。)
 ぶりは、サクを夕飯にお造りでいただき、翌日に、塩焼き。
 残りの切り身は、正月のお雑煮用、アラは大根と煮る用に、冷凍しておきました。


 でね、翌日談があるんですわ。
 ブリの。
 これで終わらないんですの。

 翌日。
 アレから、何度となく、「良かった、良かった、良かったねー。」と言っていた母ですが。
 ピンポーン。
 と、宅配便。
 発泡スチロール箱。

 境港直送。
 寒ブリ(小さいサイズ)と、甘エビ、ホタテ、サザエ。
 母、絶句。
 (送り手さんはとても情の厚い方で、母に恩を感じて、たくさん送ってくださったようでした。)

 すみませんね。
 けっして嫌ではないのですが、要するに、苦手分野なのです。
 大家族ならバンバンザイなのですが。
 うちは、典型的核家族なので・・・
 しかも、料理がちょっとね・・・

 結局、呉に住む叔母(母の妹)に引き取りに来てもらいました。
 しかも、そこの嫁さんが風邪でダウンしているというので、前日に切り身にしたものも、持って帰ってもらいました。
 良かった、良かった、良かったねー。
 
 まあ、思わぬことで、叔母にも会えたので、私たちも良かったです。
 で、そのお返しがてら、お正月に叔母宅に呼ばれたわけなのです。
 叔母の作るサンドイッチが大好きなんですわ。
 そいで、食べすぎでウンウン唸っていたわけでございます。

 今日もまだ、頭痛が・・・
 どうして、食べすぎから頭痛が起こるのか、不思議です。
 解明できたら、ノーベル賞ものかもねー。
 家庭の医学を見ても、どこにもそんなことは書いてありません。
 

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4 コメント

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Unknown (yuuさま)
2007-01-08 16:06:28
ご心配いただき、ありがとうございます。
やっと復活しました。

「後から大事」
一番怖い言葉ですね。
といいますか、これは私より、義母に言わないと、と思います。実家の母もだ。
この世代の人たち、本当に無理をして、我慢して、仕事しておられる。
お義母さんが、去年、風邪でダウンした時、朝、お風呂掃除してはるから、治ったのかな、と思ったら、それだけ済まして、また布団へ・・・
「いいのにー!」

私、おっとりしてますんで、てきぱき動けないんです。
マイペース。
ブログでは、いいとこだけ載せてますんで、すごい働き者みたいになってますけど、さにあらず。
ご心配おかけしました。

ブリ。に話を戻して。
以前、正月に福井・小浜に行ったとき、塩蔵のブリが並べてありました。
やはり、日本海側はブリかな。
広島も、山間部は、日本海からのブリとか、サメ・エイがご馳走だったようです。
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うみうま様 (妻!)
2007-01-08 15:57:26
なるほど、虚血状態ですか。
なんか納得。
早速、虚血とは何か調べてみます。
原因が分かるとなんか安心しますよねー。

そういえば、今日は完全復活してます。
朝から、ばりばり掃除もして。
明日からは、幼稚園も始まるし。

低気圧。
母も、同じようなことを言ってましたね。
ひざが悪いので、関節痛が・・・だったかな。
返信する
私も… (yuu)
2007-01-08 09:31:04
ご挨拶遅ればせながらで申し訳ありません。

あけましておめでとうございます
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

寒ブリおいしいですよね。
我が家でも新年にお刺身でいただきました。
残りは照り焼き、アラは煮物で…。
残すところがありません。

私が思うに…ですけど。
小さいお子さんがいらっしゃる妻!さんは
頑張り過ぎなのでは?

休息も大切だと思います。
後から大事にいたらぬように。

特に寒い季節は体調を崩しやすいので
ご自愛いただきますように…
返信する
うーーん。 (うみうま)
2007-01-07 17:22:46
胃腸にいっぱい血が行き過ぎて、頭の中が虚血状態になった…? というか、低気圧がくると、虚血状態になって頭痛はしますよ。
返信する

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