京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

自慢の・・・

2008-05-08 06:33:47 | 妻!日記
確か、平成9年の初夏に購入した・・・



名門?シリオの登山靴。
比較的安価だが、ゴアテックス素材使用
クッションソールも優れていて、下り坂でも足指が痛くなりません。

社会人になったら、山登りするぞ!
と勇んで買って。
比良山登りに
初・夏休暇には、北アルプスへ・・・

その後も
と思いながらも
忙しかったり、怠惰なせいで
おざなりになって
約十年が経過・・・

でしたが。
この度、愛宕まいり当番のため、日の目を見ることになった登山靴。

大原に引っ越してきてからは
きちんと下駄箱に保管してあったこともあり
(じゃあ、それ以前は一体どんなところへ?)
カビも生えておらず、臭くもなく、良好な状態。

そのままでも履いて行けそうでしたが
まあ、靴ひも・靴底くらいは洗濯して
靴本体も風通ししておくか・・・
と手入れしました。

夕方。
洗濯した靴ひも・靴底も乾き
早速、ベランダに出してあった靴を履いて、試し履き。
靴底・靴ひもを通して・・・
「ああ、楽しみ!」

と靴全体を眺めていた


ん?
んん?
え?
ありゃ?

靴底におかしな気泡がある、と思って触ってみたら
ぼろぼろ崩れて



なんと、こんなことに!
(しかも、両方とも)

え~~~~~~!!!
ですよ。
十年間酷使し続けてきたのなら、ともかく
カビカビだらけの、ドロドロなら、ともかく
登山歴二回
その後も、ほぼ良好保存だったのに

いったいなぜ?

頭の中でリフレインしていたが
どうしようもないので

仕方なく
シリオの靴をそのまま放置したまま
新しい靴を買いに行きました。
無いと、愛宕山に行けませんし。
(他に、ひも靴がなかったのです)

気を取り直して



ジャ~ン!!!
新品君です。

トレイル・ランニング?とかいう
要するに、山の中を走る競技?用の靴らしい
それなりのクッションで、軽量。
普通に街歩きにも履けるデザインなので
ちょっと高かったけど、買ってしまいました。
(普段は、安い靴ばかりだし
 自分のご褒美ご褒美

で。
購入後、お店をぶらぶらしていて
各種リーフレットを拝見していたら。
こんなものを見つけました。



リコールみたいな
自主回収商品についてのパンフレットだったのですが



あらら
私の靴と一緒!

メーカーは違うのですが
まさしく同じ状態!

パンフレットによると・・・
「弊社が1997年2月以降に販売いたしました
 ミッドソールにポリウレタンを使用した
 (以下の)トレッキングシューズについて
 経年劣化により
 使用中に突然ソールの破壊が起こる可能性があります。
 ・・・
 ポリウレタン素材は、軽量で耐摩耗性に優れており
 適度な衝撃緩衝性を持っており
 トレッキングシューズ等のミッドソールに広く採用されてきました。
 このポリウレタン製ミッドソールが
 経年劣化による加水分解で突然破壊する現象は
 日本国内で特徴的に現れる現象で
 その原因は高温多湿となる気候条件が大きく影響しております・・・」
 (株式会社キャラバン)
 
なんだそうです。

で。
このキーワードでネット検索してみますと
いろんなことが分かりました。

私の持っていた登山靴のメーカーのシリオは、確かフランスの会社で。
皆さんの情報でも、歩きやすさには定評があるようですが。
「経年劣化による、加水分解破壊」が多く起っているみたいでした。
なかでは、購入後一年未満の靴でもなってしまった、とか。
家族全員の靴が次々に・・・とか。
ご愁傷様です・・・

ソールの交換は、シリオ製で一万円ほど。
新品買うより安いか・・・

まあ、穂高の思い出のある靴ですから。
捨てなくて済みそうで、ほっとしました。

それにしても。
靴が経年劣化で破壊されるなんて、夢にも思いませんでしたから。
「長持ち=美徳」と思っていた価値観が、ガラガラと音を立てて・・・
靴にも賞味期限があるのだねえ、としみじみ感じました。
(違う?)

まあ、直射日光にあてたせいかも?と気にしていたので
ちっとは堂々と修理に出せそうで、安心。

ソール破壊事件、直後・・・
同時期に登山靴買った若!にも忠告しておいたのですが
こちらは無傷。
ソールも無事で・・・
(ちょっとシャクですが)
悪運が強いのかな。
ホッとしました。