風のBLOG

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夏の新作『コーカサスの白墨の輪』上演を終えて。

2015-09-22 16:56:01 | トピックス

8月22日~30日、9日間の公演を行った2015年夏の新作『コーカサスの白墨の輪』(ベルトルト・ブレヒト作/江原早哉香 演出)は、連日たくさんのお客様にご来場いただき、盛況のなか千秋楽を迎えることができました。ご来場いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

『コーカサスの白墨の輪』は今後も風のレパートリーとして、上演を続けていきたいと考えています。ぜひ次回公演にもご期待ください。

 

そして『コーカサスの白墨の輪』千秋楽の3日後には、同じブレヒトの作品であり、風の代表作である『肝っ玉おっ母とその子供たち―あとから生まれてくる人たちに』(ベルトルト・ブレヒト作/浅野佳成 演出)が文化庁“文化芸術による子供の育成事業”による四国地方の巡回公演へと旅立ちました。

四国4県(徳島県・香川県・愛媛県・高知県)で10公演が行われました。

文化庁“文化芸術による子供の育成事業”による『肝っ玉おっ母とその子供たち―あとから生まれてくる人たちに』。

物語のクライマックス。3人の子供たちを失い、雪のなか一人で幌馬車を引いていく肝っ玉おっ母(辻由美子)。全校児童・生徒が肝っ玉とかけあいでソング「平和の地に」(ブレヒト詩「子供たちの十字軍」)を歌い、舞台に参加します。

体育館に設置された『肝っ玉おっ母とその子供たち』の舞台で、先生方とリハーサルが行われました。

本番当日の午前中。思い思いに舞台の道具や舞台裏を体験する児童さんたち。

全校児童・生徒の参加場面を引き継ぎ、校長先生や先生たちが出演者と一緒に「あとから生まれてくる人たちに」の詩を朗読します。

カーテンコールで。共演した先生たち、子どもたちと。

ブレヒトの新作上演を終えて間もなく、再びブレヒトの作品で各地の子どもたち、想いを持った先生たちと出会う機会は、私たちにとっても貴重な時間となりました。見る、聞く、感じる力を使って共に舞台をつくってくれた児童・生徒のみなさん、すてきな共演をありがとうございました!

みなさんの真剣な眼差しや、人を支えようとする一人一人の勇気を私たちも忘れません。

公演の様子は、各地の新聞やケーブルTVでもたくさん紹介されました。

(「愛媛新聞」に掲載された公演の記事より)。

『コーカサスの白墨の輪』の上演、そして『肝っ玉おっ母とその子供たち』の2週間の巡回公演を終えて、東京演劇集団風は2015年秋の巡回公演へと旅立ちます。旅の様子は随時このBLOGでお伝えしていきます。

今年もたくさんの出会いと発見が生まれることを願って―。いよいよ秋のツアーがスタートします!

2015年秋九州地方を巡演する、『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』

作:松兼功 演出:浅野佳成

出演 ヘレン・ケラー:倉八ほなみ/アニー・サリバン:高階ひかり ほか 2015年9月24日~12月18日

☆12月25日[金]~27日[日]には、レパートリーシアターKAZEで凱旋公演を行います。

 

2015年秋西日本、東日本地域を巡演する、『ハムレット-to be or not to be』

作:ウィリアム・シェイクスピア 演出:浅野佳成

出演 ハムレット:佐野準/クローディアス:柳瀬太一/ガートルード:柴崎美納 ほか

2015年9月25日~11月6日

 


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