風のBLOG

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『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』秋のツアー③

2022-10-16 13:20:23 | 全国巡回公演

 

『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』秋のツアー③!!

今週は、高知県から再び九州地域に舞い戻り、ツアーが出発しました。

 

10月12日(水) (福岡)鞍手竜徳高等学校 ユメニティーのおがた

10月13日(木) (佐賀)唐津南高等学校  同校体育館

10月14日(金) (大分)中津南高等学校  同校体育館

 

鞍手竜徳高校

鞍手竜徳高校では、2016年の『ジャンヌ・ダルク』、2019年『Touch~孤独から愛へ』の公演を経て、今回3回目の風の公演となりました。

 

生徒会の生徒さんが司会進行をつとめられ、担当の先生、そして、生徒会の生徒さんの言葉に繋げられ開演しました。

本番が始まると、客席から、ひとりひとりの視線や姿を感じる時間となりました。

終演後には、生徒会長さんより、お礼の言葉と花束をいただきました。

「3年に1回しかない今回の行事ができて本当に楽しかった。演劇を観るのも初めてで、今回のこのような機会があり、楽しかったです。」と言葉を伝えてくれました。

終演後のバックステージツアーに参加する生徒さん達。

興味のおもむくままに、楽屋の裏の裏側まで見学に来てくれました。

また、2016年からお世話になっている担当の先生と副校長先生が楽屋まで挨拶にきてくれました。

「生徒たちもとてもよく見ていたと思う。きっと感じたものがあり、きっかけになっていくと思います。」と語ってくれました。

そして、なんと!!今回、公演のご担当されていたもうひと方の先生は、鞍手竜徳高校の卒業生でもあり、2016年の『ジャンヌ・ダルク』の公演を在校生時代に観ていたとのことでした。「ちょうどあの席に座っていたんですよ!」と後ろの席を指さし、「懐かしいです。とてもよく覚えています。」と当時のことを思い出しながら話してくれました。

たくさんの再会があった時間となりました!本当にありがとうございました!

 

唐津南高校

唐津南高校では、1989年の『ハムレット』、1999年の『Touch』の公演以来、久しぶりの公演となりました。

開演前には、担当の先生の言葉と、大きな拍手で始まった公演。

本番が始まると、ゆったりとリラックスした表情と姿で、舞台で起こる一つ一つの出来事に反応しながら観てくれていました。隣にいる友達や、自分自身の姿も感じながら一緒に舞台を創ってくれていたように感じました。

終演後には、代表の生徒さんより「このような機会ができたことありがとうございました。私たちも頑張ります!」と言葉を伝えてくれました。

また、食品流通科の生徒さんが作った、ほろほろの美味しいクッキーを頂きました!

終演後すぐに、みんなですこしずつ頂きました!!

本当にありがとうございます!!

 

舞台見学に来てくれた生徒さんたち。

終演後には、バトミントン部、バレー部、バスケ部などの生徒さんたち、40人以上がお手伝いに駆け付けてくれました。

慣れない作業もあったなか、声を掛け合いながら一生懸命にお手伝いをしてくれる生徒さんたち。お手伝いの最中、「一番前で観てました。迫力がありました。」、「演劇は初めてみました!面白かったです!」など、たくさんの感想を、生徒さん方が劇団員やスタッフに声をかけてくれました。

担当の先生も、「生徒たちもとてもよく観てくれていたと思います。」と生徒さんの姿を語ってくれました。

皆さんのまっすぐな姿に支えられた時間となりました!

食品流通科の生徒さんが創ったクッキーを活力に変えて私たちも頑張ります!!

 

中津南高校

中津南高校では、1989年の『ハムレット』、1995年の『星の王子さま』、2013年の『Touch』、2016年の『ジャンヌ・ダルク』、2019年の『Touch』の公演に続き、3年ぶり、6回目の公演となりました。

新コロナウイルス感染症の対策として、午前の1,2年生の公演、午後の3年生の公演と、2回に分けての公演となりました。

午前、午後とも、また違った空気感ではありましたが、息づかいの聞こえてくるような、とても迫力を感じるような客席に支えられた時間となりました。

終演後は、2年生の代表の生徒さんの「ヘレン・ケラーのことは、小さいころ伝記を読んで知っていましたが、演劇という生の舞台はまた違ったところがありました。」、

3年生の代表の生徒さんから「ヘレン・ケラー物語は初めてしりました。公演が終わったら、調べてみます。僕たちも3年生になり受験という大きな壁がありますが、アニーやヘレンのように立ち向かっていきたいです。」と笑顔で言葉をいただきました。

また、終演後には、バスケ部、卓球部などのたくさんの部活動の生徒さん、そして先生方もお手伝いに駆け付けてくれ、夢中になって一緒に時間を過ごしました。

時には、「演劇にとって一番大切なことはなんですか?」といった鋭い質問も飛び交い、最後の最後まで一緒になって公演の時間を味わうよう瞬間瞬間となりました。

担当の先生方も、前日の遅くからの搬入作業にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。先生方の熱い眼差しに支えられた時間となりました。

 

先生方の生徒たちになにか思い出を創りたいという想い、そして、このような状況のなかだからこそ、やりきろうという熱い姿、生徒さんたちの命の燃えるひとりひとりの姿に支えられ、ともに創ることが出来た時間となりました。

皆様に心より感謝を申し上げます。

皆さんの姿を胸に、まだまだ九州の旅は続きます!

 

文:ヘレン・ケラー役 倉八ほなみ


『Touch~孤独から愛へ』勝央文化ホール(岡山県)一般公演

2022-10-16 12:26:37 | 公演情報

10月16日(日)現在巡回公演中の『Touch~孤独から愛へ』が岡山県・勝央文化ホールにてバリアフリー演劇一般公演を行います。公演前日には公演にあわせて「バリアフリー演劇を考える」手話講座やフリートークも実施されます。どなたにもご観劇いただけますので、是非ご来場ください!

バリアフリー演劇

Touch~孤独から愛へ

作:ライル・ケスラー 原題: ORPHANS 訳 小田島恒志
演出:浅野佳成
出演:柳瀬太一/佐野準/佐藤勇太/小島祐美(手話)

令和4年10月16日[日] 14:00開演(13:30開場)
会場:勝央文化ホール(岡山県)

孤独を抱えながらも、「孤児」である3人が出会い、
真剣に相手と向き合うことで、新たな一歩を発見していく、愛の物語。

【あらすじ】
北フィラデルフィアの古いアパートの一室。 アレルギーの発作でほとんど家を出られない弟フィリップと、 不良の兄トリート、2人の孤児の 兄弟が暮らしている。 ある日、2人のもとに謎の紳士ハロルドが現れ、 奇妙な共同生活が始まる。 ハロルドは彼らを 「デッド・エンド・キッド (行き止まりの子どもたち)」と呼び、 「元気づけてあげよう」と手を差し伸べる。 素直に心を開いていくフィリップ、一方でトリートは、触れられることを避け続ける。 人と人とが触れ合い成長し、新たに旅立つまでをユーモア豊かに描く、 東京演劇集団風の代表作です。

「バリアフリー演劇」を体験しよう!
私たちがここで使っている「バリアフリー演劇」という名称は新しい造語です。これまでの演劇の舞台を、目が見えない人たちや耳 が聞こえない人たちと一緒にみんなで楽しめるように、セリフの字幕表示や音声ガイドを追加したり、更にシナリオや演出にも工夫 を加えていこうという新しい試み=ムーブメントのことを指しています。 常に進化する舞台表現を、この機会にぜひご体験ください。

【鑑賞サポート】

○バリアフリー字幕の表示 ○舞台上での手話通訳
○音声ガイド「日本語」上演中場内のスピーカーから全体に流れます

【チケット料金】全席指定

A席(1F):2000円/B席(2F)1000円 ※当日券は500円UP

チケット販売所:勝央町公民館 Tel,0868-38-1753 Fax,0868-38-2580


バリアフリー演劇総合監修: 尾上浩二  バリアフリー演劇 芸術監督:北岡賢剛

作曲:八幡茂 舞台美術: 水野敬夫 照明: 坂野真也 
舞台手話通訳監修:河合依子 音声ガイド監修:大河内直之 字幕監修:廣川麻子

字幕・音声ガイド 制作 Palabra (株) プロデュース: 山上徹二郎

 

公演前日には、下記交流プログラムも実施します。

 

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