10月5日 〈東京都〉中野区立第七中学校
10月7日 〈群馬県〉桐生工業高校
10月8日 〈東京都〉板橋区立文化会館主催事業
中野区立第七中学校
↑体育館は劇場になった。
この学校は、「生徒たちに風の芝居を見せてやりたい!」という、校長先生の熱心な取り組みで公演が実現しました。
新型コロナ感染予防のために二回に分けての公演となったため、前日の仕込みに夜遅くまで校長先生が付き合ってくれました。
午前の回には、近くの江原小学校のわかば学級の子どもたちも一緒に観劇しました。
開演前には、校長先生から風の紹介があり、バリアフリー演劇についての説明を行いました。続いて開演です。
↑この日を楽しみにしていましたと挨拶する上村先生
↑バリアフリー演劇についての舞台説明
↑ハロルドのサインネームも覚えてもらいました
さっき覚えたばかりの登場人物のサインネームをしながら、熱心に見入る客席が印象的でした。
↑カーテンコールで花束を受け取りました。ありがとうございました。
午後の回は一年生の半分と二年生、そして、特別支援クラスの観劇でした。小雨が降る肌寒いくらいの気温でしたが、体育館の中は熱気につつまれていました。
↑開演をたのしみに待つ客席。
↑トリートのサインネームを手話する生徒たち。
↑拍手で午後の部、開演です。
↑終演後の舞台見学。
終演後は、校長先生の呼びかけもあって、午後に観劇した生徒さんのほとんどがバラシ・搬出を手伝ってくれました。最後まで盛り上がった一日でした。ありがとうございました。
↑搬出を最後まで手伝ってくれた生徒さんたちと記念撮影。
桐生工業高校
この学校は去年から延期されていた学校です。
↑雨の中、会場へ集まってくる生徒さんたち。
↑入場のさなか、待機する音響オペレーターの上田舞子
開演前に校長先生から「一年待ってようやくこの芝居を見ることができます。私も楽しみにしています。みなさんも楽しんで下さい。」とのあいさつの後、いよいよ開演です。
一席おきの客席でしたが、いっぱいになった会場で、食い入るように見入っている客席に圧倒されそうです。芝居を見ることを通して、自分自身と対話しているかのような眼差しでした。
終演後に生徒会長さんからの「最後に二人の兄弟は、触れられることをきっかけに心を開き、大きく変わっていきました。何がきっかけになるか今はわからないけれど、僕も成長していけるよう、そのきっかけを探し続けていこうと思いました。」というお礼のあいさつが印象的でした。
↑色紙を受けとる生徒会長さん
板橋区立文化会館主催一般公演
板橋区立文化会館による自主事業です。
レパートリーシアターKAZEでの公演は、コロナウイルス感染症予防対策のため、おととしから全て延期となっているため、東京都内での公演は二年振りです。
↑開演を待つ客席。
客席には、レパートリーシアターKAZEでの馴染みの顔やアトリエの会の方々も沢山来ていただき、思わぬ再会の場となりました。(ちなみに、レパートリーシアターKAZEは、来年4月公演から再開する予定です。)
また、高校生の時に地元長崎県内の高校で『Touch』を見て、板橋での『Touch』の公演を知って駆けつけてくださった方もいました。ありがとうございます。
様々な出会いと再会の喜びにあふれた客席は、リラックスしたあたたかい客席でした。
↑盛り上がったカーテンコール
↑終演後のロビー
↑にぎやかな舞台見学の様子。
↑舞台見学に残ったみなさんと。
終演後に行われた舞台見学には、沢山の人が舞台や小道具を触り、出演者やスタッフとのにぎやかな交流の場となりました。
まるで、レパートリーシアターKAZEでの終演後のロビーのようでした。
来週は山梨県から岡山県まで、まだまだツアーが続きます。
文:柳瀬太一(ハロルド役)